スクール・ダイバーシティ

スクール・ダイバーシティ

成蹊高校生徒会の1パートとして活動しています。あらゆる多様性に気づく繊細さ、すべての多様性を受け止める寛容さ、疎外や差別とは対極にあるこんな価値観を少しでも広く共有したいと思って活動しています。

 もうほとんどの学校が2学期スタートということになってるでしょう。私たちの学校も明日からです―ということで、今回はこれ。TV朝礼でしゃべったのは1学期中間テストが終わり、後半スタートというタイミングでしたが、気が遠くなるのをなんとかごまかして、という意味では、今回のタイミングの方が相応しい内容だと思います。「学校以外の居場所」の紹介です。

AB おはようございます♪スクール・ダイバーシティです♪

A 1学期もいよいよ後半というところですが、みなさんどうでしょうか? すっかり慣れた人も、「なかなかフィットしなくて、学校辛い!」という人もいるかもしれません。

B でも、わたしたちの居場所は、学校だけではないのでは? というわけで、今日は皆さんに、「学校以外の居場所」のひとつ、ということで、東京にはこんな場所もあるよという話をします。

A コンセプトはこんな感じです。「すべての人が、性のあり方によって取り残されることなく、平等に、すこやかに生きられる社会づくりに貢献し、さまざまな分断を超えるための希望と経験を」

B で、LGBTQ+に関する情報発信をしつつ、当事者やアライのための安心・安全を最優先させた居場所を提供してくれるという、そんな団体があります。

B その団体が発行している冊子には、そのユース関連事業や、イベントが紹介されています。これはスクール・ダイバーシティが何部か持っているので、気になる人は社会科久保田先生まで直接声をかけるか、チャットしてみてください。

A さて、ここまで話してきましたが、どうでしょう、「学校以外の居場所」、それがいい感じの場所だったとしても、結局、学校には行かないとだしなあって、思う人もいるかもしれません。 

B でも、「学校以外にいい感じの居場所」があるという可能性だけでもちょと気持ちが上がる人も少なくないと思うし、そもそも、学校のあり方も社会のあり方だって、永久不変ではありません。

A スクール・ダイバーシティは、学校も社会も「普通をこなせる人たち=マジョリティ仕様」になっていると考えています。そして、それを「多様性仕様=誰にとってもありな場所」に変えることができると思って活動しています。

B だから、スクール・ダイバーシティは学校の中にあるけど「学校以外の居場所」かもしれません。おもしろいかもと思ったみなさん、ぜひdunchへ。…


 行事盛りだくさんの2学期、自分以外は「みんな」うまく振る舞ってるように見えてしまうかもしれない。でも、「ぎりぎり、いっぱいいっぱい」な誰かは、案外います。教室にも、職員室にも、そして、学校以外にも。そんな誰かたちとこっそりつながるのは楽しいかもよ。