手術 | むすめせん スキルス胃癌

むすめせん スキルス胃癌

今年の3月父がスキルス胃癌と
診断されて日常は急変
父の生き様、家族の絆
娘目線ですがこのブログに
残したいと思います。
又同じ病気の方、親族の方
参考にして頂けたら光栄です。


2015年5月17日
手術当日

前日に再度の手術の説明をしてもらい
お母さんと神社にお参りに行った
願いはただ1つだけ
いつもは五円玉だけど
百円玉を入れて手を合わせた

そして手術当日
その日は朝からめいいっぱいお洒落をし
気合いを入れて昼前に病院にいく
お婆ちゃんの教えで
身だしなみを綺麗にしとけば
いいことがあると教えられていたので
手術が成功するように願掛けをした
手術は午後二時からの予定
手術前に家族、母側の祖父母、母の兄が集合しお父さんの手術の準備をする
書類に目を通し、医者の説明を聞き
お父さんは手術服に着替えをし
お父さんを励ます
みんな治ると信じていたから
明るい時間が流れていたと思う
午後二時前に手術が少し遅れて
午後二時半からになった
私は早く癌からさよならしたくて
少し腹を立てたのを覚えている
あっという間に二時半になり
ナースに釣れられ
エレベーターに乗り手術室に向かう
少し待ちお父さんの名前が呼ばれる
手術室にはお医者様しか入れないから
ここで私達とはお別れだ
私は手術室に入るお父さんに
「お父さん頑張って!!」
と声援を送った
お父さんは笑顔で
「頑張ってくるね!」
と言い手術室に入った
手術の終了予定時間は四時間
終わるのは午後六時半
みんなでご飯を食べたり
みんなで治ってからの事を話したりして
お父さんの手術を待った
午後四時半
私と弟は睡眠時間が短く
少し仮眠を取ることにした
お父さんのベットで二人で横になり
ベットの横でお母さん、祖父母が
色々な話をするのを聞きながら
お父さんの闘病生活を振り返る
思えば一ヶ月半辛かったなあ
でも今日でひと段落して良かった
と起きたら手術は成功し
お父さんはご飯を食べれるようになる
そう信じて安心して眠りに落ちた