原田曜平さんの『パリピ経済』を読み、思うところを連作にしました。
渋谷の大学に通っていることもあり、なんとも共感できる部分が多く、面白い一冊でした。
理想を楽に手に入れたかった
ここならばきっと私が輝ける
量産型のあそびサークル
端っこで写真ばっかり撮っていた
本物パリピに気づきもされず
イベントの看板で写真撮影を
終えたら特にすることはない
アメリカで育って恵比寿で暮らしてる
あの子は六本木には行かない
初めてのラブホは女子会
初めてを捧げたかった君を忘れて
ピンク色電気を点けても暗い部屋
床に落ちてくハートの風船
カラフルな風船よりも欲しいのは
夜を彩る相手を一人
セルカ棒握って上にかかげてる
私か今だけみんなのリーダー
マイペース好む仲間と生きていく
ためにお酒のペースをあげた
人生をやり直すため渋谷にて
ゾンビになった10月の終わり
顔面を完全に隠すお揃いの
お面をつけて生きていけたら
どこよりもウチらが1番になりたい
大人の入って来ない範囲で
人混みを理由に来ない渋谷へと
人で溢れる時だけ向かう
憧れのあの子は似合うコスプレを
家で楽しみ街へは行かず
可愛いと本気で誰かに言われたい
だけとは言えずパリピを装う
インスタにぜったい載せられないような
私をもっと知りたがってよ
大声で騒ぐしかない人並みに
飲まれぬためか 埋もれるためか
#短歌 #連作 #tanka