夏の思い出 1 | 向き不向きより・・・前向き!

向き不向きより・・・前向き!

人生に無駄なし。

何かを始めるのに遅すぎることはない。

さーて8月夏も真っ盛り・・とはいかず、なんだが夏を飛び越えて秋が来てしまったようなちょっと肌寒い朝です。


それでもめげずに夏休みの思い出シリーズその一です。


大学一年の夏、高校の同級生と二人で伊豆のペンションで約一か月間、泊まり込みのアルバイトをしました。


全部で10部屋ほどの小さなペンションですが、この時期は常に満室で朝から晩までひたすら働いたことを思い出します。


朝食、夕食の準備はもちろん、チェックイン、チェックアウトからお部屋のお掃除、ベッドメイク、お風呂やトイレの掃除まで何でもやりました。


まだ小さかったオーナーのお子さんたちと、それこそ川の字になってまさに寝食をともにした合宿のような一か月。


なかにはやはり同年代のお客さんやカップルもいましたが、羨ましいなどの気持ちがおこらないくらい忙しくても楽しく刺激的な毎日でした。


恥ずかしながらそれまで料理や水回りの掃除などしたこもない僕が、揚げ物やお風呂の磨き方を教わったのは確かこの時が初めてだったような気がします。


そんな一か月も終わった頃にはなんだか少し逞しくなったような気になって、たくさん頂いたお給料とともにクルマで自宅に帰る途中・・


熱海を過ぎたところで、信号無視の乗用車に側面から衝突をされてしまいました・・


右側から突っ込まれ、車のドアは開かずゆがんでしまった車体とドアの隙間から地面が見えている状態。窓ガラスに頭をぶつけ脳震盪状態でした。


幸いすぐ近くの病院でCT検査など受けましたが、大きな異常はなくそのまま帰ろうとしましたが、見るも無残な車は走ることは走るのですがとても高速に乗れる状態ではありません。


一旦ペンションに戻り、車を点検し夜まで時間をつぶした後、深夜に一般道で都内に戻る作戦としました。


車体の隙間から地面が見えている状態のままひたすら一般道を走ります。


毎年お正月には箱根マラソンを見ることが我が家の恒例行事ですが、


あの海沿いの道を深夜~早朝ひたすら走ったこと(車で)が、大学陸上部の選手たちに感情移入させているのかもしれません。


あの時以来、ほとんどアルバイトなどすることは無かった僕にとっては貴重な体験でした。


ペンションのお子さんたち、今はもう30代のはず、お父さんと一緒にお仕事頑張っているのかな。