地理の授業

知り合いの日本人のお子さんに週末の仕事のない日に
１時間だけ地理の授業をしています。
ドミニカに短期で住んでいると地理とか歴史とか教わる機会が限られるとかで
学校の地理の地図とかアマゾンで買えるのでこれで教えていたり。

うちの父親は社会科の教師で昔「地理と歴史、芸術、はセットで教えるのが大事、
全部つながっているから」と教わったことがありましたが
父親の授業、引退する前に一度でも見てみたかったなぁ。

相手のご両親が言うには
社会科は帰国してもテスト勉強ぐらいなら追い込みが
きく科目なのだそう。どちらかというと長い目で人生を見た時に
教養として、というのと嫌いにならないようにみたいな目的で
勉強させておきたいという、かなり聡明な良い考えのご両親です。
教職でもないので期待に添えるかは微妙なのですが、、、

世界のいろいろな国を訪問した話などの経験や今の世界をどう見ているか
などの話しをしてあげて欲しいというの
ので授業というかできる範囲で話してあげております。

これは東南アジアのお話し。
子供は素朴なので日本で生きていてアジアの他の国の勉強が何故必要なのか
という疑問があるものなのですがこういう時に実は
海外投資などの話も交えて話すと非常に子供にも説得力があったりします。

世界全般で見た時に２０３０年までに最も国として繁栄していく
可能性が高いと言われている
地域が２つありそれがアジアとアフリカだという話し。
「繁栄する」っていうのはその国でビルやホテルがたくさん建ち始めたり
高い車が走り始めたり、ちょっと良いレストランができたり
いろいろな人が豊かになっていく国。

でもそうすると子供って面白くて「何でそれを知るのが重要なの？」となるのですが
そういう時に例えばアフリカで今、2足３文で売られている
株１００円が２０３０年までに１０００円になる（かもしれない）
からなどと話して
そういう知識も世界の経済の流れや情報を常に勉強している人には分かるけど
勉強してないとそういうことを知る機会がないよね？？
そういうの友達は知らないけどたくさん知っておきたくない？とか話すと
などと話すと子供は純粋なのでとても目を輝かせたりします。

これは人口統計。小学生か中学生の頃、テストに出るので
人口ピラミッドの暗記とかした記憶がありますが
よく考えるとこんなの丸暗記しても何が面白いのかよく分かりません。

学校では何故こういうものを覚える必要があるのか、というのを
教わる機会がないというか、、、地理に限らないのですが
そもそも教える側にも「何故」という
点では話すことができない先生が多いから子供が勉強嫌いになるのは
仕方ない気がします。。。。
そういうのを元教師だった両親に話すと「学校に全部頼るな」みたいな
事をすぐ言われるのですが（笑）

こういうのも政治的な考えやグローバル投資やビジネス、
の発想でその国の人口が増えるって
そもそもどういうことかな？とか逆に減ると何が起こるのかな？？
今、持っているお小遣いの１００円をどこかの国に預けようと思った時に
人口が増える国に預けたい？？それとも減る国に預けたい？？
みたいな話で子供と向かい合うととても一生懸命聞いてくれるので
面白い。

面白いのが「何でみんないろいろな国でたくさん子供産まないの？？」
という素朴な疑問が出てきます。
それに対して「昔は子供をたくさん産んでいたんだよ」→「じゃあ、何で
今は産まなくなってきたの？？」みたいな疑問に一生懸命
答える。
様々な国で数々の客と一つの机を挟んでビジネスとして対峙してきましたが
そんな経験を持ってしても子供と向かい合うのが一番大変です（笑）
もっと簡単に考えていたのですが、かなり賢い子なのでこっちもちゃんと
勉強しないとまずいなぁ、とか。

最近の学校で使う地理の世界地図はいろいろな分野が
書かれていてけっこう面白い、
地域紛争とかエネルギー問題、
この辺りは世相を反映しているなぁ。

国旗と国の首都とか。
子供と一緒にクイズ形式で勉強してますが
当時学校で勉強した時はなかった国とかがたくさん出てきてる。。。
xxxニスタン系の国多いな。

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