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コルドバ最大の観光名所である「メスキータ」を訪れました。
スペイン語で「モスク」を意味するメスキータは
収容人数25000人を誇る巨大なモスク。
この土地に芽吹いたイスラム文化の象徴のひとつで
ここも今回のスペインの旅でどうしても見ておきたかった場所。










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メスキータ内部の様子。「円柱の森」と呼ばれる白の石灰岩と赤いレンガを
交互に使用してで装飾された独特の円柱が特徴的。
すべて850本もあるこの円柱。
メスキータは総面積は24000平方mと想像しているよりもずっと広くて
その迫力に感動した。
今回のスペインの旅では本当に感動を覚えるような場所がかなり多かった。












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メスキータ内部の中央にはキリスト教徒達が作った礼拝堂もあります。
うちの奥さんはキリスト教徒なので椅子に座り祈りを捧げていました。

メスキータはイスラム教徒達が支配していた時代にその象徴として作られたモスクですが
コルドバはキリスト教徒によるレコンキスタにより
1236年に陥落された土地。その後は
キリスト教徒によってカテドラルとして改築されていったわけですが、
このイエスの礼拝堂部分は16世紀に作られたそうです。
モスク内部にキリストの礼拝堂があるという事実を見ていると
このコルドバの土地でかつてのイスラムとキリストの異教徒の文化が
確実に交わったのだという事を確認できてとても興味深いです。

またメスキータという建造物はこのコルドバという都市が
世界でもっとも繁栄していた時代に作られたその象徴みたいな場所だ。
去年の今頃、自分はニューヨークに滞在していた。人類が西暦2000年を迎えた頃、
そして今現在でも世界で最も栄えている都市のひとつだ。
そして1年経った今、今度はコルドバに来てみて単純に時の流れを感じたかった。
人類の最初のミレニアム、西暦1000年を迎えた頃、世界で最も大きく、
最も栄えていた都市はここコルドバや隣の町のセビーリャだったからだ。
両都市は貿易、文化面でもビザンチン帝国の首都・コンスタンティノープル(今のトルコ)
と繁栄を競っていて常に秀でており当時の多くの優秀な人材を引き付けていたのだ。
当時の世界の中心地であり1番人も物も集まりもっとも栄えた
都市を単純に目にして次のミレニアム、紀元3000年を迎える頃の未来を単純に想像して
みたかった。

来年はもしかしたら次のミレニアム、紀元3000年の中心地として栄える可能性の
高いアジアのどこかに行るかもしれないなどと考えてみたりもしたけど
一方で1000年後にどの国のどの文化が最も栄えているかなどを想像するだけ
意味がないかなどと思ったりも。
西暦1000年を迎えた当時、コルドバの民の誰が「将来の北米のエリアに
2000年を迎えた時に”アメリカ”という巨大な国が誕生している」
などと想像しただろうか。(そもそもアメリカ大陸の存在はまだ誰も知らずに海を船で端まで
行くとその先は巨大な滝で下に落ちてしまうだけなどと言われていた時代だ)
もしくは次の西暦3000年を迎える頃は最も栄えるのはもはや地球上の国ではなく
人類が地球を脱出して作る宇宙のスペースのどこかかもしれない。
(今回、バレンシアにある芸術科都市で宇宙空間をイメージした未来展示室も寄ったけど
そこも相当面白い場所だった)

人類の歴史から見たら本当に自分の人生なんてあっという間だなぁと
しみじみ思う。
結局いろいろあっても後、うん十年もしたら今いる人は
もう誰もこの世にいないのだから。
とりあえずは思いっきり残りの人生も生きてみて
そしてあっという間に再び土に返ろう、最後の言葉は「グラシアス・ア・ディオス」
とか言いながら。









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キリスト教徒が作ったマリア像











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今度はマリア像と対比するように建てられている
イスラム教徒がつくったメッカの方向を示すミヒラブ。
これはイスラム教の礼拝堂、マスジド・ハラームの中心にある
カアバ(立方体の聖殿)の方向に向かって造られた壁のくぼみを言う。
世界の全てのモスクは、必ずミヒラブを持ち、
モスクに集まったムスリムはミヒラブを目印
としてカアバに向かって礼拝を行います。











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大聖堂の礼拝や司教が使う宝物が展示されている、
部屋の中央には黄金でできた聖体のミナレットが置かれています。
今もキリスト教の祭日に聖体が街を巡る時に神輿のようにかつがれて
使われているそうです。














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