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先週、今週とトリニダをはじめいくつかの国に所用で出ておりました。
飛行機がマイアミに到着すると皆、電話を家族にかけはじめる。
マイアミに空港でノートPCを開いているとコロンビアから来たという
初老の女性に話しかけられた。
聞くとロサンゼルスに行く途中らしくマイアミに到着したことを
家族に電話したいがかけ方が分からないで困っているのだとか。

自分も昔は慣れませんでしたが
ドミニカをはじめラテンの国ではトランジットで立ち寄るだけでも
その国に到着したらとりあえず家族に電話を入れて安心させる、
目的地に到着したらまずは家族に電話をするのが
当たり前という習慣がある。

とりあえず自分の携帯を貸してあげるけどなかなか彼女の控えている
番号ではコロンビアで待つ娘さんの番号にかからない。
国外からかける場合は微妙に電話のかけ方が違うので
(例えば国外から日本にかける場合では国番号の81の後は最初の0は省くなど)
10分ほど悪戦苦闘してようやくかかった。






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トリニダに到着。ラテン諸国で最もイミグレーションに時間がかかる
国でイミグレーションを超えたBaggage Claim(荷物のPick-Up場所)
でもこの長蛇の列。2回イミグレーションがあるような感じがします。
パスポートを見せて何をしに来たのか詳しく聞かれます。
米国が短く感じるぐらい。
カリブ海でも英語圏の国は本当にイミグレーションに時間がかかります。

考えてみるとコロンブスが新大陸を目指してドミニカに到着した時代のみならず
ピューリタン達が米国のエリス島周辺に到着した際も
パスポートも所持しておらずただ船で来て到着しただけです。
彼らは港のイミグレーションも通過していません。
調べてみるとパスポートはローマ初期の頃は身分証明書ような使われ方で海港の移動や島々の
行き来も1800年代までは制限が少なかったようで今のような
移民局ができて国の往来をするために異常な時間を要するようになったのは
ここ100年以内からの話しだけみたいです。

パスポートの前進はローマやかつての中国で使われていた
ものを1900年代に
入りイギリス人が国民と当時の大英帝国の住人の行き来を管理する方法として
考案して現在のパスポートの近い形にしたものだそう。
当時のイギリスは多くの外国人が自国の国境を越えて入ってくる
ことや植民地に入るのを
嫌がっただけでなく出て行くのも嫌ったそうです。
カリブ海でも数々のイギリスの植民地や元植民地が
ありますがイギリス領や元イギリス領の島だけがやけに
厳しいのもこういう歴史を見るとうなずけます。

国境という概念も考えてみるとかなりあいまいで長い歴史を振り返ると
国境というのが維持されてきた国の方が圧倒的に少なく、我々人類の歴史は常に
新しい国境が作られては変革され、また民族紛争で壊されては
新しいものが作られる。その繰り返しです。

ベルリンの壁以降の中央ヨーロッパの数々の紛争やアフリカの民族紛争でも
ひとつの国がなくなり小国がたくさんできましたが
21世紀という時代は更に多くの民族の対立、またはキリスト、イスラムなどの
宗教的な対立と紛争から国が分かれて小国が増える時代と言われていますが
米国のロサンゼルスやサンディエゴ、アリゾナ、フロリダなども
今ではメキシコからきた住人をはじめとする
ヒスパニック住人が大部分を占めますが米国が今後力を弱めれば
この地域でも20-25年後ぐらいに民族、国境紛争が
おきるかもしれません。






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トリニダに到着しました。中心の町自体はとても小さいです。
西インド諸島を代表する資源国で天然ガス、石油でGDPの40%、輸出の80%を
しめます。その他にアスファルト、鉄鋼、液化天然ガス、カカオなどの産業もある。






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山道を抜けていく途中でジャマイカの旗があったので見てみましたが
ジャマイカ人が名物の「ジャークチキン」を売っていました。
ジャークチキンの味付けは最高です。





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怪しげな店も。中国から持ってきたそうですが梅干らしきものも
たくさんありました。






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今回は車で通れない道がかなりありましたので自転車を途中で
借りました。










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