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前に友人とサントドミンゴの「Parate」というカフェで話していた時に
「ドミニカに戻ってきて成功する勝算はあったのですか?」と
聞かれたことがある。
その時にこんなことを思い出した。



会社を退職して再びドミニカ共和国に戻ってきたのは2年前。
当時は助けてくれる人や誰か充てにする人がいたわけではない。
戻ってきた時、既に一緒に住んでいた今の妻がいたので食わせていかなければ
いけないからお金を稼ぐために何かをしなければならなかった。

自分は当時スモールビジネスをひとつもっていたがそれだけで食っていくのは当時は
難しかった。それ以上に戻ってきたばかりで車もないのでそもそも営業活動ができない。
住む所の確保すら怪しかった。
だから最初はドミニカの知り合いの会社に入れてもらいとりあえずは生活を
していこうと考えた。
ただこれが相当当てがはずれた。知り合いの企業はたくさんいたが入れてくれる会社は
いなかった。日本人ということで給料水準、またもともと扱い方をどうすれば良いか
分からなかったのだろう。助けたくても助けられない。彼らの気持ちもよく分かる。

会社を何社も断られた(というより返事がないことが分かった)時に同時に
食べていくためにそのとき持っていたスモールビジネスで働いてくれる従業員を
同時にALDABA.comで募集して面接をした。
車を持ってないので換わりにその商品を売ってくれる人が必要だったからだ。

その日のことはよく覚えている。午前中に知り合いの会社に入れてもらうための
面接に行き、午後は逆に自分のビジネスで雇うための従業員を面接した。
午前と午後でテーブルを挟んで自分は「雇われる側と雇う側」の両方のイスに座っていた。
なんだか自分が矛盾したことをしていると思ったらやけにおかしくなって
笑ってしまった。
「何だ、別にどちらに座ってもいいんじゃないか、あなたはどちらに座りたいんだ」
と問いかけてくる言葉にうまい返答が見つからない。
「従業員の気持ちを持つ自分」と「商売人としての気持ちを持つ自分」が
ボーダー上で戦っている、そんな気分だった。
その時に自分は2つのことを再度言い聞かせるように確認した。
それは

①誰かに頼ろうとして逃げないこと
②誰かに頼ろうという気持ちすら1mmも持たないようにすること。
誰も助けてくれるわけではない。

自分で選択したのだから自分のの力で道を切り開くしかないんだという
気持ちだけを強く持ち再度歩き始める。(ただビジネスについては当然
他の方との協力が必要で一人ではできないのでそれは別問題ですが。その
感謝の気持ちは常にもちつづける)

幸い、その数ヵ月後、人脈にも恵まれ、また数々のチャンスを生かしていくことが
できたので少しづつボーダー上から移動していくことができて今では
完全に「商売人としての自分」に
意向ができたがあの時の体験は今でも忘れることはない。
この時期にしていたことは「変化」や「成長」という言葉より更に上の人間としての
大きな「内面的な改革」に近い。今までと見ている風景、時事やニュースは
同じかもしれないけどそこから
受け取るメッセージは依然とは大分違ってきたり、
友人と話す言葉は同じでもその裏に意味することも変わってくる、
内面の自分をそっくり違うものに作り変えていくような作業だ。


人はテーブルを挟んだどちらの席にも座ることができる。
以前にインターネットの「Yu-Tube」で
勝間さんとヒロユキ氏(2ch創業者)が対談していて
勝間さんが「日本は若者が事業を起こすことに規制している」と言っていたが
本当はそんなことはないと思う。テーブルを挟んだどちらに座るのも本当は自由で
ただ座りたい方を選べば良いだけの話だけど行動を興すにはちょっとした
感情のコントロールが必要になる。


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(ロバート・キヨサキ著・「金持ち父さんの起業する前に読む本」)

たとえばEクワドラント(E=Employee / 従業員)から
Bクワドラント(B=Business Owner / 雇い主)に移動し始めたとすると、
その人の一部はまだEへの依存から抜け出られず、Eとしての人生が
終わってしまうのがこわくて、なんとか元に戻ろうと抵抗をはじめる。
それはおぼれそうな人が空気を求めてもがくのに似ている。あるいは
お腹がすいて死にそうな人が、なんでもかまわずに口に放り込むのに似ている。

「左側のクワドラントから右側のクワドラントへの移動がとても大変なのは、
君の中で繰り広げられるこの戦いのためだ。
やっかいなのは、抜け出したはずの元の自分と、これからなろうとしている
新しい自分との間の戦いだ。保障された生活をまだ求めているきみの一部が、
自由を求めるきみと戦っている。どちらが勝つか、それは君しだいだ。きみは
今考えているビジネスを実現させることもできるし、就職先を見つけて一生働き続ける
道を選ぶこともできる」


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(ロバート・キヨサキ著・「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」

ひとつのEという従業員のクワドラントから
別のSやBというビジネスオーナーなどのクワドラントへと移る旅は
自分の中の内面的な旅だ。
人間のなかに、その人の本質を決める信念や考え方が一セットと、技術的な知識が一セット
あるとするなら、その両方をそっくり新しいものと取り替えるようなものだ。
この移動のプロセスは自転車に乗れるようになるプロセスによく似ている。
はじめは何度も倒れる。思うようにいかずにイライラしたり、恥ずかしい思いもする。
とくに友達が見ていたりしたらなおさらだ。だが、しばらくすると倒れなくなり、
何も考えなくても乗れるようになる。そのあとまた倒れても、それは気にする
ことはない。起き上がってまた自転車にまたがれば、ちゃんと乗れることが
もう分かっているからだ。仕事に依存した経済的安定を軸にした思考形態から、
経済的自由を軸にした思考形態に移行する場合もこれと同じだ。
私と妻は、その二つの境界線をいったん越えてしまったあとは、失敗することが
前ほど怖くなくなった。なぜなら、また立ち上がる力が自分にある自信を持てるように
なったからだ。

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