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今日はドミニカ祭日だったこともあり昼下がりに
世界市場最大の詐欺事件とされた
元・米国の証券取引市場ナスダックの会長であったバーナード・マドフの
詐欺行為の資料を読んでいた。
(写真はバーナード・マドフのもの)

彼が設立したのはバーナード・L・マドフ・インヴェストメント・セキュリティーズLLC
(Bernard L. Madoff Investment Securities, LLC)
という投資会社で年間で10%ものROEをあげていたとかで当時は元・ナスダック会長
という肩書きも手伝って世界中から資金が集まっていたようですが
最終的にはヘッジファンドを通したねずみ講詐欺ということで禁固150年の刑を
受けて現在は刑務所の中で服役中。


>>>>>>>(以下、International Business Times引用)
マドフ元会長は同氏とともに投資会社で資金運用に携わっていた家族らに対し、
「(資金運用は)すべて大きな嘘で、基本的にこれは
大規模なねずみ講にすぎない」と話したという。

ニューヨーク在住の多くの富豪らがマドフ元会長は信頼できる投資家であると見なしてきた。一方でマドフ元会長の投資によるリターンが現実的なものかどうか、運用するヘッジファンドの機密性や大物監査役が不在であることなどに対する疑問をもつ投資家も多く存在していた。

>>>>>>>>


彼がやった「詐欺行為」というのはすごく簡単に書くと下記のようなシステムで
成りたっていたらしい。

1)まず投資家から数千万、もしくは数億単位でお金を集める。
2)集めたお金は「配当」もしくは「投資利益」として他の投資家に分配。
極端な話、集めた資金を何かに運用して利益を上げたお金で分配ということではなく
他の人から持ってきたお金をまた他の投資家に「配当、利益」として
流していただけということらしい。
(=ポンジースキーム)
投資のポンジースキームについて知らない人は下記を参照。

http://kabu.muimi.com/k/column/2007/ponzi.html


このシステムを見てピンと来たのですが「この人本当にアメリカ人なのかな?」
と思い調べて見ましたがネットでWikiで調べてみると
やはり彼はユダヤ系のアメリカ人でした。
そして彼がやっていた詐欺で予想されていた検察は20年の求刑ということでしたが
実際は150年という世の中から実際に抹殺に近い禁固刑を受けて服役に処されている。

彼がやっていたポンジースキームのシステムと現在「銀行」という場所が行っている
信用創造を使った取引は実はそんなに違いがないと思う。
そしてそんなに違いがないからこそ20年の求刑が150年にされてしまい
実質上の世界からの抹殺となってしまいました。

起源をさかのぼると
「銀行」制度を始めたのはユダヤ人ですが中世ヨーロッパ時代には
国王が定期的に鋳造貨幣を回収して税金として金属を少し削りとったりしていたわけです。
そしてこの削り取りなどを担当した金細工師と呼ばれる人たちがいて「錬金術」という
言葉もここから来ているわけですが
金細工師の家には集められた貨幣を保管する金庫があった。当時のお金持ち達は
金貨を自分で所有していると強盗にあうので金細工師の金庫に預けて代わりに「預り証」を
もらっていたわけです。銀行制度の誕生です。

この「預り証」が現代版の紙幣の誕生でもあり、人々はこの預り証でパンを買ったりし始めるのですが
そうなると金庫の中の金貨が眠ったままでいることに気づいた金細工師はそこに目を
つけて金貨を貸付けて利子を得ることをし始める。
Aという人が金庫に預けた金貨はそのまま何か商売をしたいBという人に利子つきで
貸し付けられる。Aが金貨が必要に
なったら今度はCという人から預かっていた別の金貨を利子をつけてAに返すわけです。
利子は元々は世の中に存在しないバーチャルな存在なので本当は詐欺に近いわけです。

問題はこの金庫の中に金貨がなくなった場合です。Aからしてみれば預けていたのに
Bに貸し付けられていたので自分の所に返って来なくなったら上記のバーナード・マドフと
同じ詐欺ですよね。
銀行がやっている事も預かったお金を「配当」ではなく「利子」という形で
他の人に転売しているだけですから本当はマドフとやっていることは同じなのです。

でも銀行と言う人たちは(金貨、お金が万が一金庫になくなったり)そうならないように
仮にそうなりそうであったら他の銀行からまた金貨を借りてくることができるのですよ。
世界各国にある「中央銀行(日銀)」と言われる人たちは表向きは金融政策に勤しんで
いるけど実質的な存在理由というのはこのシステムを間違いなく市中銀行達に実行させて
おくこと。詐欺行為ではないというのを国民にわからせる役割を担っているのです。
ちなみに三菱UFJだとかドミニカのBHD銀行なんだとかの上に
各国の中央銀行がいるわけですがその世界各国の中央銀行の上にスイスにある
国際決済銀行(BIS)があります。
少し前にオフショア(無関税地域)のことが話題になっておりスイスやカリブの
グランドカイマンなどオフショア地域の銀行に透明性をもっと持たせるとか
話題になりましたがまずスイスの銀行の秘密保持政策がかわることは有り得ないかと。


バーナード・マドフがやったことはユダヤ系の人間にはかなりポピュラーな
方法だったのでしょう。ただ彼が設立したファンドが世界中で同じ仕組を持つ
ファンドがシステムを作りお金の融通をしあったら「銀行制度」を作った人たちの
存在を脅かしてしまうので「とりあえずあいつは目立ちすぎたからそろそろ抹殺しておこう」
となったのでしょうね。
途中までは抹殺した側の人達も相当マドフから儲けを得ていたらしいですが。

ねずむ講が悪いとか言ってしまうとそもそも銀行制度が全部ねずみ講で
成り立っているのだからおかしいのですよね。
でも世の中を動かしている人たちからしたら「ねずみ講」=うさんくさくて
危険で、というイメージにしておいて一般庶民をねずみ講システムから遠ざけて
そのシステム全体をわからせないようにしておく必要があるというのは
よく分かります。
あまり皆が賢くなられると困る人達がいるということでしょうね。






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