ウィーン美術史美術館で観た絵画の記録![]()
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「牧場の聖母」の名で知られる「聖母子と幼児の洗礼者聖ヨハネ」は、
盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ・サンツィオが1506年に制作した絵画。
フィレンツエの商人のために描かれ、その子孫がオーストリア大公フェルディナント・カールに売却した後、
ベルヴェデーレ宮殿の帝国コレクションに加わった。
石の台座に腰かけた聖母マリアと幼子イエス・キリストと幼児洗礼者ヨハネの3人の組み合わせは、
聖母の頭部を頂点とする安定したピラミッド型構図(二等三角形)と言われるもの。
この絵画は23歳のラファエロによって制作され、平和で優しく牧歌的な瞬間が描かれている。
ラファエロは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともに、盛期ルネサンスの三大巨匠と言われている。
幼少の頃から芸術の才能を見せ、1500年頃にペルジーノに弟子入りしたと思われる。
1508年にローマに移ったラファエロは、ヴァチカン宮殿のローマ教皇の専用図書室のフレスコ壁画制作の依頼を受けた。
ヴァチカン宮殿の通称ラファエロの間は4つの部屋の総称で、ラファエロと弟子による著名なフレスコ画が展示されている。
ラファエロの間のフレスコ画は、古典・古代様式を発展させた盛期ルネサンスの絵画の中で屈指の作品群とされている。
37歳で死去したラファエロの遺体はローマのパンテオンに埋葬された。
