2021年の本屋大賞に輝いたこちらの作品
2年前に読みました↓
社会的な問題が色々はらんだ重い物語ですが
とても感動したので映画化になるのを待ち望んでいました。
(待ち望んだ割には公開からかなり経ちましたが)
原作の世界観を壊すことなく
主役の杉咲花ちゃんをはじめ
志尊淳くん、真飛聖さん、余貴美子さんなどなど・・・本当に見事な演技で圧倒されました。
そのおかげで序盤から最後までずっと涙を流していたと思う(←泣きすぎやろ)
杉咲花さんの色んなニュアンスの泣きの演技は言わずもがなですが
志尊淳くんって学園ものが中心のかわいいイメージだったけど
こんな素晴らしい演技をする役者さんだったんですね。
特に母親からのある言葉に対しての返しのセリフなんか哀しさが溢れてきました。
ここでじゃないですが印象に残ったセリフ
「家族というのは呪いになる時もある。呪いになってしまったら逃げてもいいんだよ」
そして意外だったのはエンドロールで西野七瀬さんの名前が出てきて
あれ?出演していたっけ?とよくよく思い返したら
あのネグレクトの母親役がそうだったのか!と。
いつもの大人しめの役柄とは違って別人かと思いました。
そして大分の海の景色が良かったな。
最後の皆が集った時の天使の梯子
あれは撮影の時に偶然出現したのかしら?
あの景色と大分のあたたかな人達によって
どんなに重い映画だったとしても救われたかな。
しかしながら今は「アンさ~ん・・・」と心の中で叫んで余韻に浸ってます。