4/9(火)321牡羊座19度24分(2H)で,皆既日蝕を伴う牡羊座新月になります。

Ⓥボイドタイム…9日(火)11:38~20:23

牡羊座新月は,物事のスタートを表し,新しい事を始める絶好機ですが,今回は日蝕を伴う新月です。
新月は…月の満ち欠けの1日目で,「始まり」「浄化」「夢」「可能性」を意味していますが,

太陽が月に隠れてしまう日蝕の場合…強いエネルギーを持ちますが,「リセット再生」の意味が強いので,何かを始めても上手くいきづらく,何かしいことを始めるのにはしてないと言われています。
但し,精神的活動には向いていると言われていますので,文章を書いたり,芸術に触れたり,までやってきたことに関する願い事や,もう一度挑戦したいことに関する願い事を書き出して,お願いするのがお奨めです。

また,自分の気持ちとしっかりき合い,『「こうしたいけど,勇気がない」「私にはできない」と思い込んでいることがないか?』を振り返り,思い当たることがあれば,先入観てましょう♪

 

しい願い事,計画や目標に関しては,「蝕」の影響が少なくなる4/15(月)3時21分から行動しましょう♪

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➀●3時21分頃…皆既日蝕となり,太陽,月,地球,ドラゴンヘッド重なります。

日蝕には4種類あり,月が…

太陽をすべて隠す皆既日蝕,

太陽を隠しきれず太陽が輪のように見える金環日蝕,

皆既日蝕と金環日蝕が同時に見られる金環皆既日蝕

太陽の一部を隠す部分日蝕,の4つです。

今回はメキシコからアメリカ合衆国の中東部,カナダ東部等で皆既日蝕が見られます。(継続時間は最長で約4分30秒)

ハワイや北アメリカの広範囲,中央アメリカ等では部分日蝕が見られます。

日本では夜明け前なので,見られません。

皆既日蝕は,そんなに頻繁にあるものではありません。

【今後の予定】
2026年8月13日…北極付近,ヨーロッパ西部等
2027年8月2日…アフリカ北部,インド洋等
2028年7月22日…インド洋,オーストラリア,ニュージーランド等
2030年11月25日…アフリカ南部,南インド洋,オーストラリア等
2035年9月2日…日本(能登半島,長野,前橋,宇都宮,水戸が皆既帯),中国等
 

今回の「蝕の季節」,満月→新月という流れでもあります。

⑴日蝕は新月と月蝕は満月とほぼ同時に起こります。

西洋占星術的には,新月は一つの「始まり」を生み出し,そして,満月一つのサイクルの達成を意味します。

なので,約半年毎に訪れる「蝕の季節の一ヶ月間は,これまでの年間のサイクルの「終わり」と,後半年間のサイクルの「始まり」が入り混じった節目の期間ということもできます。

 

⑵月が太陽を喰らう「日蝕」,そして,地球の影が満月を覆う「月蝕」は,見慣れた景色を瞬時に様変わりさせるミステリアスな現象ですが,運命を反転させるほどの「急激変化」を引き起こし,物事の位置関係を変えてしまう力があると云われています。

なので,この期間は,「蝕」とともに生じる急展開,急変,路線変更によって,表の運命(=今私達が歩んでいる現実の運命)と裏の運命(=現実とは違うもう一つの「可能性としての運命」)が入れ替わり,
私達の運命に秘められたもう一つの可能性が強制的に引き出されることもあり得る(=運命に突然のレールチェンジが起こり得る)緊張感に満ちた期間です。

 

【1】➊①【日蝕】とは…

太陽=月=地球が、ほぼ同一線上に並ぶことで,月が太陽を隠してしまう現象のことです。
占星術的意味は…

⑴「太陽=主・月=従」なので,「民衆の力が為政者を倒す」と言う図式になり,日蝕は古来より,凶兆とされ,為政者に畏れられてきました!」

⑵また,占星術の基本に従えば,「蝕=運命的な変化」という事になります。

㈠「何か悪いことが起きないか」注意したいタイミングです。
㈡凶事でなくとも,日蝕の影響で,昔馴染みの心安まる場所に戻ろうとすると,何かに阻害され,「帰りたくても帰れない」といったことが起きるかもしれません。

②新月の位置は太陽と月の昇交点である【ドラゴンヘッド】と近く,日蝕を発生させるのですが,占星術的に意味があり,その影響は通常の新月よりも強くなる傾向で,運氣の転換点となるような『規模の大きな変化や重要な物事の始まり等を強制し,人生の次のステージへ誘う』という特別な影響力を持っていますので,[数ヶ月スパンにも及ぶ始まりのイベントを発生させる傾向]があります。

場合によっては,隠していた秘密や曖昧になっていたことを明確化する事もあります。
㈠影から太陽が姿を現す様子には,私達の人生の感情的な出来事が反映されますが,一方,行動の必要性を強調し,心を駆り立ててくれますので,実現しうる新しい人生のフェーズに向けて前進するよう私達を後押ししてくれます。
もちろん,すべての問題が消えてなくなることはありませんが,それらの問題について,何かを行動をする上で大きな助けになるでしょう。 
㈡このところ,運氣の節目となる状況が続いていますので,この【日蝕】によって,比較的規模の大きな変化が発生し,新鮮な気分を感じることができるかもしれません。

 

【2】【日蝕・月蝕についての伝承】
日蝕・月蝕は、大きな社会的変化や天変地異の発生をもたらすと言います。

古代では,支配者や王様の死を意味するなど,【不吉な予兆】として畏れられてきました。
社会や政治に与える影響が大きいのは、万物の恵みである神の様で、国家の代表を表す太陽が月に黒々と隠されるからです。
占星術的意味は…「太陽=主・月=従」なので、「民衆の力が為政者を倒す」と言う図式になり,古来より,日蝕は為政者に畏れられていたのです!

①シュメール

紀元前5000年前占星術発祥の文明:シュメールでは,国の政治を左右するほどの日蝕の予想ができるほど天文学が発達していました。

②ローマでの伝承
AD1世紀のローマの博物学者:プリニウス(AD22,23 ?-79年)が著した「博物誌」によれば,当時のローマでの知識では十分に日蝕現象は解明されていて,「地球と太陽の間に月が通過すること」や「半年ごとの周期」,「月蝕・日蝕の現象から太陽が地球よりはるかに大きいこと」,「スルピキウス・ガルス等が日蝕,月蝕の予言(予報)を行ったこと」も記載されています。 
しかし,より古代では「犯罪や死が起こることを恐れた」ことや月蝕は「月が毒をもられ死にかけている」とも,また「シンバルを激しく叩いて,救いの手をさしのべる」と考えられていたことや「アテナイの将軍:ニキアスは食に恐怖し,艦隊を出港させなかったこと」等を記しています。

また「不吉で長引く日蝕」について触れ,「カエサル殺害の後やアントニウス戦争の間に起きた」と書いています。

③日蝕・月蝕にまつわる神話風習は…

世界各地に色々とあります。 
古来,多くの文化が,日蝕や月蝕は,太陽や月の光が邪悪な力を持つ存在によって吸い取られる結果,起きる現象だと考え,「不吉なもの」と考えていました。
日蝕は,地球から見ると,月が太陽を覆い隠すように通過する現象です。

地上世界から光が突然消滅し,その後,光の回復と共に太陽が復活する現象を古の人々は「天の異変」「天からのお告げ」と畏れ,神話という形で象徴的に語り継いできました。
以下、世界の神話伝承にみられる日蝕ですが,日蝕は世界各地で,「神々の戦い」「不吉な知らせ」と思われてきた記述が多く見られます。
⑴太陽の神様:天照大御神天の岩戸に隠れた(日本神話:世界が暗くなり,この世に災害が発生したとあります。)

○邪馬台国:卑弥呼の死が247年の日没時の日蝕と結びつき,倭王:台与の誕生が248年の日出時の日蝕と結びついているそうです。
魔神による日の女神の幽閉(アイヌ伝承:世界が暗くなる)

キリストが刑に処せられた時,「日蝕がおきた」という伝承もあります。

○昔の占星術でも「日蝕の期間,王は国から出てはいけない」という説があり,王や天皇はその時,日蝕を避け籠りました。
○日本の皇室でも日蝕や月蝕の時には身を隠すといいます。

 

⑵太陽をのみ込んだ魔物伝承日蝕

㊀大蛇エクシュキを倒し,太陽がもどる(シベリア:サハ民族)

蛇が太陽飲み込む(フィリピン)
怪蛇アポピスが太陽神ラーを脅かす, 飲み込む(古代エジプト神話「アポピスの書」)
悪竜にのまれる太陽(中国:銅鑼,太鼓を打ち鳴らし,驚かして太陽吐かせる)(中国では悪竜祓いが「蛇踊り」として残っています。こちらは日蝕のため,という意義は薄れてしまているようですが,空に向かって銅鑼,太鼓を鳴らす,槍を振り上げる等,太陽を飲み込んだ魔物を威嚇する行為がみられます。)

日蝕を起こすドラゴン(ゾロアスター教)

ジャガーが太陽を飲み込む(中南米)
人々は邪光から逃れるために、悪霊を払う儀式を威嚇のような行ったり、マヤでは神殿で多くの生贄の心臓を取り出す儀式があったとされています。
魔狼スコールが太陽をのむ(北欧神話:ラグナロク)

 

⑶月をのみ込んだ魔物伝承月蝕
㊀竜が月を食べる。吐き出すと戻る (タイ、ミャンマーの仏教僧:月蝕)
㊁魔狼ハティが月をのむ(北欧神話:ラグナロク)
㊂巨大な猫が地球と月の間に片足を置く。 (アフリカのマンディング族〈ムスリム〉:月蝕…蝕の間はマホメットを讃えて,踊り騒ぐ。)
㊃ロバが(水面に映った)月を飲んだから,蝕になるので,腹を裂き殺す(古代ギリシャのアルカディア:月蝕)
㊄月が病んでいる。陰りきると,月が死に天から落ちて,世界が滅びる(ペルー:月蝕…楽器で騒音、犬を鞭うち、吠え声を出す。月は犬に愛情があるので、病の仮眠から目覚めると考えた。)
㊅ある種の呪文の魔力で,月が地球にひきよせられて,起きる。(ヨーロッパ?の非キリスト教:月蝕…騒音をたて,呪文が月に聞こえないようする)
㊆太陽の真ん中の穴に,月がたまたま向きあって,光を奪われる。(中国の一部:月蝕)
⑻魔神の仕業(北欧:サーミ人:月蝕)

 

★⑷日月をのみ込んだ魔物伝承

日月の精が去る(韓国:延烏郎、細烏女:世界が暗くなる)
火の犬が日月をかむ(韓国:日蝕と月蝕のできた理由)
㊂悪霊が左手で月、右手で太陽隠す(中国:一部?:蝕)
㊃天上の青いバイプ[ジャガー]が太陽,月を貪り食う(南米アチェ民族[グアヤキ民族])

㊄半蛇の魔神:ラーフが日月を飲む。…(インド:ヴィシュヌが斬首した魔神の首が蝕を起こす)…(蝕の間,水につかり,天に水を投げ上げる。天体が魔神から受ける脅威を軽減できる。)

※現在でも,インドでは日蝕は不吉だと考え,ガンジス河で沐浴をして浄める人もいます。

また,妊婦には日蝕を見せさせないようにするそうです。
※神話によると,乳海攪拌の後,神々とアスラは不死の霊薬:アムリタをめぐって争い,アムリタは神々の手に渡りました。
神々は集まって,アムリタを飲みましたが,その中にラーフというアスラが神に化けて,アムリタを口にしました。
それを太陽と月が発見し,ヴィシュヌ神に知らせました。
ヴィシュヌ神は円盤(チャクラム)を投げて、ラーフの首を切断しましたが,ラーフの首は不死になってしまいました。
ラーフの首は天に昇り,首はラーフ,胴体はケートゥという遊星になりました。
告げ口したことを怨んで,太陽と月をのみ込んでは日蝕や月蝕を起こす悪星になったと云われています。
月が毎月1回欠けるのもラーフの仕業とされることがあります。
太陽と月の交点は,ドラゴンヘッド(頭)とテイル(尾)(ギリシャ・ヨーロッパ:日蝕・月蝕の起こる交点ノード)…※月と太陽の軌道上の交点は,昔から特別視され,インドでは「ケトゥ・ラーフ」,それが中国に伝わり,「計都羅喉(けいとらごう)」が「九曜」になりました。 
月の昇交点にラーフ(羅睺,ドラゴンヘッド)があり,月の降交点にケトゥ(計都、ドラゴンテイル)があり,これで蝕が起こりうる天球上の2点を示しています。
それらは暗黒で,普段は見ることはできないですが,『「ケートゥが太陽や月を隠す」ことで,日蝕や月蝕が起こる』と言われています。
また、「月の遠地点」とされ,これは西洋占星術での【リリス】についての一説と同じです。

「ドラゴンヘッド・テイル」はカルマポイント!
日蝕や月蝕が起きるタイミングというのは、「ドラゴンヘッド」(英語「North node」,インド占星術「ラーフ」)とドラゴンテイルの近くで、太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)が交差して,新月と満月が起こる時です。

 ドラゴンヘッドは白道(=月(母方)の通り道)が黄道(=太陽(父方)の通り道)の上に入る点(北側)で、ドラゴンテイルは白道が黄道の下に入る点(南側), ドラゴンヘッドは【未来】を,ドラゴンテイルは【過去】を示しています。

占星術的には、軌道の交差する点ということで、何か特別な結び付きや不思議な縁等がイメージされ,「縁」や「関係」を司るという考え方があります。

なので,「前世からの縁」や「今生で成し遂げるべきテーマ」を扱うとされています。
ドラゴンヘッドの近くで起きる今回の牡羊座新月は,私達がそれぞれ今生で請け負った使命を意識するタイミングとも言えるでしょう。
日蝕,月蝕というのは,過去世(前世)の御縁が今世に注ぎこんでくるポイントで,カルマにも関わっています。
自分が前世から引き継いだ運命や使命を感じるような、何かしらの象徴的なイベントが身の回りに起きてくるかもしれません。
いつも以上に敏感に身の回りに起きることや出会う人々を意識してみるようにしてみましょう♪

また,運やチャンスの多くは,人との御縁でもたらされますので,躊躇せずに,新しい出逢いに飛び込んでみましょう♪

 

⑸沖縄のように,太陽と月の結婚と考えられて,不吉な意味がない地域もあります。

 

【3】蝕しい記録

①近年の「蝕のエネルギー」について振り返ってみます。
・[2017年,神奈川県座間市で起きた9名連続バラバラ殺人事件]は…蝕の日の夜を一番最初に連続殺人が起きました。
[人気アイドルグループのS]は…蝕の陽を浴びながらコンサートをして,仲違いが悪化し,数年後に離散し,未だにグループ復活の道筋が見えません。
[人気絶頂だったカリスマモデル&女優:E・Sさん]は…夫婦で生の蝕を見に行き、離婚。その後覚醒剤で逮捕。
・[政治家Aへの殺人予告]…蝕の日にフライトした直後でした。
・[蝕を見に行った国家元首]が…後に政権を追われました。
②過去に遡ると…

本能寺の変が蝕の日の夜に起きています。

大きな船の沈没事故(海外)が起きています。

国家元首の逮捕(海外)にも至る事件も蝕の日をきっかけに起きています。


【4】蝕エネルギーろしさ

①月が帯びる蝕のエネルギーは最強の負のエネルギーです。

古代から「蝕のエネルギー」とはそういうものです。

⑴蝕の負のエネルギーは…人生に大きな影響をもたらす上、蝕前の状態への復帰が著しく難しいと考えられています。

蝕の日は古来より大きな事件が起きると言われていますが,「何度も何度も繰り返されるような悪事が続く」と言われています。
⑶「蝕」のエネルギーは…生死に直結する位,大変恐ろしいです!
「蝕」のエネルギーを浴びる行為も…たいへん危険なことです。
⑸殺人事件や突然の交通事故死に見舞われた方はほとんど,蝕のデットポイントです。
⑹間違っても蝕の日に外出してはいけません。
蝕の時は,自宅でカーテンをして,ひっそり隠れるしかありませんが,実はこれがベストの対応です