17日(日)人日(じんじつ)という節句です。

216日(金)は…旧七草

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※旧暦は月の満ち欠けを元にして作られた暦なので,月の初めは必ず新月になります。

そして,一年の最初に訪れる水瓶座新月,すなわち,12ヶ月分の新月をまとめる重要な新月旧正月です。

2024年の旧正月は2月10日(土)で,そして,2月16日(金)は旧七草です。

1月7日(日)の七草は新暦の七草で,2月16日(金)旧暦での七草になります。

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この日は桃の節句や端午の節句などと同じ五節句の1つで,「七草粥」を食べることは1年で最初の節句行事になります。
七草粥(ななくさがゆ)」とは、春の七草と呼ばれる『セリ,ナズナ,ゴギョウ,ハコベラ,ホトケノザ,スズナ,スズシロ』7種類の野草が入ったお粥のことです。
それぞれが縁起物であるとともに、青菜が少ない時期に不足しがちなビタミンなどの栄養素を摂り入れたり、年末年始の御馳走で弱った胃腸を整えてくれる効果もあります。
また、「1月7日に七草粥を食べると、その一年が健康に(無病息災で)過ごせる」と言われています。
七草の朝は、七草粥を食べて、自然から新しい生命力を得て、旧年の厄を祓い、そして,新しい一年の無病息災と健康長寿を祈願しましょう♪


七草粥の歴史
①日本では2つの風習が元になっています。
⑴⑴平安時代,当時の貴族達は1月15日の小正月に、米・粟(アワ)・稗(ヒエ)・黍(キビ)・ミノ・胡麻・小豆等を入れた「七種粥」を食べていたと言われています。

今でも小豆粥として地方によっては残っています。
⑵また,年の初めに,雪の間から芽を出した野草の若菜を摘む習慣があり,「若菜摘み」という宮中行事が行なわれていました。
百人一首にも「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」という有名な歌があります。
「新春に7種類の若菜を食べると,野草の生命力にあやかって,邪気を祓って,病気が退散し,健康になると考えられていました。
その頃は時期にとれる野菜を7種ほど入れていましたので、地方によっても,七草は異なっていました。
1360年頃(室町時代)に詠まれた歌で,「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」とされています。
②中国から「節句」という考えが伝わる
⑴①とは別に、奈良・平安時代の頃,中国から陰陽道の「節句」という考えが伝わりました。
1・3・5・7・9の奇数を「陽」とし,同じ陽数が重なる1月1日(元旦),3月3日(上巳:じょうし),5月5日(端午),7月7日(七夕),9月9日(重陽:ちょうよう)を季節の節目と考えるものです。
中でも特別な1月は,元日に,2日に(犬:いぬ),3日に(豚),4日に,5日に,6日に,7日は,8日はを大切に扱い,8日間占いを行う風習があったそうです。
6日間のそれぞれの日にはその動物を占ったり,その動物を殺めないように定めていました。
そして7日は、人を大切にする「人日(じんじつ)の節句」とされ、占いを行ない、犯罪者などに対する刑罰などを行わないことにしていました。
また,この日は中国の官吏の昇進を決める日でもあり,朝食は「七種菜羹(しちしゅさいこう・ななしゅさいのかん)」という七種類の野菜を入れた羹(あつもの=とろみのある温かい汁物)を食べ,立身出世を願ったとされています。
この風習が平安時代に中国から日本に伝わり,七草粥「枕草子」にも記録があり,平安時代からすでに宮中行事として行われていたようです。
この行事は,室町時代の汁物の原型ともされています。
③[御伽草子の七草草子の説話]
室町時代の御伽草子の七草草子に,説話が語られています。
『唐の楚国に、大しうという親孝行者がいた。
両親はもう百歳を越し,身体がままならず、そんな両親を嘆き悲しんだ大しうは、山に入って21日間もの苦行を行い,祈願した。
「私に老いを移してもいいので,どうか両親を若返らせて下さい。」
そこに天上の帝釈天からお告げがあった。
「そなたの願いを聞き入れた。須弥山の南に齢8000年の白鵞鳥がいるが,この秘術をぬしら親子に授ける。
ついては、毎年春の初めに七種の草を食べること。
1月6日までに7種類の草の集めておくこと。
次の時刻に柳で作った器に種を載せ、玉椿の枝で叩くこと。
の刻から,の刻から,の刻から御形,の刻から田平子,の刻から仏座,の刻からの刻から清白,の刻からこれらの種を合わせ,東から清水を汲んできて,これを煮て食べること。
一口で10歳、七口で70歳若返るので、ついには8000年生きることができよう。」
大しうはこの教えを繰り返し、暗唱すると、この日は正月であったので、すぐに山を降りて7種類の草を集め、6日の夕方から教えの通り、不思議な心持ちで、夜通し草を叩いた
朝になり、東から汲んだ水で炊いて,両親に食べさせたところ、たちまち若返ったのはいうまでもない。
これが世に伝わり、噂を聞いた当時の帝はこの親孝行に感動して位を譲った。
すなわち、七草の由来とともに、ここでは親孝行の功徳を説いた話だったのです。
④日本に元々あった年の初めに雪の間から芽を摘む「若菜摘み」という文化と中国の「七種菜羹」が結びつき、「七草粥」となったと言われています。
平安時代から続くこの風習が定着したのは、江戸時代で、幕府では七草粥を食べることが公式行事とされ、五節句は式日(現在の祝日)に定められました。
幕府内では七草粥を食べることを常とし、やがて庶民の間にも広まり,定着していったと考えられています。
七草粥を食べる意味は?
人日の節句に七草粥を食べる習わしは、古来より受け継がれてきました。
今も昔も、口に入れるものから健康な身体が作られることに変わりはありませんが、その一杯には、先人の知恵と健康への願いがたっぷり注がれています。
正月は栄養が偏りやすい時期なので,七草粥には、正月で不足しがちなビタミンの補給、また,胃を休める効果もあります。
⑴正月の祝膳やお酒で弱った胃腸を休めます
・お粥は消化が良く,胃腸に優しい食べ物で、軽く塩だけで味付けするので、刺激もほとんどありません。
・元旦から続いていたお正月の御馳走を終わらせる日としての役割もあるようです。
⑵冬に不足しがちな貴重な緑黄色生鮮野菜を摂って,ビタミンを補います。
旧暦の1月7日は、新暦の2月初旬で、一年で最も寒く、緑黄色生鮮野菜を手に入れにくい時期です。
・今でこそ野菜がいつでも手に入りますが,昔は冬の野菜は貴重品で、寒い冬に葉を広げる七草は,まさに健康食材だったのです。
②節句料理を食べることで,邪気を払い遠ざけたいという祈りが込められていて,一年の無病息災を願います
・上巳の節句に「ひし餅」、端午の節句に「ちまき」を食べるように、1月7日の節句に「七草粥」を食べることで、「無病息災」「長寿健康」を祈ります。
⑴「1年間,病気や災害に煩わされることなく、すべてがうまくいきますように、長生きできますように」という祈りを込めて,七草粥を食べたと伝わっています。
旬の生き生きした植物である七草を粥にして食べれば,自然界から新たな生命力をもらえ,無病息災で長生きができるとされていました。
⑵かつては、

㈠前日(1月6日)に野山で菜を摘み

㈡年棚(歳神を祭った棚)の前で、恵方(歳徳神の在する方位。その年によって異なる)に向かい、

㈢キレイなまな板の上に七草をのせ、台所にある7種の道具包丁、火箸、菜箸,すりこ木など)で七草を叩きながら、七草囃子(ななくさばやし:囃し歌)歌いながら作るのが慣わしでした。

こうすることで、七草の力をさらに引き出すことができると考えられてました。

七草囃子は地域によって多少の違いがありますが、内容は唐土の鳥を追い払うというものです。
・「なにたたくかたたく、七草たたく、七草なずな、唐土の鳥が渡らぬ先に、ストトントン」
・「七草なずな、唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ」
・「唐土の鳥が日本の土地へ、渡らぬ先に、なずな七草はやしてほとと」等
唐土の鳥とは,大陸からやって来る渡り鳥のことで、人や農耕に悪さをする凶鳥(鬼車鳥や隠飛鳥)といわれています。
七草囃子は健康と五穀豊穣を祈る「鳥追い」の歌であり、これが万病を除く七草粥の行事と結びついたと考えられています。
㈣それぞれ7回ずつ、計49回刻んだものを、1月7日の朝、お粥に入れるという風習もあるそうです。

⑶関東地方の例
㈠1月6日の夜,あらかじめ用意した「七草」をまな板の上に載せ,歌「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」を歌いながら,シャモジやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくします。
㈡明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にします。そして朝食として食べます。

邪気を避けるという風習が起源の為,古くはまな板の上で,草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたと言われ,七草粥をいただくことは万病を防ぐ呪術的な要素を持った行事でした。


春の七草の簡単な覚え方
「七草粥」に入っている春の七草と呼ばれるセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの7種類の野草の簡単な覚え方をご紹介します。
歌で覚える…童謡の「春の七草の歌」、ならべうた春の七草」があります。
ぜひYouTubeでチェックしてみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=OfhXCSdbAsQ
語呂合わせで覚える…例えば、「セナはゴッホとすず2つ」…頭文字がヒントになって,簡単に思い出せるはずです。
③短歌のリズム「五・七・五・七・七」で、復唱して覚える
復唱する短歌は、「セリ・ナズナ、ゴギョウ・ハコベラ、ホトケノザ、スズナ・スズシロ、これぞ七草」で、これを音の数を短歌のリズムで区切って復唱すると覚えやすいです。
※ただ、時代や地域によって七草の種類はまちまちだったようです。


春の七草の種類と込められた意味と効能
①セリ…和名:芹(せり)、英名:Water dropwort、科名:セリ科、学名:Oenanthe javanica
○[特徴]…日あたりの良い渓流や水辺などでよく見られる多年草で、全国の山野・湿地・水田等で自生しています。
・栽培もされています。
・香りが強く、歯触りもさわやかです。
・若く柔らかい葉や茎の部分が美味しく、柔らかい芽をのばす春が旬とされています。
根を捨てずに、ゴボウと鶏で炊くと、とても美味しい鍋になります。
・秋田のきりたんぽ鍋や仙台の冬の味覚「セリ鍋」では、根っこまで全部おいしくいただきます。
○[込められた意味]…「競争や勝負ごとに“競り”勝つ」…春に新芽が競り合うように育つ様子から
○[効能]…食欲を増進し、胃腸を整える(健胃作用がある)と言われています。
鉄分が多く含まれており、体内の血液量を増やす効果が期待できます。
解熱作用があると言われています。
ビタミンC・ミネラル・食物繊維などを豊富に含み、貧血防止や、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
②ナズナ…和名:薺(なずな)・ぺんぺん草・三味線草(しゃみせんぐさ)、英名:Shepherd’s Purs、科名:アブラナ科の越年草、学名:Capsella bursa-pastoris
○[特徴]…春に花が咲き、道端や田畑等、どこにでもみつけられる植物で、ハート型の小さな葉が三味線のバチに似ていることから,ぺんぺん草とも呼ばれる身近な植物です。
・日本各地に自生していますが、かつては冬の貴重な野菜とされていて、江戸時代にはポピュラーな食材でした。
○[名前の由来]…花がなでたくなるほど可愛らしい姿をしていることから,「なでな」から変化したといわれます。
○[込められた意味]…「なでることで汚れをはらう
○[効能]…熱を下げたり、尿を出やすくする利尿作用解毒の働きがあると言われ、むくみなどに用いられます。
ビタミンB1・B2・ミネラル・食物繊維をバランス良く含んでおり、高血圧の予防止血作用、整腸作用があります。
(若葉にはミネラルが豊富です。)
③ゴギョウ…和名:御形(ごぎょう・おぎょう)母子草(ははこぐさ)ほおこぐさ、英名:Cudweed、科名:キク科、学名:Gnaphalium affine
○[特徴]…黄色い花をつけるキク科の越年草で、日当たりの良い道端や田んぼによく自生しています。
・日本各地に自生していて、若い葉や茎を食べることができます。
・葉や茎全体にやわらかな白い毛が密生していることです。
草餅の元祖
○[由来]…厄除けのために御形という人形(ひとがた)を流す風習に由来すると考えられています。
○[込められた意味]…「仏様の体」
○[効能]…風邪予防解熱、喉の痛みや咳止め、気管支炎にも良いとされ,利尿作用等があると言われています。
④ハコベラ…和名:はこべら(繁縷)・はこべ・こはこべ、英名:Chickweed、科名:ナデシコ科、学名:Stellaria media
○[特徴]…畑、道端や生け垣の脇などに自生する植物で、秋に発芽して越冬します。
・白く小さな花をつけます。
・市販されているのは,コハコベという種類がほとんどです。
柔らかくて食べやすい野草で、お浸しや胡麻和えなどの食材としても親しまれています。
○[込められた意味]…茎に葉がたくさんつく→「子孫繁栄」「繁栄がはびこる」とされ、縁起の良い野草です。
・日本最古の本草書である『本草和名』(918年)に登場し、縁起の良い「繁栄がはびこる」という意味をもちます。
○[効能]…葉緑素(クロロフィル)が豊富なので、古くから食用とされてきました。
蛋白質の含有量が比較的多く、ミネラルが豊富なので、民間では古くから薬草として親しまれています。
胃炎などの腹痛のための薬として,古くから用いられた歴史があります。
蛋白質カルシウム・鉄などのミネラルを豊富に含み、止血作用整腸作用があります。
□葉を粉末にして塩を混ぜる「はこべ塩」は、歯槽膿漏に効果があるといわれる歯磨き粉の代用品です。
・「汁で歯を磨くと,歯にも良い」と言われ、天然の歯磨き粉としても使えるそうです。
□目に良いビタミンAが豊富です。
⑤ホトケノザ…和名:仏の座(ほとけのざ)・小鬼田平子(こおにたびらこ)、英名:Nipplewort、科名:キク科の二年草、学名:Lapsana apogonoides
○[特徴]…田んぼの周辺や畦道などの湿地を好み,自生し,地上に茎をのばさず,地面にはいつくばるように,葉がタンポポ等のように放射状に地面からのびる植物です。
・若葉は柔らかく、食用とされています。
・ちなみに、よく知られているホトケノザ(シソ科の植物)は紫色の花をつける別種で、食用ではありませんので、区別しておきましょう。
○[込められた意味]…「仏様がゆったり座っていること(仏様の安座)」…放射状の葉の形状の姿が仏様がお座りになる場所に例えたといわれ,縁起が良いとされています。
○[効能]…食欲を増し、胃腸の働きを整え,その健康を促進するといわれます。
高血圧の予防にも効果が期待できます。
食物繊維が豊富です。
⑥スズナ…和名:菘(すずな)蕪(かぶ・かぶら)、英名:Turnip、科名:アブラナ科、学名:Brassica rapa
○[特徴]…冬が旬で,白くて丸い根野菜の蕪として知られる植物です。
・七草粥ではごく小さなものを葉や根も一緒に利用して食べます。
○[込められた意味]…「神様を呼ぶ鈴」
○[効能]
には,カロテンビタミンC・E、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていて,消化を促し,胃腸を整える働きがあるといわれ,豊富なビタミンが美肌作りにも嬉しい青菜です。
には、カリウムビタミン、食物繊維の他、消化を助けてくれるアミラーゼ(でんぷん分解酵素)を含み、胃もたれや胸やけを防ぎます。
⑦スズシロ…和名:蘿蔔・清白(すずしろ)大根(だいこん)、英名:Radish、科名:アブラナ科、学名:Raphanus sativus
○[特徴]…大根の古い呼び名で、一年を通して食べられますが、寒い冬ほど甘みが増します。
・七草粥では小さなものを葉や根も一緒に利用して食べます。
○[込められた意味]…清らかで汚れていないこと。大根の根の白さも「汚れのない清白」
○[効能]…
には、ビタミンAが豊富で、肌や粘膜を健康に保つ働き、寒い季節のセルフケアに役立つといわれます。
・「風邪の予防にもなる」と言われています。
がん予防に効果があると言われるオキシターゼなども含まれます。
には、自然の消化剤とも言われ、スズナ同様、胃腸の働きを助ける酵素:アミラーゼが豊富に含まれます。
アミラーゼ (amylase)とはジ(ヂ)アスターゼとも称される、膵液唾液に含まれる消化酵素のことです。
グリコシド結合を加水分解することで,デンプン(ラテン語"amylum")中のアミロースやアミロペクチンを、単糖類であるブドウ糖や二糖類であるマルトース及びオリゴ糖に変換する酵素群です。


春の七草の入手法
①採取する
昔の人達は人日の節句に野山に芽を出す七草を採取し、1月7日に七草粥を炊いた考えられています。
現在でも野生の七草を見つけることはできるようですが、一般的には簡単なことではありません。
「七草が見分けられるか」「採取しても問題ない場所か」「すべての草が同時期に揃わないといけない」など問題は多くあります。
自分で栽培する
七草セットを買う
年が明けると,スーパーやデパートに七草がセットになった七草粥セットが並びます。
栽培された七草がセットされているので、作り方は簡単です。お粥を作って,混ぜ込みます。
レトルトを買う
お粥をつくる時間や手間をかけられないなら、[レトルトの七草粥]がお奨めで,あたためるだけで、おいしい七草粥が楽しめます。
日持ちするので、保存食として常備しておけば、体の調子が悪い時などに活用できます。
フリーズドライの七草粥なら、軽くて持ち運びも簡単です。
スーパーや通販の他、コンビニでも買える場合があり、保存期間も長いので、入手しやすいです。
⑤代用の青菜を使う
現在は、三つ葉,せり,大根葉,春菊,ほうれん草,小松菜,わけぎ,菜の花などの青菜を代用することがあります。
できるだけ新鮮な若菜を使うと、自然界から新しい生命力をいただくという本来のコンセプトにマッチします。


七草粥はいつ食べるのか?
①「七草粥」は、1月7日の朝に食べるのが習わしです。
新年から数えて7日目は,人を大切にする「人日の節句」と言い,桃の節句や端午の節句などと並ぶ「五節句」の一つです。
この日に七草粥を食べることで,正月から日常になる区切りともされています。
小正月の1月15日や,月遅れの2月7日に食べる地域もあったようです。
③何時に食べるという決まりはありませんが,朝食に食べるのが一般的です。


七草粥の作り方
①材料(2人分)…米:1/2合、水:600~900mL、七草セット:1パック、塩:少々、切り餅 1個(お好みで)、他、梅干しや粉末だしなどを加えてもOK
②作り方
⑴鍋に洗った米と水を加えます(基本は600mL、水の分量はお好みの硬さになるよう調整)
鍋を中火にかけ、沸騰したら、焦げつきを防ぐため、シャモジで底から混ぜます。
鍋にふたをして,ふきこぼれ防止のために,少しずらしておきます。
⑵そのまま弱火で30~40分炊きます。
⑶お粥が炊き上がるまでに、七草の下準備をします。
㈠スズナ(蕪)とスズシロ(大根)は根がついていれば、皮つきのまま薄切りにします。
㈡お粥とは別の鍋に、水と塩(約小さじ1)を沸騰させ、根が柔らかくなるまで茹で、ザルにあげます。
根をゆでたお湯は葉をゆでるために残しておきます。
㈢7種の葉はきれいに洗い、太くて堅い部分から先に鍋に入れ、茹でます。
㈣茹で上がったら、すぐに冷水にとり、水気を軽く絞って、食べやすい大きさに切ります。
「七草粥」のお奨めのおいしい食べ方は?
①七草粥をおいしくいただくために重要なことは、「できたて」であることです。
できあがったら、熱いうちに,無病息災・不老長寿を願いながら、感謝して,いただきましょう♪
お粥は消化が良いので、胃腸の調子を整えてくれ、身体もポカポカと暖まるのでお奨めです。
お漬物、佃煮などがあれば良いでしょう。
少し青臭いと感じ,苦手だと思った時は、少しアレンジして食べましょう♪
⑴七草粥にごま油をひとたらしすれば、一気に中華風になり、ゴマの風味が食欲をそそります。
ひき肉や卵等のそぼろをかけて,食べるのもお奨めです。
是非、試してみましょう♪
塩気のあるおかずと一緒に食べる
七草粥はやさしい味わいなので、合わせるおかずは少し塩気のあるものだと満足感があります。
例えば、ひじきの煮物や焼き魚などは、ほどよい塩気で、七草粥が進みます。
④離乳食が始まっている赤ちゃんなら食べても大丈夫
七草粥は、米と野菜から作られていますので、基本的には離乳食が始まっている赤ちゃんなら食べても大丈夫です。
但し、七草は固く苦いので、あらかじめ柔らかく下茹でをして、アクを抜いておきましょう。
柔らかくして潰す、細かく刻むなど、赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして、家族一緒に無病息災を願いましょう。

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