【2】春分過ごし方とは
春分年中行事
①寺院の「彼岸会」
春分の日は彼岸の中日です。

春分を挟んで前後3日を合わせた7日間を「春彼岸」といい,この「彼岸」は二十四節気にはない,いわゆる「雑節」です。
お彼岸は平安時代の806年以降行われるようになった日本独自の行事で、この法要は恒例となり、朝廷の年中行事になりました。
仏教で、この世を「此岸(しがん)、あの世を「彼岸(ひがん:「現世を離れ、極楽浄土の岸に到る」という意味の仏教の言葉)といい、お彼岸には太陽が真東から真西に沈むことで彼岸と此岸が近づくと考えられ,彼岸と此岸が近づくと考えられるこの期間,各寺院では法要を行う彼岸会が行われます。


吉野花会式(よしのはなえしき/よしののはなゑしき)…正式には花供懺法会
毎年吉野山の桜が満開となる4月11・12日、奈良県吉野町の金峯山寺(蔵王堂)で行われる壱千年の歴史を持つ伝統法会で、
蔵王権現ご神木・山桜の満開を御本尊に報告する行事です。
吉野山の桜が最も見頃となるこの時期に,蔵王権現の神木である吉野山の桜を金峯山寺の本尊・蔵王権現(神前)にお供えする儀式です。
吉野山の桜は,開祖:役小角が感得した蔵王権現を桜の木に刻んだことからご神木となり,献木され,保護されてきたもので,その意味からも春の吉野山のメインイベントといえるもので,最も賑わう行事です。
この行事は,両日とも午前10時より奴行列を先頭に金峯山の鬼,お稚児さん,山伏,僧侶,そして,行列の最後は管長猊下が乗られた大名籠と続く10万石の格式を持った行列が行われ,竹林院から蔵王堂まで練り歩きます。
蔵王堂前では,大護摩が焚かれ,堂内では鬼踊が行われます。
そして,法要を終えた後、蔵王堂境内において,採灯大護摩供を勤修し,「千本づき」でつかれた餅がまかれて終わります。


③お彼岸お墓参
春彼岸】…3/18(土)彼岸入り~21(火)彼岸の中日(=春分の日。祝日)~24(金)彼岸明け
ご先祖様や親族を供養し,お墓参りをする金習慣があります。
仏教では仏様の悟りの世界を「彼岸」といい,私達がいる煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)といいますが,太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、西の彼岸と東の此岸が最も通じやすくなると考えられています。
そのため、彼岸にお墓参りをして,先祖供養をするようになったそうです。
彼岸の期間中,多くの人々が墓参りや墓前に花や線香を手向け,先祖を供養する姿が見られます。
お彼岸のお墓参りは、いつ行けば良いのか迷う方も多いようですが,彼岸の期間であれば,どの日にお墓参りをしてかまいません。
大切なのは、ご先祖様や故人を大切にする心です。

ご自身の都合の良い日にお墓参りをするとよいでしょう。
春分は先祖に感謝をし,自分のルーツに思いを馳せながら,心穏やかに過ごしたいものです。
お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本だけの行事で,お墓参りをする習慣があるのも日本だけです。
日本では、正月など神道にまつわる行事を行う一方、仏教を説いた釈迦の教えも受け入れてきました。
古来から日本には、仏教が伝来する前から「自然崇拝(自然に感謝する習慣:生かされていることへの感謝)」や先祖崇拝(ご先祖様への感謝)という素朴な信仰がありました。
お彼岸は「日願」でもありますので,太陽神を信仰する神道と結びつきやすかったのかもしれません。
太陽が真東から上り真西に沈む日を,経験的に特別な日だと感じていたのでしょう。
元々農耕民族であった日本人には,

・春分の日は苗代作り(重要な農耕を始める日)

・秋分の日は稲刈りの目安にもなる大事な節目で,古くから重要な日とされてきました。
「芽吹きの春には1年の豊作を願い,豊穣の秋には太陽とご先祖様に収穫を感謝する」という意味合いが春分の日、秋分の日にも込められているのでしょう。
また,春の種まきや秋の収穫とも結びつき,自然に対する感謝や祈りご先祖様に感謝する気持ちにもつながって,お彼岸は大切な行事となりました。
それらの日本独自の風習に,太陽が真西に沈むことから「はるか西方にある極楽浄土に通じる」という仏教的な教えと結びつき,

真東から日が昇り、真西に沈む春分と秋分ご先祖様のいらっしゃる彼岸により近い時期と言え,お彼岸(春分・秋分の日を中心)にご先祖様を供養し,お墓参りをするという習慣が育まれていきました。
今,私達の命があるのも,先祖代々命が繋がれてきたからこそで,私達は先祖なくしては生まれてこなかったのです。

つまり、ご先祖様というのは今の自分を証明する尊い存在なのです。
自分がこの世に誕生するまで、一人も欠けず、繋がってきたという奇跡のような歴史、そして、その命のありがたみを今の時代よりもっと日頃から感謝していたのが昔の日本人だと思います。
そのことを意識していたからこそ,お盆だけではない、お正月にも,彼岸にも,常日頃からいつも側で自分を見守ってくれているご先祖様の存在に想いを馳せ,お参りをする,それが日本人の考え方なのです。
私達は日々忙しく、なかなかご先祖様に思いをはせたり,自分の存在を過差からのつながりとしてみる機会や時間をなかなか作れないですが、子れからの毎日を心穏やかに過ごすためにも是非、花と線香を手に墓参りに行きましょう♪
お墓に水を差し上げて,花を飾り,線香に火をつけて,手を合わせると,不思議と,心が落ち着くものです。
お彼岸には,是非時間をつくって,お墓参りへ行ったり,ご先祖様を偲んだり、ご先祖様について調べてみたりしましょう♪
お墓参りに出かけ,昔を懐かしみ,先祖と語り合い,思い出してあげることが何よりの先祖の供養となり,先祖が喜びを感じます
供養とは、お金や物など物質や形式ではなく、心です。

心で供養することにより、より良い供養となり,そうすることで,

先祖が皆様を見守って下さいます。
心を込めた供養は,あなたの過去の因果や邪気をとり祓い,進むべき道を誤らないよう導いて下さいます。
ご先祖様を偲ぶことで、今までずっと繋がってきた歴史の中に自分がいること、これから未来に繋いでいく重要な役割をもっていることを心に留めて、お彼岸を過ごしてみましょう♪
そして、昔の日本人のように、普段からそういう意識を心がけて生きていきましょう♪


④春のお彼岸の行事食
「ぼた餅」…春のお彼岸のお供え物
ぼた餅は、お彼岸の頃に食べる有名なお餅です。
古来からお餅は,特別な力を持つ食事としてハレの日に用意されてきました。
ぼた餅はお正月のお餅と違って、臼や杵つかなくても簡単に作れ,もち米うるち米を蒸して丸めれば,中のお餅のできあがりです。
小豆は煮るだけで崩れて粉になり,砂糖を混ぜてこねれば,あんこにすることができたので,各家庭でも簡単に作れ,折に触れてお供え物に利用されてきたのです。
ぼた餅と秋のお彼岸に食べるおはぎの内容は同じなのに、

名前が違うのは,その頃に咲く花の名前にちなんで,それぞれに名付けられているからです。
ぼた餅がこしあん、おはぎはつぶあんとして区別されたり、もち米の粒の残り具合で区別されることもありますが、原料については同じものを使用しています。

春に咲くのは牡丹の花、秋に咲くのは萩の花で,春はぼた餅(牡丹餅)、秋はおはぎ(御萩)と言われるようになりました。

春の彼岸にはぼた餅の彼の彼岸にはおはぎを食べる
おはぎ…秋は収穫したばかりの小豆が使えて,皮まで柔らかく食べられることから,皮も一緒に炊いた「粒あん」にします=萩の花のように細長い俵型に作られます…うるち米
ぼた餅…春は一冬越した小豆の皮が硬いので、皮を除いた「こしあん」にします=大輪の牡丹の花をイメージして大きな丸い形に作られます…もち米
ぼた餅がいつ考案されたかは定かではありませんが,通説では江戸時代には,お彼岸で食べる習慣が生まれていたと考えられています。
「なぜぼた餅を食べるのか」というと、由来は2つあります。
小豆厄除けも兼ねているので…ぼた餅に使われている「あんこ」は昔から魔や厄や邪気を払い、災難から身を守る効果があるとされている[小豆]からできています
というのは、「小豆が持っている赤い色は,災難除けの色」として信じられていたからです。
悪いもの=邪気を払うこと先祖供養が、この小豆の赤い色と結びついたということになります。
春を分ける大きな節目の春分の日に,しっかりと邪気を払っておくことで、この先の1年を先祖と共に幸せに過ごせると(=先祖供養)の考えのもと、江戸時代から春分の日にぼた餅を食べるのが習慣になりました。
砂糖や米は貴重品で、江戸時代頃の日本では超高級品だったので…ぼた餅は砂糖をたっぷり使った、まさに最高の御馳走で、最高の御馳走は特別な日に食べるものだったのです。
こうしてぼた餅は、お彼岸に食べる特別な御馳走になったのでした。
春のお彼岸に小豆や米や砂糖で作ったぼた餅を作り、先祖にお供えすることは功徳を積むことになると考えられていました。


⑵「精進料理…この日にいただく食べ物としては、一般的な料理です。
「精進」とは仏教の教えから来ている言葉で,お彼岸やお盆等,仏教的な日に集まって食べるのが、精進料理です。
祖先のお墓で霊と向き合うという行為は、ある程度宗教的な面を強く持っています。
なので,身を清め,仏法の通り粗食とするという意味で,「精進料理」を食べるのです。
[調理法]は、平安・鎌倉時代に禅宗のお坊さんが中国から習得してきたものが基本になっています
[特徴]は仏教の戒律である「不殺生戒」に基づき,肉類や魚介類を使わずに,穀物・野菜・豆類等の植物性の食材や海藻などだけで作る料理のことです。
なので、下ごしらえに手間がかかったり,使用できる食材や調味料にも制限があります。
そのように,作るのが大変な精進料理をお彼岸に食べる由来には,生きる者にとって,この世は修行の期間であることから,手間のかかる精進料理をつくってお供えし、それを食すことが修行の一環になる、という説もあるようです。
お花見3月下旬~4月上旬と言えば、お花見の季節です。
春分の頃、桜が咲いてから散ってしまうまでの約2週間、桜の名所はどこもお花見客でいっぱいになります。


五月人形の飾りだし
春分の日の伝統的な行事の一つに,五月の節句で飾る兜等の

五月人形を飾りだす日というものがあります。
最近ではそこまで早くから端午の節句の準備をしている家庭もないと思いますが,春分の日から飾り付けをするのが良いと言われます。
春分の日にしないといけないわけではありませんので,焦ることはありません。


春分の『五行陰陽と養生』
二十四節気は、五行・陰陽の思想と切り離すことができないのですが,「春分」の時期は五行思想からみると,「木火土金水」の『木』に属します。
キーワードは『青・春・風・東・肝・怒・酸・生』で,これにはそれぞれ意味があり、季節の養生と深い関連があります。
『生』とは、命が新たに生まれることを意味しますが,春の芽吹き一種の「デトックス」であると考えます。
冬の間に培った物すべてが芽吹きますので,その中には良いものだけでなく、悪いものも心身から溢れ出てきます
寒暖差が激しくなる3月~4月にかけての木の芽時(このめどき)体調を崩しやすいと言いますが、それはこのような意味があるのです。
この時期は身体の不調だけでなく、心からも溜め込んだ想いが

溢れ出てきますので、できるだけ「伸び伸び」とゆるやかな気持ちで過ごすことが大切になります。
また、この時期は古くから体調不良になりやすい時期として,身体の変化に気をつけ、養生してきたといいます。
この時期に身体を整えるために、日本人は古くから解毒になる

春の山菜をいち早く摘んでいただいてきました
旬の食材を取り入れて,寒暖差によるストレスに負けない

身体を手に入れましょう♪
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to HABI ∞ ROAD(いろんな幸せな道=彼岸への道) 
毎日毎日、本当に幸せで、ありがたい 
今起きていることは、自分に必要なこと 
感謝すべきことしか、起きていない。 
気付いて感謝、学んで感謝、成長して感謝 の繰り返しで、 
だんだん 満たされているって、すべて愛だって…。 
幸せだって 感じる 
ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう) 

【図書館カフェ ハビロード】の店主【平井克也】の著書『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が2017年12月13日(水)、【徳間書店↓】から出版されています。

成功本、スピ本、宗教本等に書かれてある
【宇宙の叡智とその実践の具体例】をたくさんわかりやすく書かせて頂いています。必見です♪
最後には、地球に生まれた人すべての人にとっての【真の成功】についても書かせて頂いています。
これも特に必見ですよ♪
この本は、面白くて、ためになるビジネスとスピリチュアルの深い内容のお話です。