【1】春分とは
3月20日(水)12時6分、二十四節気の「春分」です。
(西洋占星術では宇宙元旦です)

春分とは、太陽がちょうど黄径0度に到達した瞬間のことで、

太陽が真東から昇って真西に沈み,昼と夜の長さがほぼ同じになり,この日から夏至まで昼がだんだん長くなり,夜が短くなります。

いよいよ[本格的な春の到来]です。

また,春分の期間は、3月20日(水)~4月3日(水)です。


二十四節気「春分」とは
①二十四節気の第4番目の節気…㊂「啓蟄」(3月6日頃)の次で、㊄「清明」(4月4日頃、今年は4月3日〈水〉)の前の節気。
㊂啓蟄…土の中で冬ごもりしていた虫達が活動を始める頃

㊃春分…立春から立夏のちょうど真ん中に位置する。

天文的に言うと,太陽が春分点に達して昼夜がほぼ等しくなる日となり,まさに、春極まる頃と言えます。

㊄清明…万物が清らかでいきいきとする頃

②旧暦では二月中(旧暦2月内:旧暦2月後半~3月前半)…二十四節気でも重要な中気の一つとなっています。
太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨等)を「中(中気)」,

そうでないもの(清明・立夏等)を「(正節、節気)」と言い,節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り,その月を節月と言います。

季語の分類も主として節切りで行われています。
③春分の日(二十四節気の「春分」が始まる最初の日)は…太陽が[黄経0度(春分点)]に達した日であり、

啓蟄]から数えて[15日目頃]で、毎年大体[3月20日頃]です。
㈠現在広まっている[定気法]では…

太陽が[春分点]を通過した瞬間、すなわち[太陽黄経が0度]

となった時で、天文学ではその瞬間ですが、暦では

その瞬間が属する日で、この日を春分日(しゅんぶんび)と呼びます。
従って,いずれの日が春分日になるのかは,太陽の位置によって変動しますので,年によってずれることがあり、日本では3月20日または21日になることが多いです。 
地球は365日かけて360度公転しますが、ピッタリ365日というわけではありませんので、春分点を通過する日が毎年同じ日にはならないのです。
ちなみに2019年春分の日3/21,20年3/20,21年は3/20,22年は3/21,23年は3/21,24年は3/20となっています。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差した所が黄径0度(春分点)
恒気法では冬至から1/4年(約91.31日)後で[3月23日頃]です。
④「春分」までの“期間”を指して言うこともあり、この「春分」の日から次の「清明」の前日までの[約15日間]で、毎年大体[3月20日頃~4月3日頃]です。
今年の「春分」は3/20なので,「春分」の期間は[3/20~4/3]ということになります。
⑤夏至・冬至二至、春分・秋分二分を併せて二至二分といい,立春・立夏・立秋・立冬を「四立」、二至二分と四立を併せて「八節」と言います。
⑥二十四節気を解説する際に、良く用いられているのが,江戸時代に出版された「こよみ便覧」ですが、二十四ある節気それぞれの解説が書かれています。
春分をこよみ便覧で見てみると、「日(ヒ)天の中(チウ)を行て昼夜(ヒルヨル)とうぶんの時なり」とあります。
現代語に訳すと、「太陽の軌道が天の真ん中を通るので,昼と夜が当分になる時(だから春分)である」となります。
ここでの「日」は太陽で、天の中の「中」は、真ん中です。
春分の日(春のお彼岸の中日)、真東から昇った太陽は,真西に沈み,昼と夜の長さがほぼ等しくなります。
春分では太陽は赤道上にありますので,天文的な位置関係からは昼夜の長さが等しくなるように思えますが,実際は違い,昼の方が平均14分程、長いそうです。
赤道上の観測者から見ると、太陽は正午に天頂を通過し、北極点又は南極点の観測者から見ると、春分の太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともありません。


春分どんな時期?
長かった冬の季節も終わり,春めいてきます。
春分は二十四節気の春ど真ん中の節気となりますが,天候もまだまだ不安定で,寒さが強まることもあります。
三寒四温とも言いますが,ポカポカ陽気の日が続いたかと思うと,急に冷え込む日があったりもします。

2018年には春分の日に雪が降ったこともあります。
この冷え込みの事を、桜の花が咲く頃の一時的な冷え込み

いうことで,花冷えと呼んでいます。

とても美しい表現ですね。
春分の日は春らしく暖かくなる日もあり,外に出てイベント等にも出かけることもあると思いますが,季節の変わり目で,寒暖の差も激しい時期なので,体調管理にも一層気を配りたい時節です。
服装は注意しないと,かなり風邪をひきやすくなると思います。
春分の日は、春の訪れを告げる日です。
春分以降は昼の時間が長くなるため,寒さが和らいでいき,過ごしやすい温和な気候に変わってゆきます。
暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが,「春のお彼岸の日を超えて,真冬の厳寒はもう来ないし,秋のお彼岸は酷暑はもう来ない」という目印であり,これは実体感に合っています。
桜が咲き始め、目に見えて春の到来が実感できます。
咲き始めた桜を愛でながら、春を味わう時季と言えます。
春のお彼岸で,寺院では法要が行われ,親戚等で集まって,お墓参りに行く人も多いことでしょう。
雷が稲光り,雷声が轟き始める時季でもあります。
花や鳥達のさえずりも聞こえ,春を感じられるようになってきます。
同時に、新しい生活を始める方も多いのではないでしょうか?
卒業・入学・入社・異動等で新しく環境がが変わる場合が多いと思います。
お彼岸やお花見等,まさに,自然を讃え,生命を慈しむのにピッタリの季節です。
二十四節気の中でも大きな節目ですので、春分をじっくり味わってみましょう♪


「春分」七十二候
二十四節気をさらに5日毎の3つ(初候・次候・末候)に分けて,それぞれに季節を表す言葉(候)を当て,一年を72の候に分けたものを七十二候と呼びます。
二十四節気よりも細かい期間の季節によって姿を変える自然の姿を,より解り易い言葉を用いて,それらを候と呼ぶのですが,春分の間に下記のように移り変わります。
日本の春分の七十二候は…「雀が巣を作り始め,桜の花が咲き始め,春の訪れを告げる春雷が鳴り始めるという意味です。
中国の春分の七十二候は…「玄鳥至」「雷乃発声」「始雷」で,

「燕が南からやって来て,遠くで雷の音がし始め,稲光が初めて光る」という意味です。
①第十候[初侯]…3/20~24日頃…「雀始巣すずめ はじめてすくう」(日本)
雀が繁殖期を迎えるために,枯草・わら・毛等を集めて,巣を作り始める頃で,雛を育てる準備を始める季節を表しています。
俳句や民話、童謡にも用いられ,日本人にとって古くからいつも身近にいるお馴染みの鳥です。
この時期、草木の葉が伸び,雀が隠れてしまうほどになることを「雀隠れ」といいます。
雑食系の雀は,やっと実った稲穂をついばんだりするので,農家の方にとっては迷惑な鳥かもしれませんが,春~夏にかけては,害虫を食べてくれるありがたい鳥でもあります。
又、人の住む近くにしか住まないという珍しい習性も持っています。
その雀ですが,最近では減少傾向にあり,生息数が少なく,貴重な存在になっています。
カラスが繁殖し、雀を捕食してしまうためとも言われますが,都市部のみでの現象でもないようです。
屋根からひょっこりと顔を出す姿は,愛らしくもどこかたくましい親の姿をしています。
一方、春の空では「ひばり」がさえずり始めます。

上り下りで鳴き方が違い,鳴き方には上手,下手があるそうです。
また,道端に黄色いタンポポの花が咲き始めるのもこの頃です。
春風が吹き、三寒四温、温かい日が続いたと思ったら,急に寒さが戻ったりと、徐々に春の訪れが実感されます。
※[中国の初候]…「玄鳥至(げんちょう いたる)」…燕が南からやって来る。
②第十一候[次候]3/25~29日頃…「桜始開(さくら はじめてひらく)」(日本)
春になり,桜の蕾(つぼみ)が柔らかくほころんで,花が初めて咲き始める頃で,桜の花が咲き始める季節を表しています。
桜の花は,古くから,花といえば桜を指すほど,日本人に愛され,親しまれてきました。
お花見の桜といえば、染井吉野がほとんどですが、実は江戸時代に作られた比較的新しい品種とのこと。
それ以前の桜といえば山あいにほんのりと咲く山桜で、古来より奈良県の吉野山が名所です。
今でもその時期になると、多くの人が桜の花を求めて、あちらこちらに出向きます。
しかしまだこの時期は、花冷えと言い寒さが強くなったり、桜もまだ咲き始めで見頃ではなく,花見には少し早いかもしれませんが,春の到来を感じる季節です。
ここから一週間もすると、日本の多くの地域で桜が見頃です。
「花冷え」「花曇り」「花筏」「花あかり」等,桜にまつわる言葉もたくさんあります
全国各地から桜の開花が聞こえてくる頃。本格的な春の到来です。きれいな桜の木の下で、自然に感謝し春を祝福しましょう。
夢見草…桜の別名
桜の花は、咲き始めて満開になった後,一度散り始めると,あっという間に葉桜になってしまいます。
美しく咲いたと思うと,程なくして,儚く散り行く桜だからこそ,夢を見ているようだという比喩を用いたのかもしれません。
※[中国の次候]…「雷乃発声(かみなり すなわち こえを はっす)」…遠くで雷の音がし始める
③第十二候[末候]3/30~4/3頃…雷乃発声(かみなり〈らい〉すなわち こえをはっす)(日本)
[意味]…春の訪れを告げる春雷が鳴り(響き)始める頃で、遠くで雷の音が聞こえてくる季節を表しています。
⑴ゴロゴロと大きく短い音で終わるのが、この頃の雷で、地中に眠っている虫がびっくりして出てくることから「虫出しの雷」とも言われています。
春を待つ動物や虫達にとっては,自然界からの大切な合図(=目覚まし時計)なのでしょう♪
この頃の雷はすぐに止んでしまいます。
また,立春を過ぎてから初めて鳴る雷のことを「初雷(はつかみなり)」と呼びます。
⑵この時期の雷を春雷(しゅんらい:春を表す季語)と呼び,昔は「恵みの雨を呼ぶ兆し」として、喜ばれたそうです。
この時期と稲が育っていく時期が重なっていることから、昔の人は雷の光が稲を実らせると考えたそうです。
季節の変わり目であり、大気が不安定(=春の嵐)であることから、雪や雹(ひょう)を降らせることもあります。
⑶雷は1年中鳴りますが、この頃から夏に向けて増えていきます。
⑷ヴィヴァルディ(北イタリアのヴェネチア出身)のバイオリン協奏曲

「四季」の第一楽章「春」に雷を現わす所があるそうです。
小鳥達がさえずるように軽やな演奏が始まりますが、やがて、バイオリンが低音で奏で,ソロバイオリンが激しく演奏する箇所が,確かに雷鳴の表現のように聞こえます。
ヴィヴァルディ: 「四季」より春:第1楽章

[ナクソス・クラシック・キュレーション#特別編:入学&新生活]
https://www.youtube.com/watch?v=559cEx8l5cg
春を告げる雷は「かみ(神)なり」でもあり、「意識の中にあるものを、増幅する」と言われています。
ネガティブを増幅させないためには、「雷が鳴り始めたら、良い願い事を考えながら寝る」のがお勧めです。
⑹「雷乃発声」に対し、秋分に「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」があります。
※[中国の末候]…「始雷(はじめて いなびかりす)」…稲光が初めて光る


「春分候」俳句手紙での使用例
①「春分の候」…手紙やメールの[時候の挨拶]の一つです。
二十四節気は期間としての意味合いも持ち合わせていますので、春分の時季に送る手紙に使用されています。
一般的な書き出しや結びの挨拶は以下の通りです。
⑴[書き出し]
・謹啓 春分の候、貴社ますますご発展(ご清祥)のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 春分の候、皆様には,ますますご健勝(ご清栄)のこととお慶び申し上げます。
・拝啓 春分の候、○○様におかれましては,ますますご活躍のことと存じます。
・春分を過ぎ,いよますま本番番,桜の開花も間近となりました。
・桃の香り麗しい春分の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
⑵[結びの挨拶]
・お彼岸とはいえまだ寒い日がございます。

お風邪など召されませんようお気をつけください。敬白
・末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。敬具
・季節の変わり目ですのでくれぐれもご自愛の上お過ごし下さい。

 謹言
②俳句でよく使われる季語
春分」や「春分の日」は俳句で使われる[春の季語]としても活用されています。
他にも「時正の日」や「(お)中日」「彼岸」「彼岸ばらい」「さき彼岸」「入り彼岸」「彼岸太郎」も季語です。
有名な俳句では、次のようなものがあります。
・毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは (正岡子規)
・山寺の 扉に雲游ぶ 彼岸かな (飯田蛇笏)
・月日過ぎ ただ何となく 彼岸過ぎ (富安風生)
・春分の 滑り台より 眼鏡の子 (櫻井博堂)

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