【5】立春ごし

お奨め風習
➀厄除けの『立春大吉』の御札を貼ろう!
[立春大吉]とは,季節の節目の[立春]の朝(=新年の始まり)に、新年の訪れを祝い、人々や社会の「これからの一年が幸せで、良い一年となるように」と祈願して,禅寺の入り口(=門)に貼る御札の文言です。
これは元々は禅宗の曹洞宗から行われるようになった[厄除招福のための風習]で,今でも曹洞宗のお寺や檀家で見られる光景です。

立春の日に寺院にて,読経祈祷し,縁起が良い「立春大吉」と書かれた三宝印の御札を貼っておくことで,「一年間、鬼などの厄災が入ってくるのを防ぎ,幸せを招くとされ,立春からの1年は幸せに過ごすことができる」と言われています。


ちなみに,「立春大吉」の御札と共に,曹洞宗の寺院では「鎮防火燭(ちんぼうかしょく)」という御札を二十四節気の[清明の日]に貼るという習慣があり,鎮防火蜀は,火の用心や災難を追い払うという効果があると言われています。
このお札を貼るタイミングは立春大吉のお札と一緒ですが,火の用心の効果があるので、台所の目線の位置に貼ります。
立春大吉と一緒に貼りたい場合は、左側で目の高さに合わせて貼って下さい。


立春大吉という言葉を縦に並べてみると、




4つの文字全てが、真ん中を中心として、左右対称です。左右対称であると言うことは、裏から読んでも同じように読めるということです。それにまつわる鬼の話があります。


⑴[由来]
ある時、立春大吉のお札が貼ってある屋敷へ鬼が入ってきましたが,ふと後ろを振り返って,門に貼ってあった立春大吉と書いた札を見るなり,「おや,これはさっき外から見た札だ。ということは,まだ俺はこの屋敷の中へ入っていなかったのか?」と言って,鬼は屋敷の中に入るつもりで,勘違いして,実際には入ってきた門を出て行ってしまったんだそうです。
悪鬼が家に入ってきても,逆から見たこの文字も対象なので,入口と間違えて入るつもりで,出て行ってしまうという仕組みで,禅らしいひねりが利いた[厄除け・魔除です。
御札
㈠[貼る場所は]玄関の外(表側)で向かって右側に、人の目線の位置に貼るのが良いと言われています。
玄関の内側に貼る場合も、右側で目の高さに合わせ、家の鬼門・柱・子供部屋や大切な部屋の入口などにも御札を貼ってもいいです。
神棚がある場合神棚に立春大吉のお札を供えて下さい。
神棚がない場合は,タンスの上に供えても大丈夫ですが,紙または半紙を1枚敷いて,盛り塩をしてから御札を置くといいです。
御札は,水を扱う風呂場や台所等の場所には貼らないで下さい。


[貼る時間]は…正式な方法は立春の日を迎えた1時過ぎ~早朝に貼ることですが、細かいことまで気にしない場合は、立春~雨水までの間に、お札を貼っておけば大丈夫です。
御札は、立春の日に貼ったら、一年は貼ったままにして、一年間の厄除けにしましょう。


㈢[古い御札]は…

㊀翌年の立春に新しい御札と交換するのが通常となっています。
どんと祭りやお焚き上げに持って行って、供養してもらう方法があります。
㊂㊁に行けない場合は、御札に感謝の気持ちを込めながら、清めの塩を振って、可燃ごみとして出す方法があります。


㈣[貼る時は]ご飯を糊代わりにするのが良いそうで、粘着力が心配なら、両面テープを使って留めるのが良いでしょう。
半紙または白い紙でお札が入るようなポケットを作ってから御札を入れ、ポケット部分に画鋲やテープなどを使って壁に貼ります。御札を額に入れて飾るのもいいです。
御札が飛んでいかないよう、画びょうや釘などで留める方がいますが、御札は神様の分身なので、神様に画びょうなどを刺す行為となってしまうため、止めるようにしましょう。


㈤[立春大吉の御札の販売場所]
㊀立春大吉の御札は、禅寺の習慣として曹洞宗のお寺で作られていますので、近くにある曹洞宗のお寺で、立春大吉のお札が入手できるか確認してみましょう。
しかし、檀家さんに配るだけで、一般には授与しない場合が多いようです。
㊁下記の寺社は販売しています。

浅草寺(台東区)…1月1日~立春の期間、御札を授与。
出雲大社相模分祠(神奈川県秦野市)…1月1日~2月19日までの期間、1つ800円で御札を授与。恋愛成就の神様で、たくさんの祈願者たちが訪れます。
豊川稲荷(愛知県)&東京別院(港区)…曹洞宗の寺院。
・神光山西願寺(愛知県:曹洞宗)…いつでも御札を取りよせることができます。

・東福寺境内の勝林寺(京都:臨済宗)…「立春大吉」のご朱印。

春日大社(奈良県)…節分の日に御札がついた、ネコヤナギの小枝が授与。
越木岩神社(兵庫県西宮市)…2月1日から。


⑶[立春大吉御札手作り]しましょう♪
お寺で頂かなくても,自分で書いて貼っても問題はなく,効果がありますので、今年一年の家族の健康や幸せを願って、心を込めた御札を手作りしてみましょう♪
[作り方]
㊀白い紙を用意し、縦に長細く切ります。
㊁墨または筆ペンで無病息災を願いながら「立春大吉」と丁寧に書きます。
㊂書いたお札に自分の息を[3回]吹きかけかけたら完成です。
同じ手順で「鎮防火蜀」のお札も作って立春大吉の左側または、台所の目線の高さに貼っておくといいです。
[ポイント]…立春の日の0:00~19:22に立春大吉のお札を作ると効果がアップするそうです。


恵方参りをしましょう♪

詳しくは↓

③恵方巻きを食べましょう♪

⑴恵方巻きを食べる時の3つのルール
そうしないと、ご利益を得ることができないとされています。

食べる際は…
㊀よそ見をせず,今年の恵方「南南東のやや南」を向いて,食べなければいけません
(恵方は神様のいる方角)
黙って食べなければなりません
㊂縁起物である恵方巻きは,食べる時に切ってはいけないと言われています。
⑵福をもたらす七福神に見立てた7つの具材とそれぞれの意味は…
かんぴょう…細く長い形から「長生きできるように」という願いが込められています。
しいたけ煮…しいたけは傘の形が陣笠に似ているため,「身を守ってくれる」という意味があります。
伊達巻・卵焼き…その黄色い色から,財の豊かさ,金運のゲン担ぎとして使われます。
ウナギ…「ウナギ登り」という言葉からもわかるように,出世や上昇などの意味があり,古くからウナギは縁起のいい食べ物です。
また,ウナギの長い姿が長寿を表しているとも言われています。
桜でんぶ…鯛などの白味魚をほぐし,鮮やかなピンク色に仕上げてあります。
は「めでたい」という言葉にかけた縁起物であり,ピンク色華やかさを演出してくれます。
海老紅白の色目玉が飛び出ていることから「めでたし」という語呂合わせに使われる縁起食材です。また,健康長寿の象徴とされています。
きゅうり…その名前から「9つの利」をもたらしてくれると言われています。
 

立春の日は占い等で重要な日なので,占いをしてみましょう♪
旧暦(太陽太陰暦)を利用して,運気を占っている東洋系の占いの世界では一年の始まりを立春とするものもあります。

 

財布を購入しましょう♪
立春から始まる暦上の春ですが、風水の考えでは、「財布を買うのに良い季節は、春と秋だ!」といわれています。
春に購入する財布は「春財布」と言い、「(中身が)張る財布につながることから縁起が良い」といわれます。(※秋は実りの季節で「実り財布」で縁起がいいと言われています。)
風水では、立春は特に運勢の強い日なので、買った財布の運勢も強くなるとのことです。
黄色が金運、ピンクは恋愛運や対人関係・家庭運アップです。
風水では、この日に「衣」「食」「住」に関連のある新しいものを使い始めると幸運が舞い込むといわれています。
古い伝統の残る家では、一年の最初の元旦に新しいものを身に着ける風習や、物の新調をする風習があると思います。

 

[立春水「若水」]

立春の朝一番にくむ冷たい澄んだ水は,新春にふさわしい清冽なもので,気持ちもひきしまり,一年の邪気を祓うとされていました。
立春は昔は正月に当たる日だったので,この日の朝一番に汲んだ水は「若水」とされ,神棚にお供えした後に、その水を使って食事の用意をするのが縁起がよいと言われていました。
これは後で、お正月、元旦の慣習となりました。
この水を使って入れたお茶は福茶と呼ばれ、煎茶やほうじ茶を淹れたお椀に梅や昆布を入れて飲むのが良いとされています。
※水道の水でも、朝一番に神棚に供えたら、水は浄らかになり、神さまのパワーもいただけます。
*神棚がなかったら,本棚など高い所で代用しましょう。


立春にまつわる
[立春朝搾り]は…立春の未明に絞り上げ、出来上がったばかりの日本酒を、その日のうちに飲むことで、新しい春をお祝いする「立春朝絞り」という日本名門酒会が[1998年]から提唱している催しで、毎年[立春の日]に開催されています。現在では全国[43酒蔵]が参加する形になっているそうです。
立春朝搾りとして販売されているお酒は、すべて搾りたてのお酒で、とても貴重で、立春のお祝いには欠かせない縁起物なので、予約制での販売が一般的です。
日本で一番日本酒が売れる日でもあり、かなり稀少なので、予約は早めにしましょう。
立春のお祝いのために作られたお酒を立春の日の早朝に搾り、神社の神主さんにお祓いしてもらってから飲む貴重なお酒で、火も入れていないのものなので、[原酒]にあたります。
また、杜氏泣かせとも言われ、立春の日に最高の出来になるように、調整に調整を重ね、手間をかけています。立春の朝に搾り上げたできたての日本酒の原酒は、フルーティで香りがより強い仕上がりになるといわれます。
新たなる一年のスタートとして、立春の日に作られたお酒を呑むことによって、福を呼び、縁起が良いとされています。
また、昔からおめでたい日には、お酒を飲んで過ごす風習があります。


[立春生菓子]立春のめでたい早朝に作られた和生菓子をその日のうち(24時間以内)に食べると、福を呼び、縁起が良いとされています。
⑴和生菓子には、春をあらわす代表的な和菓子の㈠「桜餅」や㈡「うぐいす餅」などがあり、人気があるようです。

桜餅には、大きく分けて関東風の「長命(ちょうめい)」と関西風の「道明(どうみょう)」2種類あります。
長命寺(餅)関東で主流…小麦粉などの生地を焼いた皮でを巻いたクレープ状のお餅です。享保2(1717)年、隅田川沿いにある長命寺の門番:山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが江戸で大ヒット。
道明寺(餅)関西で主流…大阪の道明寺で保存食として作られたのが起源で、もち米を蒸して、乾燥させ、粗挽きした道明寺粉で皮を作り、餡を包んだ、まんじゅう状のお餅で、道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴です。
「長命寺」「道明寺」どちらの桜餅も、桜の葉の塩漬けで包まれていますが、柔らかくて毛が少ない「大島桜」が主に使われ、全国で使用される桜餅の約7割が伊豆の松崎町で生産されています。
桜の葉を塩漬けにすることで、生の葉にはない、クマリンという芳香成分が生まれ、独特の風味を醸し出します。この塩漬けの葉で包むことで、桜餅に桜の香りや塩気がついておいしくなるのです。
葉の大きさに関西と関東の好みの違いがあり、関西では小さめのもの、関東では大きめのものが好まれているそうです。長命寺の桜餅は、大きめの葉2~3枚で包んであり、香りが餅に移っているので、葉を外して食べるのがおすすめだそうです。

うぐいす餅は、求肥(ぎゅうひ)を包み、青大豆を炒った「うぐいすきな粉」をまぶしたもので、普通のきな粉より、緑がかった色で独特の甘みと香りがあります。青大豆は収穫量が少ないので、青大豆のきな粉も流通量が少ないようです。

(その他:とちもち・ぼたもち・草もち)

⑵代表的な和生菓子…花弁餅(はなびらもち)…ゴボウと味噌あんを求肥で巻いたお菓子。平安時代に宮中で「お歯固めの儀」という風習があり、白い丸餅に紅色の菱餅を重ねて、さらに様々な食べ物を乗せて食べたのが始まりと言われています。梅の花びらに見立てて餅を薄く丸い形にしたといわれます。
立春の日に美味しいお茶と一緒に頂いてみるのも、また、格別です。
お住いの地域の和菓子屋さんでも「立春生菓子」を販売しているお店もあるかもしれませんので、チェックしてみましょう♪


[立春大吉餅]…立春大吉の行事の時に人気を集めているのが伊勢の[赤福]の[立春大吉餅](2月の朔日餅)です。
黒大豆と大豆を使って作られる[2種類の豆大福餅]で、片方は大粒の黒大豆とこしあんが包まれた[白い餅]、もう片方はそこに[きな粉]をまぶした[黄色い餅]です。
香ばしい香りに春の訪れをふんわりと感じとることができます。
生なので、その日にしか手に入りませんが、毎年、お店の前には行列するほどの人が集まり、整理券を配布しなければいけないほどの申込数だそうです。 

 

豆腐
「白い豆腐を食べると,邪気を祓って,身を清め,霊力を宿す」と昔から考えられており、そこから立春の日に豆腐を食べると縁起が良いと言われるようになりました。
節分にはそれまでの罪や穢れを祓うために,立春には清められた体に無病息災や幸せを呼び込むために,この両日食べる豆腐のことを「立春大吉豆腐」と呼ばれています。
立春の日に白い豆腐を食べると,「邪気や厄を祓い,心も体も清められ,幸せを呼び込んでくれ,良い1年が過ごせる」と言われています。
白いままで食べるのが良いので、色のつく醤油より、藻塩をかけて食べるといいそうです。
豆腐には,蛋白質,カルシウム,イソフラボン,サポニン等が含まれていて,動脈硬化・高血圧の改善,骨粗鬆症予防,美白・美肌等に効果があると言われています。
豆腐の原料である大豆の栄養価は高い反面,消化が悪いのですが,豆腐になると,消化吸収率がりますので,病人食としても使われています。
但し,[過剰に取り過ぎてしまうと]ニガリ成分の影響で,お腹がゆるくなり,下痢をしてしまうことがあるので、注意しましょう♪
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【図書館カフェ HabiRoad】 

   

現在は山梨県大月市で,【事前予約制】で、イベント、ワークショップ、お話会、個人セッション等を行っています。

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ありがとう ご縁に感謝 (byおじぞう) 

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【平井克也】の著書『成功する人は、なぜ宇宙を語るのか。』が2017年12月13日(水)、【徳間書店↓】から出版されています。

 

 

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