旧中山道と神明通りの中間に谷間に沿った道がある、通称スリバチと呼ぶそうだ。

 1960年代の地図によると旧中山道と神明通りの別れ道、旧入間川の河道で根岸5丁目付近を会の谷と呼び、浦和区神明2丁目を久保入と書かれている。久保という地名辞典で調べてみると水に浸食された土地を久保()と書かれていた。

台地の端、または台地の内部に刻まれた、谷や窪地の凸凹地形を指す。

水によって浸食した跡です。(スリバチ地形の定理)による。

治水図の中央から上に左にカーブを描き薄緑の部分が久保入の谷と呼ばれる部分。

薄緑を囲む黒線が台地を表す。

薄緑の先端、浦和区神明2-16の旧地名、十字が久保入の谷頭(谷先)にあたる。

水色は旧入間川の河道、右隣の薄緑色は神明丸の谷戸

地図上部の久保入から、下部の上会ノ谷に流れる。

 

赤い線は久保入の谷と神明丸の谷戸の谷筋

手前の道路かから80㎝程さがりその下が暗渠になっている。

田島通りに出て旧中山道を望む。

暗渠の流れは田島通りを潜り出て親水緑道のような流れ。

出口から見る

坂の途中、歩行者の左側が親水緑道の出口、坂の途中で掃除中の

お年寄りに排水路の行方を尋ねたら、緑道出口傍のマンホールを指指し、

「田島通りもこの道も南浦和駅ができてから作られた道路だから」と

教えられる、新しい人が住むようになり、昔を知る人が少なくなってしまった。

田島通りから見た久保入の谷筋

神明通りから谷筋を俯瞰、前方の林は阿弥陀堂

旧中山道、焼米坂上から久保入谷を俯瞰。

同じ道筋を神明通りから谷筋を俯瞰

谷底から神明通りを見あげる。

武蔵野線ガードを潜る。

武蔵野線第一久保入ガード

ガード潜り、神明通り、薬師堂裏道から谷筋を眺める。

下り坂52mの距離を8m降る、8.9度15.7%(地理院GPS)

 

谷筋から神明通り、神明神社を望む

谷筋の角にあるお地蔵様、由緒来歴不明

旧中山道を出て久保入を振返る。距離800m