笹目川の野草Ⅲ
画像撮影2017-4~2020-4/15
4/03-2019瓶尻橋左岸上流袂
タツナミソウ シソ科タツナミソウ属 在来種 多年草
花期5~6月茎の先に長さ3∼8㎜の花穂を出し、一方向に偏って花をつける。
花の色は青紫または淡紅紫色。
笹目川では一般家庭の園芸用が根ついたようだ。
4/03-2017左岸砂田切橋付近
キュウリグサ ムラサキ科キュウリグサ属 在来種 越年草 花期3∼5月
名の由来は茎や葉を揉むとキュウリの匂いすることが由来といわれる。
淡い青紫の花は5弁で2㎜程で小さく、茎の先についた沢山の蕾は下から順に開花する。園芸植物と知られる勿忘草は近縁は花などはよく似ているが、
勿忘草の花径は1㎝でキュウリグサの花ははるかに小さい。
4/03-2017右岸階段テラス
コハコベ ナデシコ科ハコベ属 在来種 越年草 花期3∼9月
花径5∼6㎜、花の色は白色、花弁は5枚、深く裂し、10枚にも見える。
春の七草の内の一つハコベラがこれにあたる。
笹目川には近縁種としてウシハコベも生殖している。
4/03-2017左岸内谷橋上流
ナガミヒナゲシ ケシ科ケシ属 地中海沿岸外来種
花期は4~5月 1961年東京で初めて確認される。
笹目川では河川敷、遊歩道のそこかしこで見られる。
4/03-2017左岸内谷橋上流
ノボロギク キク科キオン属 ヨーロッパ原産外来種 越年草 開花5∼8月
花径は1㎝程度の頭状花序で黄色い筒状花だけの花をつける。
日本には明治初めに帰化した。和名は「野に生えるボロギク」の意。
4/03-2017左岸ステージ広場
タネツケバナ アブラナ科タネツケバナ属 在来種 越年草
和名の由来 稲の種籾を水につけて苗代つくりに準備をする頃、
白い花を咲かせることか「種付け花」と名付けられたとか。
食草や薬草にもなると書かれているがあまり聞かない話である。
4/05-2018左岸ステージ広場
スミレ スミレ科スミレ属 在来種 多年草
スミレとはスミレ属の総称、スミレと名のつくものは数十種類あるとか、
ここでいうスミレとは道路やコンクリの隙間からも植生しているののをいう。
4/05-2018左岸最上流
西洋から菜 アブラナ科アブラナ属 中央アジア原産外来種 花期3~4月 総合対策外来種
もともとは明治時代に食用として導入されたものが野化した。
似たものにアブラナがあり、花では見分けがつかないがからし菜の葉の縁に鋸歯があり、葉裏の脈上や茎に刺上の毛が散生する、また、葉はアブラナは茎に抱くがからし菜は抱かない。笹目川ではアブラナ、からし菜の交雑種が目立つようになってきた。
食用としては霜の季節が過ぎた花芽が蕾の内が食べごろ、3日以上過ぎると辛みがなくなる。
4/09-2018左岸ステージ広場
オッタチカタバミ カタバミ科カタバミ属 北アメリカ原産外来種 多年草
花径約1.5㎜ 花期4~10月 戦後駐留軍の荷物について侵入したと考えられる。
他のカタバミに比べ、地に這わず地下茎が地上に立ち上がろことから名付けられる。
似た花にカタバミがある。
4/15-2018 左岸砂田切橋下流
アヤメ アヤメ科アヤメ属 在来種 左岸砂田切橋下流 多年草
毎年同じ場所で数株花を咲かせていたが、イタドリに生地を奪われ見られなくなった。
アヤメの周りの葉はイタドリで1週間もしないうちに背丈が伸びアヤメを覆ってしまう。