笹目川の上流水門から笹目川橋の約2㎞、右岸から左岸をルーティンで廻りだしたのは2014年、
道端に小さな花を見つけ携帯で画像を撮り、パソコンのホルダーに残すようになったのが始まり。
その時の草花はフラサバソウとキュリグサだった。
8年の時が過ぎ、これまでの画像が190を超えるまで溜まり、新規に見つかる草花がなくなり
逆にこの数年笹目川から消えてゆく花が増えている。
撮影月日の早い順に書込んでいる。外来類似種は説明を入れ削除している。
参考ホームページ 松江の花図鑑、三河の植物観察、その他多くのホームページを参考資料に使わせて頂いている。
撮影日2020-1/09 ステージ広場付近
日本水仙 ヒガンバナ科スイセン属 地中海沿岸原産園芸種 多年草 花期12~4月
園芸種で日本国内60種類はあると書かれている。笹目川でも日本水仙のほかに房咲水仙、鈴蘭水仙、八重水仙、
黄水仙、ラッパ水仙、ペチコート水仙の7種類の水仙が確認されているが、群生は一頃の3割ほどに減り、
ラッパ水仙、ペチコート水仙は数年姿を消している
撮影日1/14-2020 左岸のそこかしこで
オオカワジシャ オオバコ科クワガタソウ属 ヨーロッパ、アジアの原産 外来種 特定外来生物
越年草 花期、春~秋 直径5㎜程の淡紫色∼白色の4深裂した花を多数つける。
名前の由来、カワヂシャ「川べりに生えるチシャ(レタス)の意味」より大きいから名付けられる。
笹目川には生息せず。 オオカワジシャは左岸のそこかしこで確認できる。
1/17-2017 左岸下流3.5㎞群生
ホトケノザ シソ科オドリコソウ属 在来種 越年草 花期3~6月
春の七草の「仏の座」とは別物、別名三階草
子供の頃に花を抜いて蜜を吸った経験がある人もいるはず。
2/19-2017 左岸水辺公園橋付近
フラサバソウ オオバコ科クワガタソウ属 ヨーロッパ原産 外来種 越年草
3-5月にかけて咲き、花色淡青紫色、皿形で形2~2.5㎜萼裂片は卵形三角形で縁には長白毛が生える。
名前の由来は果実の形状が雄犬の「フグリ」、つまり陰嚢に似ていることから。
2/20-2019 左岸辻用水排水路から下流
オオイヌノフグリ オオバコ科クワガタソウ属 ユーラシア、アフリカ原産 外来種 越年草
近縁種に上記のタチイヌノフグリ、フラサバソウがあり花径は8∼10㎜と一番大きい。笹目川には植生しないがイヌノフグリより大きいからと名付けられたと記入されている。別名「星の瞳」とも呼ばれる。日本に入ったのは明治初年と推定される。
3/17-2020 左岸水辺公園橋付近
タチイヌノフグリ オオバコ科クワガタソウ属 ユーラシア、アフリカ原産 外来種 越年草
花期は4∼6月花柄はなく、上部の花腋に青色の直径4㎜程の花をつけ、花冠が深く4裂する。 晴天の正午前後の数時間しか開かない。
3/17-2020 そこかしこに
ナズナ アブラナ科ナズナ属 在来種 越年草
別名、ぺんぺん草、三味線草、貧乏草などと呼ばれあまり良いイメージは無いようだ。
食用としては春の七草の一つだがレシピを参考に体験してみる。
薬用にも使用されている
3/03-2018 両側そこかしこ
ヤハズエンドウ マメ科ソラマメ属 在来種 越年草 蔓性 花期3~6月
別名カラスノエンドウ 三河の植物観察では白花はシロハナカラスノエンドウという。花は蝶形で長さ12∼16㎜の紅紫いろの花を1-3個つける。
近縁種にスズメノエンドウ、カスマグサがある。白花エンドウは左岸白幡橋上流で多く見かける。
スズメノエンドウ マメ科ソラマメ属 在来種 越年草 蔓性 花期3~6月
カラスノエンドウより小さいため、この名がつけられた。
花は葉腋からのびた柄の先に普通4個つき、花の長さ3~4㎜の白色に近い淡紫色。
左岸瓶尻橋から下流で見られる。
カスマグサ マメ科ソラマメ属 在来種 越年草 蔓性 花期3~6月
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間の大きさでこの名前が付いたが、
大きさはスズメノエンドウにより近い。
花は細長い枝の先に淡紅紫色の長さ約5㎜程の花1~3個つける。
群生するスズメノエンドウに従う様に1割ほどの花を咲かせている。