笹目川の野草Ⅳ
画像撮影2017-4~2020-5/01
3~4月は多くの小さな花が顔を見せてくれる。
笹目川は通常の花期の時期より半月から1ヶ月早く訪れるようだ。
アカツメクサ マメ科シャジクソウ属 ヨーロッパ原産外来種 多年草
両岸の法面に見られる。
別名(ムラサキ紫ツメクサ)花期5∼8月江戸時代にオランダからのガラス製品の
輸入の緩衝材の詰め物として国内に入り、名前の由来にもなっている。
シロツメクサ(クローバー)とともに明治以降、牧草として移入された。
シロツメクサと同じ白花でもアカツメクサの白を雪花ツメクサと呼んでいる。
イヌガラシ アブラナ科 在来種 多年草 花期4~9月
ステージ広場で見られる。
花は根本から株立となり、花茎上部に黄色い花弁の十字状花を総状に多数つける。
3∼4月ごろの、若芽や若い茎葉を摘んで食用とする。茹でて水にさらし、
おひたし、和え物、食味は全体にからしのような辛味がある。
薬草として煎じたものは咳止めや利尿薬として使われた。
オランダミミナグサ ナデシコ科ミミナグサ属 ヨーロッパ原産外来種
左岸、瓶尻橋、白幡橋袂で見られる。
越年草 花期3∼5月 茎は直立し枝先に白い5弁の集散状にいくつもつける。
花弁の先は2裂する。花の開いている時間は短い。
トキワハゼ サギゴケ科サキゴケ属 在来種 1年草
左岸下流遊歩道隅で見られる。
花は筒状、下側にが前に平たく伸びた唇型花である。
花の長さは約1.4㎝
コメツブツユクサ マメ科シャジクソウ属 外来種1年草
右岸左岸法面に見られる。
花の形はシロツメクサに似ているが全体的に小さいことが
名前の由来。
コウゾリナ キク科 在来種 越年草 花期5∼10月
右岸生垣端や桜並木根元で見られる。
茎は直立し、伸びると高さ40∼100㎝になる、春になると分岐した枝の先に
散房状の花序が付き、タンポポを小さくしたような径2~2.5㎝の
黄色い花をつける。
ヒメオドリコソウ ヨーロッパ原産外来種 多年草 花期3~5月
左岸砂田切橋跡下流河川敷に群生。
明治中期に帰化した。草丈は10~25㎝ 花の色は明るい赤紫色の唇形花で、
上唇片は兜の形、下唇片先が2裂し赤い斑点がある。
4/21-2018
ツボミオオボコ オオバコ科 北アメリカ原産外来種 1年草
ステージ広場、遊歩道で多く見られる。
花期5~8月 笹目川河川にはオオバコ、ツボミオオバコ、ヘラオオバコの3種類が生息し、
特徴として、オオバコの葉は無毛に近く、ツボミオオバコは白色短毛に覆われている。
ヘラオオバコは大きく、葉はヘラの形から名付けられた。
ノゲシ キク科
在来種 越年草 花期4∼7月
河川敷のそこかしこで見られる。
頭花は黄色で約2cm、葉は茎を抱く。
近縁種にオニノゲシが笹目川に生殖しているが、鋸歯の先には鋭い刺があり、
触ると痛い。
マツバウンラン オオバコ科 アメリカ原産外来種
左岸ステージ広場付近の生垣の根元に植生
1941年京都で初めて採取された。葉の形が松葉、花はウンランに似ている
ことから名付けられた。直径1㎝程の仮面状花を穂状につける。