伊雑宮(いざわのみや)

▶御祭神:天照坐皇大御神御魂

▶三重県志摩市磯部町上之郷374

▶志摩国一の宮

 

伊勢神宮内宮の背後にある島路山を越えた場所にあり、内宮の別宮のひとつで瀧原宮と共に「天照大神の遥宮」と呼ばれています。内宮別宮の中では荒祭宮、月讀宮、瀧原宮に次ぐ格式とされていて、別宮で唯一、神田(しんでん)を持っています。


伊勢神宮の内宮を建立した倭姫命が、神宮への神饌を奉納する御贄地を探していたところ、伊佐波登美命が出迎えた当地を選んで当社を建立したと伝えられています。

 

 

近鉄志摩線の鳥羽駅から賢島行きに乗って23分、上之郷駅という無人駅から徒歩5分ほどの場所にあります。途中、国道167号線を横切ります。


古い家並みの奥にこんもりとした敷地が見えてきます。鳥居をくぐるとすぐ右手に宿衛所があり、御朱印や御札、お守りはこちらで頂きます。

 

 
逆光になってしまいましたが手水舎。
 
 
祓所(はらえど)は祭事の前に神饌と神職を祓い清める場所です。
 
 
その手前にある忌火屋殿(いみびやでん)は火鑽具(ひきりぐ)で火を起こし(忌火:清浄な火)お供物を準備する場所です。
 
 
本殿の前に到着しました。伊雑宮でも20年に一度、式年遷宮を行っています。こちらは空いている方の敷地(古殿地)でしょうか。
 
 
現在の本殿の正面からお参りしたところ。
 
 
横から見たところ。神明造りの真新しい建物です。両国国技館の吊り屋根も神明造りですね。
 
 
 
 
斜めに生えていた御神木。
 
 
頂いた直書きの御朱印。


最寄りの上之郷駅。