青龍山能蔵院
■真言宗智山派
■御本尊:地蔵菩薩、飯縄大権現
■千葉県南房総市千倉町忽戸146
■札所:東国花の寺百ヵ寺
現在地より西に1kmほど離れた岱山の蓮台寺能蔵院が前身で、1551年に宗栄法印が当地に移して再建したと伝えられています。現在の本堂は1715年に再建されました。
能蔵院の山には飯縄大権現と呼ばれる烏天狗が住んでいて、神通力で自由自在に空を飛んだりんで行き、福徳を授けたりしていたという伝説が残されています。しかし沖合で漁船が魚を一人占めしようとしたり不埒な行動をとると、怒って大きな潮の渦を起こして漁船を動けなくしてしまうという怖い一面もあったそうです。
**************************
JR内房線の千倉駅からバスに乗り、「勿戸(こっと)小学校前」で降りて徒歩5分の場所にあります。私はタクシーで向かいました。
正面が本堂で、御本尊の地蔵菩薩が祀られています。御本尊につながっていると思われる回向柱から白い布が伸びています。
本堂側から見ると遠くに海が見えます。房総らしい爽やかな青空です
本堂手前の権現堂で、飯縄大権現が祀られています。高尾山薬王院にもお祀りされていますね。護摩祈祷などもされているようです。