現在、実際にお参りしてから記事化するまで2ヵ月ほどタイムラグができてしまっているのですが、それだと旬を過ぎてしまう記事もあるので前倒して記事にすることにしました冷や汗
 
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高尾山薬王院
■真言宗智山派、大本山
■御本尊:薬師如来、飯縄権現
■東京都八王子市高尾町2177
■札所:関東三十六不動第8番、
多摩四国八十八箇所第68番、
関東九十一薬師第5番、
東国花の寺百ヶ寺 東京8番
 
744年に聖武天皇の勅命で行基が開山したと伝えられ、御本尊に薬師如来が祀られたことから薬王院と称されました。
 
室町時代に京都・醍醐寺から俊源大徳が入り、飯縄権現(いいづなごんげん)を守護神として祀ったことから修験道の道場としても発展しました。
 
飯縄権現は元は信濃・飯縄山への山岳信仰から派生した神仏習合の神で、多くの場合、白狐に乗った剣と索を持つ烏天狗形で表されます。戦国武将などから篤く信仰され、上杉謙信の兜の前立は飯縄権現像でした。
 
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関東三十六不動の締めくくりに高尾山にお参りしてきました。東京に住んでいながら高尾山に登るのは初めてです(言い訳がましいですが御嶽山や富士山はあるんですけど…)。灯台下暗しと言ったところでしょうか。
 
JR中央線の高尾駅で京王電鉄に乗り換えて、高尾山口駅で降りてケーブルかリフトに乗り換えます。その途中の川沿いの紅葉です。プロのカメラマンみたいな方も撮影していたので有名なスポットなのでしょうかカメラ
 
 
 
ケーブルカーは乗るまで40分待ち、リフトは35分待ちとあったので、ちょっと短いリフトを選びました。かなりの急勾配を登っていくのに、ただ腰かけるだけでベルトも何も固定するものが無いので少々怖かったです。
 
下りの人とすれ違ったのですが、下りのほうが急勾配の下が見えて怖いようでブツブツ言ってる人や顔面蒼白の人がいたので、帰りはケーブルカーにしました。帰りは15分待ちで済みました。
 
 
上に着いてからは舗装された参道を歩いていきます歩く。ケーブルもリフトもさほど変わらない場所に到達します。そこから薬王院までは15分ほどです。
 
途中、色づきの綺麗な場所があったので撮影しましたカメラ。黄色と緑色の細かなグラデーションが美しいですね。
 
 
 
タコ杉が現われました木
 
高さ37m、幹囲6mの大木で樹齢推定450年だそうです。参道を切り開く際に邪魔になり伐採しようとしたら、一夜で根が後ろに曲がってタコの足のように見えるようになったことから命名されたそうです。
 
 
浄心門をくぐってすぐ左手にある神変堂です。役行者を祀ったお堂ですが腰痛平癒、健脚祈願の御利益があるようです。
 
 
霊気の宿ったような大木が参道の脇に並び立っています。周りが静寂につつまれていたら何か感じたかもしれませんが、参道は人人人で…。
 
 
ようやく山門(四天王門)に到着しました。1984年に江戸時代の様子を再現して建てられた重層入母屋造りの門で、四天王が祀られています。
 
 
八王子市に住む北島三郎の歌碑があり、曲がエンドレスに流れていました。高尾山に杉の苗木を10万本寄進した、と札がかかっていました。

歌まで否応なしに聞こえてくると、歌碑ってちょっと押しつけがましく思えてしまいます。
 
 
門の近くにあった天狗像。天狗は飯縄権現の随身として神格化されています。
 
 
黄金色に輝く八大龍王像。この足元の水でお金を洗うと金運に恵まれるそうです。
 
 
手水舎の水盤の横にも、法螺貝を持った修験者の像が立っています。
 
 
こちらに鈴を納めると良縁に恵まれるそうです。まさに鈴なり状態です。
 
 
その奥には修行大師が祀られていました。こちらは合格・学業祈願の御利益があるようですが、努力という点で通じるものがあるかもしれませんね。
 
 
に続きます。