江戸十大祖師 法恩寺(墨田区)の御首題 | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

平河山法恩寺
■日蓮宗
■御本尊:十界曼荼羅
■東京都墨田区太平1-26-16
■札所:江戸十大祖師
 

1458年、太田道灌が江戸城を築くにあたり、丑寅の方角にあたる平河村に城内鎮護の祈願所を建てたのが始まりとされています。開山は日住上人で、当初は本住院と号していました。後に孫の太田資高が寺号を法恩寺と改めました。

 

何度か移転を経て1695年に当地に移りましたが、江戸時代は塔頭20ヵ寺・末寺11ヵ寺を擁する寺盛を誇っていました。町名の太平も太田道灌の太と、平河山の平から名づけられたそうです。

 

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JR錦糸町駅から徒歩10分ほどの場所にあります。大きな蔵前橋通りに面した参道の入口からはスカイツリーを奥に望むことができます(午前中お留守で午後に再訪したので、この画像だけ曇っています☁)。

 

 
参道の両脇には四つの塔頭寺院が並んでいます。
 
 
山門から中に入ります。正面の本堂は改修工事中でした。
 
 
山門から入って左手の三重塔は一階が鐘楼になっていて、経石塔とも呼ばれています。1932年に建てられました。
 
 
その奥の日蓮聖人像の下は妙元廟という永代供養墓になっています。
 
 
かつて江戸城内に平川という清流があり、その近くに当山と平川清水稲荷というお稲荷さんの祠がありました。移転に伴いお稲荷さんも当地に遷座されています。

太田道灌が平川を見て「武蔵野の 小川の清水 絶えやらで 岸のねせり(根芹)を 洗いこそすれ」と詠んだそうです。
 
 
お稲荷さんの手前の手水盤。滔々と水が流れていました。
 
 
 
金網でしっかりと守られた神狐 kitsune。毛並みまで細かく刻まれています。
 
 
二年前にお参りした時は御住職不在で書置きを頂きました。江戸十大祖師で唯一書置きだったので気になっていたのですが…。
 
 
今回ようやく念願かなって直書きの御首題を頂きました。とても気さくな御住職で土地のことを色々と話して下さいました。
 
#法恩寺御首題(江戸十大祖師)