円頓山興正寺
こうしょうじ
■浄土真宗興正派本山
■御本尊:阿弥陀如来
■京都市下京区堀川七条上ル花園町70
1212年、親鸞が山科に寺を建て、順徳天皇から聖徳太子にまつわる「興隆正法」の勅願を賜り興正寺と名づけられました。
1328年に京都・東山渋谷に移転し、後醍醐天皇から「阿弥陀佛光寺」の勅号を賜ります。しかし1481年、経豪(後の蓮教上人)が蓮如に帰依して、山科西野に興正寺を再興し有力末寺と共に山科本願寺に帰属しました。
その後、興正寺には本願寺顕如の次男・顕尊が入寺し、石山本願寺の脇門跡に任ぜられます。1585年には大阪天満に移転しますが、豊臣秀吉の命で再び洛中の七条堀川に移転します。
蓮教上人以来、本願寺と密接に関わり合い、西本願寺の脇門跡として位置づけされてきましたが、1876年に本願寺から独立して真宗興正派を立て、現在に至ります。住職は門主の華園家が代々務めています。
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京都駅の北西600mほどの場所にあります。すぐ北には西本願寺の境内が隣接しています。
堀川通りに面した大きな三門から中に入ります。