興正寺(御朱印は無いけど訪れたいお寺シリーズ) | うさみーの御朱印御首題✿歴史散歩

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全国各地、といっても関西圏が多いですが、を旅してお寺や神社で御朱印や御首題を頂いた記録です。
コロナもようやく落ち着いたのであちこち出没再開しています。記事はのんびり不定期に書いております。

円頓山興正寺
こうしょうじ
■浄土真宗興正派本山
■御本尊:阿弥陀如来
■京都市下京区堀川七条上ル花園町70
 
1212年、親鸞が山科に寺を建て、順徳天皇から聖徳太子にまつわる「興隆正法」の勅願を賜り興正寺と名づけられました。
 

1328年に京都・東山渋谷に移転し、後醍醐天皇から「阿弥陀佛光寺」の勅号を賜ります。しかし1481年、経豪(後の蓮教上人)が蓮如に帰依して、山科西野に興正寺を再興し有力末寺と共に山科本願寺に帰属しました。

 

その後、興正寺には本願寺顕如の次男・顕尊が入寺し、石山本願寺の脇門跡に任ぜられます。1585年には大阪天満に移転しますが、豊臣秀吉の命で再び洛中の七条堀川に移転します。

 

蓮教上人以来、本願寺と密接に関わり合い、西本願寺の脇門跡として位置づけされてきましたが、1876年に本願寺から独立して真宗興正派を立て、現在に至ります。住職は門主の華園家が代々務めています。

 

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京都駅の北西600mほどの場所にあります。すぐ北には西本願寺の境内が隣接しています。

 

堀川通りに面した大きな三門から中に入ります。

 

 
 
手水舎。
 
 
立派な龍から水が滴り落ちています。
 
 
御影堂(ごえいどう)は1912年に再建され、中央に親鸞聖人の御真影を奉安しています祈る人
 
 
御影堂から向かって右の阿弥陀堂を臨んだところですカメラ
 
 
阿弥陀堂は1915年に再建され、中央に阿弥陀如来像を奉安し、脇に七高僧・聖徳太子の御影が祀られています祈る人
 
 
阿弥陀堂側から先ほどの御影堂の横を見たところです。
 
 
経蔵は1848年に建てられ、中に経典が納められています。火災から守るためか石造りの頑丈な造りになっています。
 
 
壁越しに西本願寺の飛雲閣らしき建物が見えました。
 
 
こちらは浄土真宗のお寺なので御朱印はありません。

「興隆正法」と書かれた法語印のようなものを出されていますが、押されている印に「参拝記念」と銘打たれているので、御朱印帳に他の御朱印と並列して頂いていいものなのかどうなのか、悩ましいところです。