「尾骨が突き刺さって、痛くて仰向けで寝られない」
弥生小学校のセミナーでの参加者からのご相談です。
立ち姿を拝見すると、一見姿勢がよさそうですが、
腰の部分が過度に反っている、「お腹猫背」の姿勢でした。
お腹を付きだして立っていたり、お尻が突き出て人に多いタイプです。
女性にはかなり多いです。
この姿勢の方は、腰痛があり、痛みで長時間立っていられません。
ご自身でのチェック方法は
1 壁を背にして立ち、「かかと、お尻、背中、頭を壁につける」
2 1の状態のまま、腰と壁との間の隙間に手を入れる
※手のひら1枚分の隙間ならOK
※それ以上~手のひらが2枚以上入る、あるいはげんこつが入ってしまう場合は、
「お腹猫背」に該当します。
腰の部分の過度の反りを解消すれば、腰痛も収まってきます。
改善方法1
1 壁を背にして立ち、「かかと、お尻、背中、頭」を壁につける
2 1の状態のまま、腰と壁との間の隙間に手を入れる
3 手のひらを壁に押し付ける
(恥骨を前に突き出す、あるいは骨盤を後ろに倒すイメージ)
4 上手くできない時は、5cm⇛10cm⇛15cmとかかとを壁から徐々に離し、
やりにくく感じ始める、「かかとと壁の距離」を把握する
5 その間隔でラクにできるようになるまで練習する
(練習は壁に腰を押し付けたまま、深呼吸を2回する・・を繰り返す)
6 その間隔でできるようになったら、壁とかかととの距離をだんだんに狭めていく
※膝が曲がったり、上体が壁から離れないように行う
※腰が反り過ぎない間隔をつかむことが目的
改善方法2
1 立った姿勢で足は肩幅、膝を少し曲げ、骨盤を後ろに倒す練習
※上体はまっすぐのまま、前後に倒れないように