超人ビンタマン | まったり超人同盟~キン肉マン irodori応援隊~

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耐久年数を過ぎたオッサンことシーク星人二世が、超人募集採用を目指したり、マンガやアニメの感想を書いたり、お絵かきしたり、まったりしたり…

ソルジャー隊長(キャプテン)の「無言の激ビンタ」をうけて、

浮足立っていたブロッケンも本調子を取り戻した様子

作中の時代背景だと、アントニオ猪木の「闘魂注入ビンタ」

が流行っていたころでしょうか…ちょっぴり懐かしいと同時に、アタ

ル兄さんとブロッケンJrの強いキズナを感じられる名場面ですね。

 

 

さて「キン肉マン」という作品は、元々「ギャグマンガ」

して連載を開始して、その後シリアスな「プロレスマンガ」

ジャンルを移行していきました。

そのせいなのか本編中ではギャグとシリアス両方合わせて、実に

様々なシチュエーションでの「張り手」「ビンタ」の応酬が見られ

ます。

今回はその中でも、筆者が最も印象に残っている「マイフェイ

バリットビンタ」と呼べる名場面を振り返りながら、冷奴して

みたいと思います。

 

 

 

その名場面とは「第20回超人オリンピック」決勝戦、

ロビンマスクvsキン肉マンおけるワンシーン。

 

この時期、いまだ「ダメ超人」から脱却できていないキン肉マン。

それでも持ち前の「運」「根性」でどうにか決勝戦まで勝ち上がっ

てきたものの、決勝戦の相手「前回優勝者」のロビンマスクにはそ

れらも通じず。

圧倒的な実力差を前に、その心はへし折れる寸前まで追い込まれ

てしまいます。

セコンドのミートくんやテリーマンからのアドバイスにも聞く耳を持と

うとせず、あわや試合放棄か?…と思われたその時でした。

宿命キン骨マンからの、まさかのビンタ。

いや、キン骨マンだけではありませんでした。

その子分であるイワオに、準決勝で闘ったラーメンマンまでもが集

まってキン肉マンにエールを送ったのです。

 

これまで何度となく自分の命を狙ってきた宿敵からの叱咤激励、

そして勝利を願って寄せられた期待。

ライバル達の想いに応えるために、涙ながらに奮い立ったキン肉

マンの心は2度と折れること無く、激闘の末ついに「火事場の

クソ力」を発動!

難攻不落と思われたロビンマスクを見事攻略し、ついに念願の

超人オリンピック」優勝という快挙を成し遂げたのでした。

 

 

これまでは単なる「ラッキー」としか見られていなかった、キン

肉マンの奇跡の逆転劇ですが、ここで初めて「キン肉マンには、危

機回避のための発的な潜在能力」が備わっていることが、ハッキ

リと明示されたのです。

(この時点ではまだ火事場のバカ力」表記でしたので、後の「火事

場のクソ力」の原形のようなものだったのかも?)

 

ところで現在連載中の最新シリーズにおいて、「火事場のク

ソ力」には三つの段階があると提示されました。

 

第一のクソ力は、己の勝利のために敵を打ち砕く力。

第二のクソ力は、仲間のため、友のために発揮する力。

「敵のために力を尽くす?…そんな発想はオメガの文化にはあり

えない。」

パイレートマンの理解を遥かに超えていた、まさに究極というべき

「第三段階、火事場のクソ力」

 

 

キン骨マン達、宿敵からのビンタという檄をうけて事実上初めて

発動し「火事場のクソ力(バカ力)」、この時点で既に

第三段階への萌芽がみえていたのだとしたら…。

ちょっぴりムネアツな冷奴を交えつつ、以上が筆者の「マイフェ

イバリットビンタ」でした。

 

 

ちなみに、2番目にスキなのはこれ。