キン肉アタルの真意 | まったり超人同盟~キン肉マン irodori応援隊~

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耐久年数を過ぎたオッサンことシーク星人二世が、超人募集採用を目指したり、マンガやアニメの感想を書いたり、お絵かきしたり、まったりしたり…

 

オメガ六鎗客との闘いに、ついにキン肉マンソルジャー

が参戦。

いや、正確にはキン肉アタルが参戦です。

 

スグルと組んで「リアル・マッスルブラザーズ」結成!

アリステラとマリキータマンのコンビと激突!…かと思われたキン

肉アタルでしたが、なんとスグルとのタッグチーム結成を拒否。

その理由はパイレートマンとの戦いで負った、スグルの腹部の

ダメージが大きいため」だそうです。

 

ほんまにぃ~?

 

にわかには信じ難い理由です。

馴れ合いの助け合いを否定し、楽な道とイバラの道があればイバ

ラの道を進む「真・友情パワー」を提唱するアタル兄さんと

思えぬお言葉。

ましてやこのキン肉マン、「キン肉マン2世 究極の超人

タッグ編」においては、手術で摘出した左腕の骨を試合中の

加圧トレーニングで再生させたりと、起こした奇跡は枚挙にいとま

ありません

まさかキン肉マンの異名が、奇跡の逆転ファイターなこと

を知らないアタル兄さんではないはずです。

それが弟の体調不良を心配してタッグ結成を拒む…?

う~ん、なんだか額面どうり受け取るのは、少しちがう気がします。

 

自分にはアタルの言い分は、最初からキン肉マンと組む気が無く、

断るための体のいい言い訳のようにしか感じられません。

 

では何故アタル兄さんは、弟とタッグを組もうとしないのか?

…現状、考えられる理由は2つ。

1つ目は、「時間的な制約」です。

キン肉マンのダメージが大きくて戦えないのなら、それよりダメージ

が少ないように思えるマリポーサやビッグボディと組めばいいじゃ

ないか?と、いう意見に対する返答がこちら。

なんだか時間を気にしているようですね、アタル兄さん。

そういえば、「運命の四王子」たちがこの戦いに参戦した理

も、「オメガ六鎗客」の行動を早々に鎮圧するためだと言っ

ていました。

そうなるとヘイルマンを倒した後の、マリポーサのこのセリフも何だ

か意味深に聞こえてきます

 

(さすがにこじつけがすぎる気もしますが、まあ冷奴ですから。)

「明日が来るために」ということは、本日中に鎮圧しないと何らかの

影響で、「明日が来ない」ことになってしまうのではないか?

つまりこの戦い、「制限時間が一日」くらいしか猶予が無い

のでは?と、冷奴。

これならキン肉マンの回復を待つ時間が無いため、タッグ結成を断

る理由になります。

 

2つ目は、「キン肉マンを戦わせたくない」から

そもそもアタルがこの場に現れたのは、「残虐の神」からの依

だったわけで、その内容も「ソルジャーマンを亡きもの

にした責任を取れ」という、半ば脅迫めいたものでした。

「その感想はおそらく…そこにいるフェニックスが、今回の一連の

話を聞いて抱いた思いと、ほぼ似たようなものだろう。」

 

このセリフからアタル兄さんの目的は、「運命の四王子」たち

と同じだということがうかがえます。

ではここでフェニックスの言葉を振り返ってみましょう。

 

明確な「殺意」を抱いて参戦しています。

キン肉マンをかかわらせたくないというのは、アリステラの「闘う

相手に呼応して、超人強度を上げていく」と、いう

特異性を鑑みてのことでしょうが、それだけではないと思います。

現状「この戦いを画策した何者か」の思惑に、キン肉

マンを巻き込みたくないというのが、「運命の四王子」たち共

通の思いのようです

 

アタルは「殺意」を持ってこの戦いにいどむのか?

元々自分の考えをあまりしゃべらないタイプですし、その真意は

現在のところ不明です。

ただソルジャーマンを死なせたことを「残虐の神」に責められ

たせいか、少々自虐的な発言も目立ちます。

 

「オレは真っ当な人生を歩んできたわけじゃない。

全てをスグルに押しつけ、己の責任から逃げ出したような無頼の

輩。

とても褒められた人物ではない。」

そして、タッグ結成をねだるスグルに対しては

「察しろよ!」と、言わんばかりのこの言い草。

「おまえそれでも大王か?」と。

「オレが何しに来たかくらい、空気読め!」と。

…まあ、完全に冷奴なんですけどね。

 

長い沈黙を破り、「キン肉マンソルジャー」として再び戦場

にその姿をあらわした「キン肉アタル」

そのもくろみがわからないため、若干不穏な空気を感じてますが、

今は両の眼で静かに、彼の行動とその結果を見とどけていくことに

します。

…パートナー、誰になるんだろう?