昨年に『沈黙のパレード』と『容疑者Xの献身』を見たので、『真夏の方程式』を見てみました。

やっぱり、ガリレオシリーズの映画は泣けるね。うん。

 

 

 

 

「愛が故に人は正しいこともする。しかし、間違ったこともする」

 

 

 

 

 

昨年の『沈黙のパレード』公開時に福山雅治さんが仰っていたこと通りだと思います。

ーー東野圭吾さん、あなた天才ですか。天才という言葉は迂闊に使いたくないけど、天才なんですか。

 

 

 

※ネタバレ注意

 

 

 

 

・印象に残ったところ

・湯川准教授と少年・恭平

今作品の主軸は世間で言われているとおり、この二人が主な主軸でした。

 

 

 

湯川准教授は子ども嫌いなのに、どうして理科嫌いの少年・恭平と過ごすんだろう。

 

 

 

誰もがそう思います。

彼、最初の頃はぶっきらぼうであまり接してこなかったのですが、蕁麻疹が出ないという謎の理由で、(ガリレオらしく言うならば、非論理的な理由で)次第に恭平と会話を交わしていきます。

 

 

 

その時の心境の変化かな。

 

 

 

彼、分かりにくいと思いますが、恭平に対して心を開いているんです。

嫌いな子どもに対して、心を開いているんです。

 

 

 

(ここで『沈黙のパレード』について触れたいけど・・・・・・。ネタバレになるので触れません)←ネタバレになってる

 

 

 

んで、少年の方はというと。

恭平は理科嫌いであることを湯川に話していました。

そうすると、数日後になぜか湯川と海辺でペットボトルロケットを飛ばすことに。

ここ、湯川曰く、理科が面白いということを分からせるためにやったこととか。

ーーうん。

彼、要はツンデレだね。

子どもが嫌いな癖に理科が面白いことを示す為に、わざわざペットボトルロケットを作って恭平と海辺でやるなんて。

恭平の理科嫌いは科学者として聞き捨てならないことだとは思うし、何より湯川の成長が見ることが出来る一点だなぁって思う。

それで、二人は何十回かペットボトルロケットを飛ばして海を見ることができるようになります。

(原作では湯川の携帯が壊れて、開発団体に怒られていますが・・・・・・。まあここは気にすることはないと思っています。本筋とは何ら関係が無いので)

・川畑重治

彼、実娘の父親じゃないのに殺人という罪を背負って、同情出来てしまうと思います。

 

 

 

 

 

ってか、誰もが同情をしてしまう。

 

 

 

 

 

だって、娘の成実とは血が繋がっていないし、当然顔が似ていない。

それなのに、娘を守ろうと元刑事の塚原を殺害。

んで、彼の動機となる根源が「愛」

冒頭でも記述した通り、「愛が故に人は正しいこともする。しかし、間違ったこともする」

ここの部分をよく表していると思います。

 

・余談

この作品、実は第2シーズンのガリレオシリーズの撮影が始まる前に撮られたとか。

そのため、岸谷刑事役の吉高さんは今作品から初めてガリレオシリーズに関わるっていう。

ーーふぇぇぇぇぇ。

あと、『真夏の方程式』のロケ地が静岡だとか。

・・・・・・あれ?

最近の『沈黙のパレード』も確か静岡だぞ???

静岡、ガリレオシリーズに貢献しすぎ。

さすが地元!!!!!!!!!!!!!!!!!

原作を読んで「何これ面白すぎる」ってなったので見ました。

あと、原作者である知念氏が執筆する本は綺麗にオチが決まっているというのもあり、気になって見ました。

結論。

 

 

面白すぎ。

 

 

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・良いところ

・ミスリード

知念氏の本って大体ミスリードが上手いんだよね。

だから、この映画でもそのミスリードが上手く生かされていた。

 

主に川崎瞳

 

彼女、一体何者なんだろうってずっと思って見ていたのですが、やたら主人公である速水に振っていたんですよね。

例えば、患者のカルテで何かに気づくふりをしていたりとか。

 

手術室の床のシミに気づくふりをしていたり。

 

そして、あえて捕まったりとか。

 

 

まじでミスリードが上手い。

まあ分かりやすく説明すると。

 

 

 自分の協力者にわざと拳銃で自分の腹に撃たせる
 ↓
 田所病院で治療を受ける
 ↓
 主人公の速水と共に行動して幾つか自分に関する情報を(間接的に)渡す
 ↓
 5階の秘密の部屋を開けさせて田所病院で行われていた違法臓器移植のことについて知らせる。

 

 

 

というのが彼女の計画なんだろうね。

うん。ミスリードが上手い。

・ピエロ

彼、ずっと何者なんだろうなってずっと見ていて、良いところがありました。

院長室で彼が院長を襲っているときのシーン。彼が襲っているときに川崎瞳が「やめて!」と声を上げてそれで止めます。

 

 

 

 

ここで私は一つ不審を抱いたんですよ。

 

 

 

 

勿論他のところでも不審な点がありましたけど、遙かに大きい。

 

 

 

 

 

どうして、彼は彼女の言うことに素直に聞いたんだろうって。

 

 

 

 

 

そこから多分、彼と川崎瞳は仲間なんだなって一つ確証を得ました。

 

・その後の話

半年後の話、原作にはないんです。

だから新鮮な気持ちで見れました。

「なるほどなるほど。速水は地方の小さな診療所で患者を診ているんだな」

そんな気持ちです。

そして、川崎瞳が彼に借りていたお守りを返していました。

間接的ではありますが、恐らく彼女は彼に情が出来たんだなって。

何だかほっこりしました。

 

・まとめ

そんなかんやで面白かったです。

あまり気にするところはなく、面白かったです。

昨日の芹奈の投稿で

 

「え? 何これ?」

 

と気づく人が大勢いたと思います。

 

 

 

 

これは《CBDベイプ》というもので、一般的に不安や心配を取り除いて心身がリラックスさせる効果があると言われています。

 

ストレスの緩和や不眠(睡眠障害)、鬱防止、慢性痛の解消、吐き気や嘔吐の緩和、鎮痛作用、アルツハイマー病の予防や治療の有効性など様々な効果・効能があると報告されています。そして、美容面でも注目されており、抗炎症作用が理由として、ニキビなどの皮膚トラブルの改善やアンチエイジングの作用があると言われています。

 

などなど。今回の記事はその《CBDベイプ》について取り上げたいと思います。

※後に参考にした記事を掲載しておきますので、各自ご覧になってください。

 

 

 

1.そもそもCBDとは?

そもそもCBDについて聞き慣れない単語だと思うので解説したいと思います。
 
CBDとは、《Cannabidiol(カンナビジオール)》の略称で、大麻草の茎や種子から抽出されるカンナビノイドという成分の1つ。海外では難治性てんかんの治療薬などとして使用されているもの。
 
さて、1つここで疑問が出ると思います。
 
大麻草ってことはCBDは違法なの?
 
この質問に対しての答えはノーです。
実際厚労省の麻薬取締部によれば、『大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しませんが、当該製品を輸入する前に、麻薬取締部においてその該否を確認しております。』と述べられているから。

 

 

つまり、国によって取り締まられているものではあるものの、違法ではないということは明白。

 

しかし、別の疑問が浮かぶであろう。

 

どの成分が入ったら違法になるの?

 

ここについても厚労省が述べているので引用したいと思います。

大麻取締法における「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品のこと。しかし、先で述べた通り、大麻草の成熟した茎及びその茎から作られる繊維などの製品(樹脂を除く)と、大麻草の種子及びその製品は大麻取締法の対象からは除かれる。

そして、CBD製品で違法となる場合、大麻草の成熟した茎または種子以外の部位(葉、花穗、枝、根など)から抽出・製造されたもの。そこから検出されるテトラヒドロカンナビノール(THC)が違法となる成分。

ちなみに、THCは精神活性作用、つまりハイになる成分が含まれているため、一般的には依存性がある大麻の作用として知られているということ。

 

ざっと説明するとこんな感じ。

 

2.CBDは安全なの?

必ず安全性について質問されると思うので先に答えます。
世界保健機関(WHO)が安全性を認めている為安全だと断言が出来ます。
引用しますと、
 
CBD は実験条件下でテトラヒドロカンナビノール(THC)に変換することができる。しかしながら、 CBD 治療を受けている患者において有意な効果は認められない。 
 
乱用傾向の実験モデルで、CBD は、条件づけられた薬物処置区画の嗜好性あるいは脳内自己刺激にほ とんど影響を与えないように思われる。動物用医薬品における CBD 弁別モデルでは、THC 代用となるこ とに失敗した。ヒトにおいて CBD は、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。
 
このような文言と共にエビデンス(科学的証拠)が後に資料で述べられているため、安全だと言えます。
※後に参考資料を掲載するので見ておいて下さい。
 

3.CBDって副作用はあるの?

世界的に認められているCBDについてはTHCと異なり、基本的には安全性が高い成分として認められています。
そして、2017年にWHOが発表した「カンナビジオール(CBD)事前審査報告書」により、『CBDは公衆衛生上の問題も濫用の危険性もなく、濫用あるいは依存する可能性を示唆する作用はなく、非常に安全で幅広い容量で一般的に良好な認容生(許容性)がある』と記されました。
つまり、多少の副作用があっても生活に支障はないことを意味します。
 
ちなみにどのような副作用があるかと言うと、
 
眠気・めまい・倦怠感・イライラ・頻脈・頭痛などです。
 
眠気が現れるということなので、車の運転をする際はなるべく使用を控えるようお願いします。
そして、妊娠中や授乳中の方はなるべく使用を避けるようお願いします。
 
 
 
 
 
 
このような感じにまとめました。
他にも取り上げることはあると思いますけど、とりあえずはこんな感じで。
(本当は医師で小説家の知念実希人氏に直接訊ねたかったけどね……)←本音
ここまで最後まで読んで下さりありがとうございます。最後に参考にしたサイトを載せるので、そちらも是非見て下さい。
 
※参考にしたサイト
・CBD・CBNとは?電子タバコ(VAPE)用CBDリキッドの効果やおすすめの選び方

 

 

・CBD(カンナビジオール)を含有する製品について

 

 

・カンナビジオール(CBD)事前審査報告書|世界保健機関(WHO)

http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171206225443-F93DD6CFE8B1C092970601FFD88BDBE2E5F96AE8B22F18642F02F65C6737547F.pdf

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 


名作だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

はい。最初から取り乱しました。

この映画、原作者が三島在住の方で話題になっていたので、原作を先に読んだ上で映画を見ました。

うん。

まじで名作。

やばい……、名作の匂いしかしない。

 

 

 

 

 

※ネタバレ注意

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・良いところ

この映画、良いところしかなくて全部語りたいんですが、そんなに長く語ることはできないので特に良かった部分を紹介します。

 

・小松菜奈さん演じる高松茉莉

うん。ただただ小松菜奈さんの演技が凄い。

高松茉莉は国の難病指定された、10年以上生きた人はいないという遺伝性の病気を患っていると、序盤で明かされます。

 

彼女、まだ若いのに。

 

まだ、二十歳なのに。

 

彼女はここで「ああ、そうなんだ。もう10年以上生きられないんだな」と精一杯その病気のことについて知ります。

ここ、切ないのか、絶望をしているのか、分からないぐらいんだよね。

絶望していればそれだけ悲しくなるはずだし。

絶望しなくてももう長くは生きられないことを知れば悲しくなる。

でもこの映画ってどっちに傾いても読み取れるんです。

それをうまく、小松菜奈さんが演じていらっしゃる。

 

その後、彼女は真部和人と出会っていくつかの出来事を経験していって、ついには結婚してほしいと言われます。

 

 

だけど、彼女は断ります。

 

 

 

そう、自分はもう死ぬから。

 

 

 

 

 

10年も生きられない自分に結婚しても、人生に棒を振るだけだから。

彼女は彼に難病のことを告げ、密かに帰ります。

この時の和人、まじで悲しそうだもんなぁ。

 

 

自分が恋をしてきて、一生懸命に情を注いできた恋人が、10年も生きられない、結婚できない、この先も一緒に暮らしていけない。

 

 

こんなの、誰がどう経験したって同じ心情になる。

 

 

 

あと、茉莉の周辺の人物とかも良かったね。

父は茉莉の心情も、家族の心情も分かっている。

母も、父と同じように。

茉莉の姉は妹の病気を治そうと懸命に探してきたこと。

 

 

 

”生きて欲しい”

 

 

 

 

そう言う感情、つまり愛が育んできた感情だからこそ、生まれた行動。

けど、結局は茉莉が全て無しにしてしまう。

 

 

 

 

「結局10年も生きられない」

 

 

 

 

このことに、彼女はずっと、ずっと引き摺られていく。

良かったです。(語彙力皆無)

 

・結論

と言うわけでとても、とても良かったです。

原作ではあまりバッチリとはいかなかったけど、映画ではこんなに名作になるんだなって思います。

あと、各々の役者の渾身の演技が光ってた。

 

 

・余談

原作者である小坂流加さん、文庫版の刊行を見ること無く発売の3ヶ月前に亡くなっているそうです。

そのためでしょうか、映画のラストには

「小坂流加に捧ぐ」

と書かれていました。

制作陣、粋なことをしますね…

 

小坂さん。あなたが筆をとった小説、皆の心に響いていますよ。

合掌。

原作を読んだので見てみました。

 

 

結論で先に述べます。

うーん。話の流れとしては満点をあげたいんだけど……

気になるところが若干あって満点はあげられない。

 

 

 

 

 

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・良いところ

・山内桜良と志賀春樹

この映画で最も焦点が当てられていた二人です。

当たり前のように、

青春映画って二人が「恋」を通してどのように心情を変わるのか

もしくは、

どのような心情になるのか。

 

そこが論点となってくるわけです。

 

この映画に出てくる志賀春樹は所謂クラスで浮かない変わり者。

現代で言うならば、陰キャって感じだろうか。さしずめ。

そして、物語の筋としては、彼がたまたま拾ってしまった共病文庫という本を巡って、山内桜良と色んな出来事を経験していくっていうこと。

最初はあまり乗り気ではなかったものの、途中で心情が変化していく……

例としてあげるなら、旅行のシーン。

あそこ、如実に彼の心情の変化を表していて良かったです。

最初は彼女に振り回されるが、次第に楽しくなって、最後には「楽しかった」と素直に言える心情に。

つまり、山内桜良という人物と共に過ごして初めて、友達の良さ、恋人の良さが理解するようになった。

素直に良かったです。

あと、山内桜良について。

彼女は三幕構成で言うなら、第二幕と第三幕の間らへん? そのぐらいだと思います。

彼女、どういうつもりで彼に近づいたかと言うと。

 

 

”秘密”を知られてしまったから。

 

 

彼に”恋”をしてしまったから。

 

 

だから、大人しそうな彼に近づいたというわけになる。

だけど、彼女には持病、つまり膵臓の病気があり、余命があまりなかった。

だから、一気に彼に近づいて仲良くなりたかったんですね。

それに、あえて”仲良し”という言葉を用いたのも理解がいく。

死んじゃうのに、恋人をつくるなんて違う。

もし恋人をつくって、膵臓の病気について知られてしまったら、きっと自分に優しくする家族と同じように、恋人もまた「死ぬまでに何かやりたいことってある?」って聞く。

だから、彼に恋人云々について聞いた。

 

 

彼女、ずーっと明るい面でいるけど実は暗いんだなぁって思う。

 

 

誰だって「死」はあるのに、それぞれ訪れが違う。

 

若いうちに死んじゃう人だっている。

 

中途半端で死んじゃう人だっている。

 

長生きして死んじゃう人だっている。

 

こういう理由があるからこそ、彼女は彼に近づいたんだなって感じられます。

 

・気になるところ

とはいえ、気になるところが若干ありました。

・大人パート

ここ、原作には無いんですけど。

いやあっても終盤の方か。

「ここ、いるのかなぁ~~」って思いました。

なぜかって言うと、高校パートからもう数年が経過していること。

 

 

……遅すぎじゃない?

 

 

うーん。だって、高校パートから数年が経過しているんでしょ?

それだとするなら、気づくの遅すぎだと思うんですけど。

それに、恭子とガムをくれるクラスメートが結婚するところだって唐突だし。

 

……君ら、どういう理屈で結婚することになったの?

 

え?

 

知らないんだけど?

 

高校パートでそんな描写、全然無かったし。

 

 

・ガムをくれるクラスメート

彼誰なん?

名前は分からないけどさ、なんでガム?

え?

分からん分からん。

唐突すぎるから分からん。

まあだけど、彼のおかげで志賀の心情変化が分かりやすかったんだけどね?

だけどね。

唐突なのよ。

・山内桜良

あのさ、1個言って良い?

 

……膵臓の病気関係ねぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

通り魔に襲われ亡くなるって、どういう理屈でこんなことにしたんですか。

原作にも通じることなんですけど、持病の設定があるならそこを生かせば良いじゃん。

 

……そうすればさ、沢山の思い出と共に幸せに死ぬというエモ展開にできるわけだからさ。うん。

 

私だったらそうしてたなぁ。

あり寄りのなし。私は。

確かに通り魔の設定が生かしたのは良い。

そうすれば、彼女にだって、誰にだって死ぬタイミングは突然やってくる。

それは、余命宣告されている人にとっても。

……賛否分かれてそう。

 

・結論

最終的な結論を言うと……

名作になり損ねた良作かなぁって気がします。

個人的に。

 

ああ、でも原作の方は良かった。

住野先生の書き方、優しいから感動するなぁって思いました。

住野先生の次回作に乞うご期待!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

原作を読んだ後、「面白いなあ」って思っていた頃に劇場公開が終わっていて後悔してた作品です。

それで、配信が始まって速攻見たのですが……。

 

うーむ。惜しいところを突いた感じ。

全体的に見て綺麗に、感動的な物語になっているけど……。

ちょっとだけ気になる部分がある感じ。

ちょっとだけ、ね?

 

 

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・良いところ

・公園でのハプニング

ここ、ヒロインが抱える「前向性健忘」がどういうものか印象づける上でとっても良かった。

「前向性健忘」がどういう症状なのか、あまり知らない人のためにこういうシーンがあると「ああ、そういうことなんだな」と印象づけてその後の物語を感動的にさせやすい。

 

 

一応、調べたのをここに記しておきます。

ある時点から以降の記憶が障害されること。たとえばベンゾジアゼピン系睡眠薬では服薬前の記憶は障害されないが、服用後ある一定期間または夜間に中途覚醒したときのことを記憶していないという前向性健忘がみられることがある。用量を増やした時やアルコールとの併用でみられることが多い。

スイミンネットより

前向性健忘|睡眠用語辞典|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット www.suimin.net





原作は小説だから地の文で説明してしまいがちだから、どうしてもその疾患についてイメージがわきにくい。

これより前にも「前向性健忘」について出ていたけど、詳しくは描かれていなかったし、なぁなぁ程度で終わらせていたぐらいだから、「どうして描かれなかったんだろう」と思ってました。

 

 

それが、公園のハプニングで回収するとは……。

 

 

ヒロインの日野真織がその日の出来事を残すために記している日記に、「一度起きたらその日の記憶を失ってしまう」と書かれていたし、「ああ、あそこもここで回収するんだ」と思った。

 

 

公園でヒロインがうっかり寝てしまいました。すると、目を覚ますとそこには(自分にとって)知らない人が隣に居ました。

勿論、透は知ってます。

そして、同時に彼女の疾患について知ることになる。

困った挙げ句、真織は親友である泉に連絡をする。

 

 

さて、ここで疑問が生まれます。

 

 

「なぜ、真織は泉に連絡することができるのか?」

 

 

そこで疑問が生まれた時、同時に先に起きた物語が脳裏に蘇って、それで解決します。

その物語とは、冒頭のシーンのこと。

彼女の前向性健忘が徐々に改善の兆候が見られた時のシーン、何気なく見ていたのですが、あそこもいわゆる伏線だったんだなって。

彼女が事故に遭った時が高一。そこから前向性健忘となって昨日のことも忘れてしまう状態になってしまうけど、それ以前のことは覚えている。
小学生の頃、中学生の頃とかも、全部覚えている。

そのシーンが以下の通り。

 

泉「記憶が回復するってどんな感じなの?」
真織「うーん……。昨日の事ははっきりと覚えているんだけど。その前の記憶は高校生で、3年間まるっと抜けたまま、一瞬にして大人になったというか……、とにかく不思議な感じ」
泉「抜け落ちた記憶って戻ってくるのかな?」
真織「日記に書いてある3年間の出来事は記録であって、記憶として思い出す事はないだろうって」
泉「そっか」

 

 

ここの台詞が公園のハプニングで「ああそういうことなんだな」って考える事が出来ると思います。

・綿矢泉

彼女、真織の親友でかつ彼女の秘密を知るものとして存在していたのですが、結構良い味出てました。はい。

どういうことかって言うと……。

 

最初は遊びのつもりで透が真織に近づいてきたと思って、ライバル視してきた泉だったのものの、次第に心情が変化して今や二人の関係を見守る存在となっていた。

ここの変化よ。

数少ない彼女の秘密を知る者として、透のことを敵視していた泉。だけど、二人の仲の良さを見る度に二人のことを、透のことを信頼していく。そして、やがて二人の関係を見守る、という存在に。

だけど、私はこうも思います。

 

 

公園のハプニングを通して、透のことを信頼してあげたんだな、と。

 

 

重複しますけど、うっかりと寝てしまった真織は透から離れ、泉に連絡をします。その時、疾患のことを知っている彼女は冷静になって真織に指示を出します。
同時に、透に電話をしてその場に立ち止まるようにお願いをする。

泉が頼んだ透の願いは無駄になってしまったけど、おかげで透は真織の「前向性健忘」について知ることが出来た。
彼女の口から、知ることが出来た。

だけど、泉はそんなことも知りません。だって遅れてやってきたんだもん。

仕方ないね。

それで、透は真織の疾患について知らないと思い込み、「夢遊病だから」というこじつけで説得します。その時ですよ。

ここで微妙ながらに心情が変化したの。

泉の無理やりなこじつけの後、3人の間で微妙な間が空きます。

これって、何の間か分かります??

──そうです。「透が真織のあのことについて知ってしまったんだ」という泉の心情が隠されているんです。

そして、同時に透も「泉も真織のことを知っているんだ」ということを知ります。

 

 

だから、ほんの少しだけ間が空く。

 

 

そして、2人の間で暗黙のルールみたいなものが出来上がる。

「真織のことは知っているけど、知らない振りをしておこう」と。

そうすれば「夢遊病みたくなっちゃうんだよ」的な台詞が生まれるわけです。

それで、泉は透のことを信頼していくようになっていきます。

 

 

・神谷早苗が作家になった理由

ここの部分、恐らく誰も気づいていないかと思います。

事の経緯を説明するとこうです。

 

 

早苗が「西川文乃」名義でプロ作家しているとき、芥川賞を受賞。

その受賞の模様を父で同じくプロ作家を目指していた神谷幸彦が見る。

何やかんや父と透の喧嘩を見ていた早苗が作家になった理由を話す。

 

 

こういう背景ですね。

それで、作家になった理由として、彼女が最初に示したのは「家を出たかった」から。

けど、途中で変わって「母親のために」ということになった。

そのように変わったのは、父親の姿を見たから。

「母親のために」という部分が描かれているところとして、最後の墓場のシーン。

よーく見て欲しいけども、神谷家の墓場に「神谷文乃」と書かれてます。

 

 

──ん?? これ、どっかで……?

 

あああああーーー!!!!!!!

 

早苗のペンネームだぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

 

 

「母親のために」小説を書くために、彼女は下の名前に「文乃」と入れたんですね。納得。

 

・気になるところ

目を瞑れるところなんですけど、あえて述べさせて頂きます。

 

 

・神谷透が真織の日記から消して欲しいと頼んだシーン

ここの部分、びっっっっみょうなんだよね……。

理由づけるとしても、「好き」だから。

「好き」だから、「傷つけたくない」から。

彼は泉にもしものことがあったら消して欲しい、そう頼んだわけです。

 

……うーん。薄いなぁ……。

 

感動的な展開にさせるための出来事が原作より少なくなってしまったためか、そんな感じに思えてしまった……。

まあ、あんまり気にはしてません。

・結論

私なりに点数をつけるとするなら……

95点

かな。

全体的に面白かったし、見応えが抜群だった。

気になるところも多少はあったけど、あまり気にせず楽しめたし、このぐらいの点数が妥当じゃないかなって思います。

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

名作だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

この映画、原作を一度中学の頃に読んで感動した覚えがあったので見てみました。

結論を言えば。

 

 

本当に名作。

 

 

クラウドファンディングでつくった映画とは思えない出来。

大喝采。

 

 

※ネタバレ注意

 

 

この世界の片隅に【映画】 監督:片渕須直、原作:こうの史代、音楽:コトリンゴ、制作:MAPPA 声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大 konosekai.jp

・良いところ

全部まとめて言います。

この映画全部です。

この映画を良いところで切り分けることが難しいぐらい、全部良かったです。

 

 

例えば、すずの心理描写。

冴えない女の子として広島市で生きてきたすず。そんな中、18歳になったすずの元に「嫁にしたい」という話が。

戦前は男が女を取りに行くような形ですので、まあここは常識の範疇かな、と。

それで、迷った挙げ句、すずは呉市の北條家に嫁ぐことに。

そこで苦労しながら生活することになるのですが……。

この頃、日本では、世界では第二次世界大戦の真っ最中。

ましてや、日本がアメリカに宣戦布告をしていた頃。

そのためか、作品の随所に「配給延期」だとか「配給停止」とかの文字が並びます。

あと、後半になれば全日本婦人会とか。

戦争描写が完璧でした。

 

あと挙げるとするなら、北條家のみんなかな。

特に印象に残ったのは、8月15日、つまり天皇の玉音放送です。

あの時、北條家の女性と近隣の住民でラジオを何となく聴いていたわけですが、

 

 

「これって……、負けたということなんかね?」

 

 

とか曖昧な発言をします。

まあ、この頃はまだ「天皇=神聖なるもの」と呼ばれていたわけですし(もし違ったら教えてください)、あまりメディア露出なんてするわけがなかったものですから、仕方ないです。

それで、玉音放送を聴いたすずはバケツに井戸水を運んで畑へと向かいます。

道中で泣き崩れる径子を一瞥した後、畑に向かって、独白をする。

ここ、戦時中の人々が絶対に同情できるはずなんです。

 

 

あんなに懸命に頑張ったはずなのに。

 

 

支え合ってきたはずなのに。

 

 

死なないように、そんな風に生きていたはずなのに。

最後はあっけなく終わる。

負けて。

そりゃあ、絶望する。

ましてや、すずさんや径子は晴美さんを亡くしているから。

絶望を重ねる。

 

長い文章だと読みにくいと思うので、最後で終わりにします。

最後、特に良かったなぁって思ったのが、戦災孤児の描写です。

あの娘については原作について触れていなかったと思うし(記憶が曖昧なので正しいかどうか知りません)、映画ほど細かくは触れていませんでした。

だけど、この描写はこの映画の質を更に上げた。

流れをざっと説明するとこうです。

 

 

この女の子、広島市で生まれ育ったという描写がダイジェスト風に流れ、そして、母親と共に原爆の爆風に巻き込まれる。

疲れ果てた母親は瓦礫の上に座り、同じように娘も座る。

数日後、娘は母親に纏わり付く虫に困り果てながら追いやっていると、母親の中から虫が。

……ということは、既に母親は亡くなっていたということになります。

仕方なく母親の元から離れ、焼け野原となった広島市を放浪とします。その描写が、すずさんが他人に間違われるシーンに写されています。

それで、帰り際のすずと周作に出会い、そのまま北條家の一員に。

 

 

流れを説明したので、なぜこの描写が良かったのか説明したいと思います。

なぜよかったかと言えば……。

 

 

赤の他人だった少女が温かみのある家族によって、迎え入れたことだから。

 

 

普通、戦災孤児は人に嫌われがちですし、食べるものがないから盗みを働くので、全うに生きる人によって邪魔者としかなりえない。

だからか、戦災孤児は政府によって収容されてしまうんです。

冷たいんです。人って。

だけど、この家族だけは違った。

この子を、一人の家族として、迎え入れた。

見ててほっこりとしました。

・結論

と言う風に駄文を綴ってみましたけど、映画が素晴らしかったです。

とにかく。語彙力がなくなるほど。

ガリレオシリーズ(映画版)の三作目で、原作を読んでいたので見ました。

簡単に見た感想を述べていくと……。

 

 

──うーん。1つの映画としてはめちゃくちゃ面白いけど、これをシリーズ映画の1つとしてみるなら、かなり惜しい感じがする。

 

 

というか、この映画って原作と思い切り違くて、テーマ性をかなり大事としているからそういう風に読み取れてしまうって感じ。

めちゃくちゃ面白いし、「愛」って何だろうなって考えさせられるから良いんだけどね。

 

 

※ネタバレ注意

映画『沈黙のパレード』公式サイト 2023年3月3日(金)Blu-ray&DVD発売! galileo-movie3.jp

・良いところ

・並木祐太朗(演:飯尾和樹)の心情

並木家の主として彼の心情が凄く良かった。

オリキャラの演技としては彼の演技がずば抜けていて……、もう、本当に良かった。

彼の娘である並木佐織が蓮沼寛一に殺害され、警察は蓮沼を逮捕。しかし、証拠が十分すぎるほど揃っているにも関わらず、起訴されなかった。

 

 

なぜ、起訴されなかったのか。

 

 

その原因となるのは、以前彼が犯人として逮捕された本橋優奈殺人事件の時。

23年前のその事件では、彼が完黙、つまり取り調べの際、裁判の際、全てにおいて黙秘を貫き通し、無罪放免になった。

この事件が原因で、検察が慎重に期し、今回の事件で証拠が十分すぎるほどあるのに、起訴を見送った。

このことを草薙が並木家に報告。

無論、家族はショックを受けます。

当たり前です。

だって、証拠がありすぎるから。

 

 

証拠がありすぎるから、犯人は起訴される。罰を受けさせられる。

 

 

そう思ったから。

なのに、蓮沼は不起訴処分となって釈放され、並木家はショックを受ける。

その時の心情で、祐太朗がテーブルを何度か叩いている描写があるのですが、そこが結構良かった。

怒り。

憎しみ。

その2つの感情が彼の心を蝕んだ。

あと、湯川との二人きりの時も良かった。

一家の大黒柱である彼は「何のことだろう?」的なことを言って、蓮沼の事件について無視をしようとしていたんですが、所々動作が止まっているんですよね。

それって、佐織のことを愛していたから、真実を知っていたから、動作が止まった、ということになるんです。

だから、彼は途中途中で動作を止めています。

・新倉夫婦

 

仲良いなぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

 

 

 

でも、それだけ事件について協力をしようとしていた。そういうことになる。

ここにも「愛」があるんですよ。

佐織の死について妻の留美から知ってしまった夫の直紀は、並木祐太朗と増村英治が練っていた計画を逆に利用をします。

当初の計画として、殺すのではなく、苦しめるだけ。

そうすれば、後に真実を吐く。

だけど、蓮沼の口から真実が飛び出れば妻の留美に容疑が当然仕向けられる。

しかし、そんなことはさせたくないのが夫の直紀。

彼は妻の留美のために、バケツリレー方式で運ばれた液体窒素を使い蓮沼を殺害。

そして、後は自分が身代わりとなって出頭すれば、妻の留美に容疑が永遠と仕向けられることはない。

沈黙さえすれば、妻の留美は何事もなく生きてられる。

そう思って、彼は行動に移した。

 

 

──「愛」ってなんなんだろうね。

 

・気になったところ

・ミステリ要素

序盤でテーマ性云々について述べましたが、それがここなんです。

原作では推理小説としての側面を持っているので、液体窒素についての道筋が事細かく描かれているんですが、映画にはそれが皆無。

だからか、テーマ性を大事にしているせいでミステリ要素が雑になっているんですよねぇ……。

現場で蓮沼の殺害方法について湯川、内海、草薙の3人が話し合っている場面がそれに当たるのですが、

 

 

湯川(穴を覗く)
湯川「やっぱりな……」
草薙「何がやっぱりなんだ。そろそろ教えてくれよ」
湯川「この引き戸には秘密の小窓がある」
内海「秘密の……、(穴を覗いて)小窓?」
草薙(内海をどかして穴を見る)
内海「ちょっと! (草薙を見て)すみません」
草薙「(穴を見ながら)あぁ……。この穴が何だって言うんだよ」
湯川「例えばここから室内の酸素を吸引する」
内海「はい?」
湯川「(掃除機を持って)掃除機なような物を使って中の酸素を吸い出すんだ」
草薙「真面目に言ってんのかこれ?」
内海「(笑いながら)そんなの……」
湯川「不可能だ」
草薙「(腕を組んで)湯川」
湯川「他に中の酸素を減少させる方法が……。戸の隙間を密閉して何らかの物体を投入して物理的に部屋の容積は減少し、酸欠状態になる」
内海「この穴から何を入れるんですか」
草薙「この穴に入るのせいぜいビー玉ぐらいだろ」
内海「この部屋を埋めるほどのビー玉って、はっ、あり得ない」
湯川「風船を使ったら」
草薙「風船?」
(……会話は続く)

 

 

 

このやりとり、仮説をいくつか試していくうちに湯川の決め台詞がスパンと決まるわけなのです。

だけど、あんまりここはしまっていない感じがするんだよなぁって私は思うんです。

確かに、このやりとりで液体窒素のことがもう出ているんですよ?

それなのに、それなのにですよ?

「さっぱり分からない」と湯川が台詞を言うなんて。

こっちが「さっぱり分からない」んですよ。

 

 

ならさっさと調べろ?

 

 

って言いたい。

ミステリ要素が薄れているのは仕方ないとは言え、ここのやりとりが少し雑のように感じたのであんまり見応えが感じなかった。

・結論

私的に点数をつけるなら……。

せいぜい、90点ぐらいかなーっと。

見たかったのに長いこと見れなかった映画です。

最初円盤と同時にデジタル配信してくれるかなぁってずっと思いながら待っていたんですけど、一向にU-NEXTしか流してくれなかったのでそれで見ました。はい(泣)

それで、一言でこの映画を表すなら……。

 

 

「純文学的な映画」

 

 

だと私は思います。

原作はエッセイ、つまり純文学の物語を映像化しているので、どうしてもアウトプットが足りない部分が出てくるんです。勿論、この映画にもそれが出ていました。

ですが、その足りない部分はあまり気にすることなく楽しめた、純文学的な映画だと思います。

 

 

※ネタバレ注意

 

 

映画『はい、泳げません』公式サイト 長谷川博己×綾瀬はるか 映画初共演!泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語。 hai-oyogemasen.jp

・小鳥遊雄司

この映画の論点は「泳げなかった彼がどのようにして泳げるようになったのか」。ここが最大の論点となります。

最初の入り、つまり一幕にあたるシーンでは泳げない小鳥遊が苦手な水に四苦八苦しながら水泳に取り組むという描写が描かれます。

そこで、最大の論点となる疑問が生まれます。

 

 

「なぜ彼は水が苦手なのか」

 

 

この論点を二幕から三幕に当たる後半部分へと残していきます。

そして、薄原静香コーチを彼が見掛ける時のシーン。

静香コーチが車に傘を向けているところを彼が目撃します。

気にかけた彼は彼女を車に乗せようとしますが、断れ先に目的地のプールに辿り着き、その後で彼女を迎えにいく。

この際に注目したのが、彼女もまた、物が苦手だということ。

薄原静香コーチは若い頃に交通事故に遭い、それで車が苦手となった、ということを小鳥遊に告白します。

これ、何とも思わなかったんですけど、小鳥遊の苦手意識を克服するために重要なキーワードだったなのかな、と思います。

中盤に入れば、小鳥遊が水を怖がる理由が徐々に明らかになり、後半になればその全貌が明らかになる。

そして、その恐怖のあまり彼は水泳教室に来なくなる。

それを気に掛けた静香コーチは彼に電話をして、自らの過去を明かします。

静香コーチは小さい頃から水泳をやっていて、楽しく日々を過ごしていた。だけど、20代の頃に交通事故に遭い、骨盤骨折で歩けなくなる。その時に絶望をしたが、夢で泳ぐ夢を見て「また泳ぎたい!」という思いを抱き、その喜びを感じ、リハビリを頑張った。

その時の感情を、泳げない彼に感じて欲しい。その思いで取り組んでいたことを小鳥遊に明かします。

 

 

 

「人生は死ぬまで続くんです。その長い人生を、泳ぐ楽しさで彩って貰いたいんです」

 

 

 

この台詞が彼女の想い全てを表しているんじゃないか、と思います。

ふぇぇぇぇぇ。。良い台詞。

苦手な物、自分を恐怖の底に陥れた物は違えど、泳ぐ楽しさを死ぬまで続く人生に彩れば、きっと楽しくなる。

実に静香コーチらしい台詞だなぁって思います。はい。

その後、小鳥遊の過去について現代パートと時間が流れていきます。

まあ、どうして小鳥遊が水を怖がったのか、それを簡単にまとめます。

 

 

数年前に息子を不慮の水難事故で亡くす。

元妻の美弥子と「なぜ泣けないの?」という自分勝手な理由で何度か繰り返す。

離婚。

 

 

という感じ。分かりやすく絶望の淵を辿ってます。

過去で絶望の淵を辿っていると同時に、現代でも過去の記憶を思い出して溺れかけます。

目を覚ましても、「なぜ泳ごうとするのか」という点で水泳教室に行かなくなります。

自分を見失っている中、恋人である奈美恵が静香コーチに出会い、「明日の夜待っているって」と声を掛けます。

彼女の後押しもあり、彼は迷いつつ水泳教室に。

そこで泳ぐ楽しさを見つけつつ、同時に過去の記憶についても思いだせるように。

次第に泳ぐ楽しさを感じながら、"あの頃"についての記憶まで過去を辿っていくようになり、ついには"あの頃"についても思い出してしまう。

 

愛していた息子を、助けられなかった。

 

あと一歩のところで、息子は助けられなかった。

 

無我夢中で泳ぐ彼は次第に溺れかけ、プールの壁に頭をぶつける、浮かぶ黄色の衣服目掛けて掴もうとする。

その際に叫ぶ彼のシーン、すっごいジーンとくるなあって思いましたよ。。。

 

愛していた息子をあと一歩のところで助けられなかった。

 

自分が泳げなかったから、助けられなかった。

 

本当は泣きたかったのに、泣けなかった。だから、美弥子と別れた。

 

夜のプールシーンが印象的でした。

あとあと、最後のシーンも良かったです。

最初の頃は水が苦手で、ブルース=リーみたいな顔をしていたのが、最後は溌剌とした笑顔になる。

これって、結構良いシーンだと思いません?

 

 

 

・気になったところ

・序盤のシーン

とはいえ、序盤がぐだっていたのは否めません。

ダイジェストで「magic!」を流せば良かったのになぁって思いながら見てました。

・小鳥遊と美弥子の初めての出会い

ここの部分、アウトプットが全く足りない。

線がどうのこうのって言われたって……。

 

 

だからなんだ!!!!!!!

 

 

ってなるんですが。。。

もう少し台詞欲しかったなぁ。。

・ブルース=リーなどのような古い表現

純文学的な映画なので、古い表現がつくのは当たり前なので否めることはできないのですが、もう少し補足的な説明が欲しかったなぁって思います。

ブルース=リーだの、そんなの言われたって分からんよ。

 

 

 

・結論

世間では「大爆死」だの滅茶苦茶に批判されていましたが、蓋を開けてみれば結構面白かったです。

まあ、純文学的な映画なので、好きな人は好き、苦手な人は苦手、そんなことが言える映画でした。

 

最近は3/22に発売されるEP「Fanfare」が楽しみすぎて第2章のリトグリの曲を聴きまくっている私です。

あと、リトグリ以外にもYOASOBIだったり聞いています。
「水星の魔女」って良いよね。ガンダムらしくない展開が序盤にあって、最後にガンダムらしさを持ってくるって。現実を見せてくる感じで面白いです。

 

 

 

 

……あかんあかん。現実逃避し過ぎて別の話をしてしまった。

 

 

この映画、最初で話した通り、リトグリがエンディングを担当していたと言う話をだいぶ前に聞いてそれで見たんですけど……。

 

 

とにかく脚本が変。

 

 

脚本が変すぎて登場人物の心理描写が唐突に変化しすぎるし、そのせいで「この人どういう人?」って言う感じが多々あって見苦しかった。
それに、所々動作がおかしくて野生児(ガイジ)っぽさが垣間見えてまじで糞。

それっぽい王道系青春映画の終わり方を見せたのは本当に止めて欲しい。まじで不誠実。普通に死んで欲しい。

※ネタバレ注意

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・物語構成

ホームページによれば、「誰かに『好き』を伝えたくなる〈全♡恋〉応援ラブストーリー」って書いてあるけど、まあそこに関しては良いかなって思う。

誰かの恋を応援したくなるような物語構成は王道系の青春映画としてはバッチリだし、登場人物たちが恋を巡って奔走していくところが良かった。

住友糸真は親友である国重晴歌と好きな人が被ったり、館林弦は幼馴染みの桜井和央と好きな人が被ったり……。

そんな物語が出てくるんですよ。

確かに、好きな人が被るとハブられたり、無視されたりするし、友達との仲が突如悪化することだってある。

ここの構成はとても良かったと思います。

 

・登場人物

序盤でも述べたように、脚本が変なので心理描写が唐突のように変化したりしていくから「は?」ってなるようなシーンばっかりでした。

 

 

例えば、住友糸真。

彼女は結局舘林弦のことが好きだったようですが、そこまでの経緯がまじで雑。

彼女は転校してから早々校内で一番モテる男子に挨拶していました。まあ、その前弦と和央に会っているし、その時点で一目惚れしているから致し方ないかなって。

んで、ここから付き合うのかなーって思って見ていたんですけど、まさかの家族の一員となるって言うね。

 

 

……え? 恋心どこいった?

 

 

えだって、彼女って和央のことが最初好きじゃなかったの? え?

その後、彼女は和央と弦の仲直り作戦に参加したり、和央の恋を応援していたりとしていました。

まあそこら辺のことは家族の一員だし、仕方ない。

それで、モブキャラとデートするようになる糸真。

 

 

……ちょっと待ってぇぇい!!

 

 

なんでそこで急に変化したの? は?

まあ、そこにはちょっとしたきっかけがあってのことで。

弦と付き合っている親友の国重晴歌に「彼氏探そうよ」と諭され、何とはなしにモブキャラとデートをすることに。

うん、きっかけが弱すぎる。

なんかちょっと、強くしたら良いんじゃないかって思うんだけど……。

んで、何やかんやあってモブキャラのことは諦め、そのまま高校卒業に。

その同時、親友である国重晴歌は弦と別れていました。彼女と少しバカバカ言い合って喧嘩している様子が流れるんですけど、ここもまた「うーん」なんだよなぁ……。

弦の好きな人が糸真であることに気づいた晴歌は、糸真に「好きな人がいるか」どうかを問い詰めます。その時にバカバカ言い合って、それで結局抱きしめているんです。

うーん。だから、そのバカバカ言い合った結果、何が生まれたの?

「好きな人」が自分じゃないことが分かって、それでなんでその「好きな人」にぶつけてるんですか??

バカじゃないの?

野生児(ガイジ)成分たっぷり詰まったシーンで、とてもとても息が苦しかったです。

 

あと登場人物で挙げるとするなら、舘林弦かな。

彼の場合は序盤から野生児(ガイジ)成分たっぷりでした。

糸真が仮に座るところが和央のところだったらしく、それで「座るな」としつこく彼女に言い当てる姿。

まさしく野生児っぽかった。

 

・結論

そんな感じです。

文章が短いのはもとより私の考察力の低さかも知れませんが、良いところが全然無くて文章が書くことが出来ませんでした。

自分なりの評価をつけるなら……。

せいぜい50点が精一杯なのかなぁって、思います。