4月からの放送に備えた伏線ばかりで面白かったです。
前半はそこまで伏線は無いんだけど、見所と言えばやはり「絶世の美人」である壬氏さまの女装姿。もとい月精姿の壬氏さまは1期でも言及されていた通り、「傾国の美女」と言われてもおかしくはないほど女装が様になっていた上、周囲に輝く蛾や満月の様子が「月精」を見事に表されてて良いなあと。やり手婆はもう年を取っている。既に婆のような女官がいなければ、女装をしても美しくなれる宦官を使おう、という考え方はよく出来てるなあ。
と言っても前半の流れは前回からの続きなので、あまり事細かく言えることはなく。強いて言えば、子翠がなぜ後宮内に居たかという謎ですね。この謎はこの2期の中では最大の謎と呼べるものだし、しっかりとそこを押さえて描写していて良き。後々大事になってくるからね、彼女。
ちなみに後半はほぼ日常パート。途中でこれまでの話が整理されつつ、話の進展があったもののあまり深く考えることはなかった様子。ただあったとすれば、最後の診療所で女官が猫猫特製の薬に気づいたことかな……。あとはなぜ今回訪れた診療所は紹介されなかったとか。後々の展開に繋がる話であるし、あっと言わせられる話だし丁寧だなあと。
次回は原作で前後編になっている水晶宮の話。3月までは原作小説3巻、4月から原作小説4巻、という構成がやはり目立ってきた感じかな。