雛ぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

今回は雛を中心に話が進んでいきました。彼女の気持ちを軸に太喜や千夏先輩の人物像が描かれた訳なんだけど、特筆すべきはやはり雛から見た太喜だよなあと。今まで「恋愛」とか「異性」とか、そんな風に太喜を見てこなかった雛が、今回そのように見るようになったのはある意味での変化なんだよなあって思う。

 

それに言えば、雛が太喜に対して想っていることは「尊敬」から来ている恋心なんだよね。純然たる恋心ではなく、幼馴染みである所以、日々の生活を共にしているからこそ、太喜の良い性格に次第に惹かれていったという感じ。決して相手のせいにせず、自分のせいにしようとする良い性格に雛は惹かれていったんだなあと。

 

それに太喜のバド馬鹿のところも惹かれていると思うし。太喜はいわゆる負けず嫌いで、バドが好きだからという一心だけで強くなっている。その部分にも雛は惹かれていっていると思うし、尊敬している部分なのではないか、と思う。まあ、無自覚に思っていることが次第に「好き」になっていくことって、当たり前ながら新鮮に思ってしまう。そんな感じ。

 

だけど、自然とこの性格って雛も似て備えているのではないかなあと思うんだよね。負けず嫌いはどの高校生にも備わっているとしても、雛も新体操が好きだから強くなっているわけで。この部分を互いに尊敬しているから親友関係が続いているのかなー? と。

 

ただ、悲しいかな、太喜の恋心は千夏先輩に対するものだけ。そこに雛に対する想いは一ミリも含まれていないし、ただの「親友」としか雛のことを思っていない以上、この想いは雛の片想いだけに終わるんだよね。どっちも嫌いじゃない性格だから、何だか胸が切なくなる……。

 

そんな感じだろうか。あと千夏先輩だけがどういう気持ちなのか明かされていないと思うし(多分年明け以降?)、匡の気持ちも気になるところ。(と言っても匡の気持ちは原作でも途中でかなり先の話なので、アニメでやるとしたら相当先の話だと思う)