やってくれましたね制作陣……。だからケミーの扱いとキャラクターの扱いの2つが両方長けている井上さんが今回と前回の話を担当したのか……。いやはや、これ次回どうなるのやら。

 

前半部分。こちらとしては完全に癒し映像だった上、ドラマもしっかりと感動的だったので良かったです。ケミーを完全に倒してしまって意気消沈する宝太郎を目にして、ホッパー1が各地色んなところを巡るのは癒やしでしかなかったですし、今までに無い話だったので結構良かった。まあ、こういう話の後って大体胸糞悪いのがオチなんだけどね。今回もその話でしたとさ。(涙目)

 

で、意気消沈する宝太郎の傍で動いたのはりんねと蓮華、錆丸でした。この3人は当たり前の動きしていたし、特にりんねの動きが良かったかな。散々自分が落ち込んでいる中、彼に助けて貰えたご恩がありますし。それらがきっかけで彼女が行動してたのは「絆」とやらの関係性だなぁって。

 

それに蓮華錆丸コンビもできる限り戦っていたのも良かったなぁ。今までの作品って棒立ちする人間が多かったし(偏見)、それで巻き込まれるのがオチだから「あんたたち何にきたん?」って思ってしまいがち。ただ、その当たり前のような光景をぶち壊してくれただけで有り難いし、たとえ「仮面ライダー」だけ戦える存在ではないことを表してくれて良かったです。ミナト先生もそうだったし。

 

後半部分はほぼ場面転換がなかったので見やすく、それ故に絶望感がどれくらいのものなのか伝わってきました。今まで宝太郎とホッパー1はずっと過ごしてきた訳だし、ここで悲しみの別れを果たしてしまうのはやはり涙でしかない。前回の話で意気消沈する宝太郎にとってかなり辛いものでしかないし、ここで「自分の行い」でマルガム化したホッパー1を倒せば宝太郎も戦う気力も失うはず。

 

でもどうやらギギストはそこを狙って敢えてホッパー1をマルガム化させ、倒させたようで……。まあ鬼畜にも程があるっていうんですかね。そのせいか宝太郎自身もマルガム化(中に眠っている謎のケミーの影響で)しそうになったし。あのままマルガム化してたら超久々の怪人化だったのかなぁと。

 

ただ彼自身はマルガム化とはいかず、なんと卵の殻になりましたとさ。こういう描写は中々に良いと思うし、子どもでも主人公が如何に悲しんでいるか分かるはずだよね。

 

・まとめ

次回で最終フォーム登場。38話を過ぎた後はりんねとスパナの掘り下げをやるのかなーーと密かに思っています。(48話+1話構成だとするなら、3話分をそれぞれりんねとスパナの掘り下げに当てた後、冥国側を掘り下げるのかなぁと気がします。多分スパナの掘り下げ回の時にはもう一度彼のマルガム化が起こりそう)