・物語

猫猫と羅漢の直接対決の前哨戦かな。青い薔薇を咲かすことなんて、当時としては不可能と云われていたのになんで頼むんでしょうね。きっと自分の娘だから何か企図してくるかもしれないと踏み込んで、かもしれないし。何を考えてるか全く分からないな……羅漢。
 
前半は少し長めで猫猫が助太刀として呼ばれた小蘭と共に青い薔薇を咲かせるまでの話。でも言った通り、青い薔薇なんてとうじとしては──しかも猫猫の居る時代なんて不可能と呼ばれていた頃だから、専ら青い薔薇なんて咲かすことは不可能。今となっては青い薔薇は存在していますけど、あれは15年前に出来たから存在しているだけ。それより前は「不可能」などと云った花言葉がつけられているほどです。
 
でもそんな無理難題を押しつけた羅漢の思惑がイマイチ分からん。それが羅漢の魅力かもしれないし、「何を考えているか全くもって分からない」のが彼の特徴。自分の娘だから青い薔薇なんて咲かすことは出来るだろう、何か細工をして帝の前に持ってくるだろう、そう思っていたかもしれないし、もしくは本当に青い薔薇を咲かせそうとしていたかもしれない。どっちにせよ、羅漢の思惑は不明ってことぐらい。
 
でもそれに正面から向き合った猫猫を見る限り……相当彼女にとって羅漢はいけ好かない存在だと分かる。青い薔薇……もとい白い薔薇を何としてても咲かして驚かせようとするのが猫猫の企みであり、ラストに羅漢の目の前に指を染めて現れてきたことを考えれば、この話は前哨戦に過ぎなかったとも考えられる。
 
いつか羅漢と対決するんだろうなぁって考えていたけど、まさか第2クールの終わりでやるとは……。てっきり第3クールへ繋げる布石かと考えていたものだから、尚更意外だった。
 

・まとめ

面白かったです。次回が羅漢の掘り下げになるようだし、楽しみです。