・物語

ダンジョン攻略の面白みが伝わった感じ。こうやって皆で作戦会議をしつつ、どうやったらダンジョンを攻略できるのかとか、その人が持つ特質とか……特に今回の場合だと、完璧な複製体がテーマとなっていて、フリーレンの複製体をどう攻略できるのか、彼女の致命的な隙は何か等といったことを考えている時が楽しかったし面白かったなぁ。
 
前半戦は作戦会議。最深部手前で殆ど生き残っている人達が一堂を会している訳だけど、さっきまで拒んできた協力をここでしていることが特徴的だった。雰囲気が協力できない雰囲気だってラヴィーネが言ってたこともあるんだけど、この第2次試験って特別な理由が無ければパーティは別に組まなくても良いからね。そりゃそうだろうなぁって。
 
ただ結局協力するハメになったのはある意味で皮肉と言える部分があるって感じ。今回の場合フリーレンの複製体が特に邪魔をしているところを見る限り、その皮肉が強調されているってところかな。
 
で、その作戦会議で明らかになったのはフリーレンの致命的な隙。一瞬だけ魔力探知が途切れる隙は昔からフリーレンが苦手とするところでもあり、誰にも言っていなかった箇所。そこに気づいたフェルンってフリーレンを凌ぐ技量があると思うし、彼女もまたそこを認めているとなれば……殺せるんだろうなぁって感じたんだろうね。デンケンでさえ気づいて無いんだもん、誰にも気づかれるはずないよ。
 
その魔力探知を使った作戦が後半で実行と。この戦いは絵的にも凄い満足感があり、同じ技量を持った人がぶつかると絵になるなぁって思いながら見てました。特にフリーレンどうしが戦うって魅力的だよね。映像ならではの場面が繰り出されてて良かったです。
 
フリーレンも言っていたし、これまでの話で分かることなんだけど、フェルンって結構魔力探知が得意な方なんだよなぁって思う。魔族との戦いとか、第1次試験で受けた奇襲を完璧に防いだこととか。特に後者が印象づけた出来事だと思うんだけど、幾度となく魔族との戦いを経験したヴィアベルを打ち負かせる程の探知力。恐らくこの戦いがフェルンの複製体だったら、誰も踏破出来てないと思います。
 
フリーレンどうしの戦いで流れた回想。あそこで言及することはないんだけど、ゼーリエとフランメの関係性はあんまり良くなかったのかなぁって思った。ただ、それでも尚理解したいというフランメの思惑が感じ取れたし、その思いを受け取ったゼーリエも見る限り、表面的には良好じゃないかもしれないけど、裏面的には良好だったのかなぁって。言ってしまえば、面倒くさい関係性だったということぐらい。
 

・まとめ

フリーレンどうしの戦いの途中で次回に持って行くのは狡いです。早く見たいです。