・物語

なるほどなるほど……、羅漢が今まで壬氏を介して猫猫に謎を解かしていたのはそういうことだったのか……。てか、そういうことは直接はっきりと言ってくださいよ(笑)

 

てなわけで、今回の話はボヤ騒ぎの謎から続いたものが一気に繋がるという話でした。多分この作品は最初からこういうことをやりたがっていると思うんだけど、その意図が1クール目は全然見えなくて分からなかったんだよね。でもこの話を通して見て、改めて見直した感じがあったかな。

 

前半戦はそれらの事件が全て企図されたものではないか? と李白から話を受けられた時のことから始まる。実際、ボヤ騒ぎとかの騒ぎはそれ単体、つまり単発で引き起こされたものだと思っていたし、まさかここで全部繋がってくるとは思わなかった。ボヤ騒ぎはまだ何とかなったんだけど、一番関係性のない三兄弟の話まで繋がってくることが何より驚いた。

 

で、猫猫が調べていくうちに祭事を執り行う=止ん事無き御方が危ないことに気がつき、前半戦が終了。その点に気がついた猫猫はやはり推理力に長けてるなって思ったし、それを止める行動力も勇ましくて良かったです。

 

後半戦はその続き。門番に止められて怪我をした後、猫猫の実父である羅漢が登場したのは全然意外ではなかったし、逆に想定していた通りです。何せこれらの謎を解いてくれって言ってきたの、全部羅漢ですし。彼が一連の動きを全て把握した上、祭事を執り行うであろう壬氏、そして猫猫に間接的ではあるものの伝えてきたのは相当な切れ者であることは明白ではなかろうか……。

 

あと、羅漢が猫猫の後ろに来た時の態度。絶対に振り向きたくない態度からするに、それに前回の壬氏が思わず後ずさってしまう程の表情からして、相当羅漢のことを恨んでいる様子。羅漢を実父だと内心認めたくないけど、認めざるを得ない。そんな態度が猫猫の中で如実に表われているのかなって思う。

 

で、その祭事を執り行っていた人物はまさかの壬氏。なぜ壬氏がそこに居たのかは作中取り上げられていなかったんだけど、これで益々壬氏に対する疑心が深まったと言っても良いと思う。命を狙われている程の地位ってことは、相当位が高い人物じゃなかろうか。でもなぜそのような人物が皇帝の傍に居ないかが気になる。

 

・まとめ

面白かったです。はてはて、次回が気になるぞ。