情報量少なくてペースを保ったまま話が進められてて見やすかったです。情報量少ないのは原作の既刊が少ないからどうしてもそうなるし、ペースがゆっくりになるのは仕方ないと思う。けど見やすかったのは凄く良かった。

 

・Aパート

と言うわけで前半戦は聖騎士アードベック対パーシバルでした。と言っても、原作を読んでいる人達ならお分かりの通り、アードベックって全然強くないんだよな。自分からは一切手を出さず、代わりに付いていた動物を戦わせる。これが彼なりの戦法なのかなぁって思う。
 
それに彼って善人だよね。善人が故に嘘をつけない設定だし、アンが見破れなかったのは仕方ないこと。けど彼女が激昂したのは当然のことだし、剣を交わってしまうのはもう仕方ない。まあ、アードベックってこれまでの聖騎士の中では最も善人キャラだと思うんだ。(これから登場してくる聖騎士も含め)
 
あ、ちなみにパーシバルが普通に魔力を剣に付与しなかったのは天然だと思うし、彼はあまり戦闘経験がないからテンポが少しグダっていたのは寧ろ好都合なんじゃないかなって思う。単に「よし剣を使おう!!」という戦闘経験浅めな人を描かれていて、かつパーシバルらしさも出てたので良かった。
 

・Bパート

後半はアードベックのいる洞穴へ。ここの場面は言ってしまえば癒やしでしかないし、パーシバルの赤ん坊は特に癒やされる。(他、アンの赤ん坊にも癒やされたけど)
 
そのアンの赤ん坊の姿を見てアードベックが過去を思い出すのも、やはり彼の善人キャラらしさがあって良かったです。魔神族をどうしても倒さなきゃいけない理由は「殺された娘のため」だってよく分かったし、二度と自分のような経験を他の人にさせたくないからパーシバルを殺そうとしていたことも分かる。多分、他のタリスカーやイロンシッドを比較してめちゃめちゃ分かりやすかったんじゃないかなって思う。
 
(でもペルガルドだけは意味不明。どうして彼はパーシバルを殺さずに育てようとするのか分からないし、動機付けが未だ不明。まあ、この先原作も含めて明らかになってくると思うし触れないでおきます)
 
で、最後に現れたのは長老。実を言うと、この長老は原作勢の人達からすれば誰なのか既にお分かりだと思います。(私もつい最近読み始めたから分かっている立ち位置。前シリーズのあの人だなぁって)
 

・まとめ

見やすかったです。スローペースなのは気にしてません。