やけにスローペースだなって感じていたけど、原作の既刊数が少ないからか。でもペースはグダってなかったし、恐怖感あるミスリードが面白かったです。サブタイトルの意味がまさかのそっち側とは思わなかったし。

 

 

で、そのミスリードが含まれていたのはAパートでした。序盤はダルフレア山脈の途中で一行が眠るところで、いきなりそこに入るとは思わなかったです。けど、シンが夜中に見ていた女性は何やかんや伏線になるところだし、自然と残すのは良かったです。後々、彼女は物語に干渉するかも知れないし。

 

魔神族の村にパーシバルとドニーが躊躇なく入ったのは結構良いです。パーシバルはともかく、ドニーが入ることで事の重大性が浮かび上がるし、「あのドニーが」という意外性を持たせるとしたら、と言う観点からして面白かったです。シンが二人の後を追う姿も、チームの頭みたいな感じで面白かったし癒やされた。

 

魔神族の村は一見歓迎ムードにある中、実は二人を喰おうとしているのではないか? というミスリード。ここの描写は原作にはない場面だったし、割と自然な形で見せるんだなぁって思いました。なんだかんだ、この場面って怖かったし。村の人々=魔神族が人の形で無表情に見つめているところとかも見てみると、騙されやすそうだなって。

 

しかしながら、それはBパートによってミスリードだと気づかされます。

それはアングハルハッド(アン)が御神体を倒して魔神族を元の姿に戻した後、アードが本来の姿になって現れた時。このアードはアンの言うとおりほぼ善人キャラで間違いないと思うし、アード自身に意味はないと思う。というより、見るからにタリスカーやイロンシッド、ペルガルドと比較して過去一で弱そう。

 

意味があるとするなら、傍に居た犬。彼は犬を囮にして魔神族を倒そうとするのが、彼なりの算段なのかなぁって気がします。自分の戦力に見合った戦法を考え、そして一時期信頼していた仲間=アン・ナシエンスを欺くことが出来るのは……さすがはアーサーの聖騎士だなぁって感じます。

 

まとめ

面白かったです。スローペースだったけど、それはもう仕方ないことなのかなぁって。
因みにOPEDが代わりました。どちらも好みですし、これからの物語を彩っていくことは間違いないかと。