久しぶりの考察記事です。果たして自分の考察が衰えていないものか、心配ですが一通り書いてみることにします。

 

タイトルの通り、この記事は来年4月12日公開予定の『劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の考察記事となっております。本作はキッドメイン回でありながら、先に公開された映像(下のリンクより参照)からいよいよキッドではなく、黒羽快斗自身を掘り下げていくのではないか? と公開前から期待が寄せられているみたいです。

 

 

 

最初に申し上げておくと、今回「キッド」として扱うのではなく「黒羽快斗」として扱っていくのは自然的な流れだと思うんだ。しかもその流れで服部平次と遠山和葉の2人組が出てくるのも自然的。この2人、特に平次とキッドについてはご存知の通り、以前キッド扮する和葉と平次が危うくキスしかけたことで、この2人には確執があるのです。

 

この確執は恐らく平次の正義と言った感じかな。でも映画としてこの関係性は些か重要ではない。

 

それに、「キッド」として扱うのではなく「黒羽快斗」として扱っていくその意味自体、古き良き時代のコナンを彷彿させるような謎解きがメインとなると考えているんですよ。

下の動画を見て貰えれば幸いなんですが、今回予告で流れる爆発は一切流れてきてないんですよ、これが。

 

これに関しては永岡監督の都合(どうやら爆発シーンが苦手らしい)ということもあると思うんだけど、爆発シーンが無い代わりに映画で取り扱う「謎」が大きくスポットライトが当てられているんだよね。

 

 

 

無論キッドと平次が刀を持って戦うシーンはあると思うし、予告を見れば大体の人は勘づくと思う。ただ、それ以上に思って欲しいのが「謎」の扱い。(にわかなので声を大きくして言うことは無いが)私が知っている範囲のコナン映画は「爆発」をメインとして予告を作成している感じがするので、こんな感じの予告は古き良き時代のコナンないし、ある意味では古い時代にあるようなミステリーを目指しているかも知れない。

 

そうなってくると、その「謎」を大きく取り扱ってくるにはそれなりの力量を持つ作家さんを呼ばなければいけないんですわ。かと言って、コナン映画経験なしの人を連れてきたら失敗してしまうリスクは高い(今までキッドを主役とした映画は大体こけているため)し、逆に古風過ぎる人を連れてきたら映像がダメになるリスクが高い。

 

ではどうすれば良いのか? ──そう、『ハロウィンの花嫁』で活躍した大倉氏を連れてくるしかないんですよ。

 

大倉氏で初めて担当した作品は『から紅の恋歌』。その作品では初め大がかりなトリックを使われる予定だったものの、尺の都合上それは削除されてしまったとのこと。で、次に担当した『紺青の拳(フィスト)』では頭と最後を合わせるために時間を注いでいった結果微妙な映画となった。だが、彼の流れを完璧に変えたのが『ハロウィンの花嫁』。

 

恐らく彼の中で描き方のコツを完璧に掴めたのが一番大きいと思うし、限られた尺で大がかりなトリックを活かすことができるのかということに思考を重ねていった感じだと思うんですよね。その結果、『ハロウィンの花嫁』は大成功を納めた。

 

そんな感じだと私は思います。制作陣は思考を重ねに重ねた感じがあると思います。

 

ちなみに、今作品のストーリーはこんな感じ。

 

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。今回キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか? 一方、西の名探偵・服部平次とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが……。

時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も……。 そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の“剣士”の影が迫り……。

 

 

 

今回キッドが出ているけど、出るのは鈴木財閥ではなくて斧江財閥なんだね。そこだけは驚いたけど、「キッド」……ではなく「黒羽快斗」が事件の核心にいることは間違いないってことだね。

 

ストーリー面からしても制作陣の思惑は漏れ出ているし、所々キッドが関わってきそうな場面も思い浮かべることが出来る。まあ、その通りの映画っちゃ映画だよねってこと。

 

 

駄文を熟々と書いていた訳なんですが、結局何が言いたいかって言えば、来年のコナン映画は前作を超えられる可能性が高いって事。キッドという不安要素がありながらも、「謎」を大きくスポットライトを据えている時点で前作を超える可能性は幾分かあると言うわけです。

 

(あと前作『黒鉄の魚影(サブマリン)』について語るなら、あれは「謎」を大きくメインにはしていない感じ。どっちかというとアクションメインの映画)

 

まとめ

こんな感じといったところでしょうか。コメント欄は常時開放しているので、自分の考察を書きたければどうぞ。全て見ているので。
 

おまけ(主題歌予想)

おまけ程度で来年公開予定のコナン映画主題歌について予想してみます。
が、既にチラホラと「GLAYなのでは?」という声も続出していますし、あまり私の予想は当てにしないで貰いたいです。(訳:恥ずかしいから)
 
まず最初に言っておくと、主題歌がGLAYなのかって言えばGLAYではないと思います。
GLAYは最近『ONE PIECE』原作者の方にロゴマークを書いて貰っていることが公で話題になっていますけど、あれはTVアニメか映画の主題歌への布石だと思います。ただコナン映画の主題歌の可能性も無くは無いけど、低いっちゃ低い。
 
多分そういう理由が出てきているのは、前作(『黒鉄の魚影(サブマリン)』)の主題歌で務めたスピッツの影響かな……。まあありそうだけどね。
 
私的に推したいアーティストはリトグリ………………ですかね。(控えめ)
え? 何でかって?
 
 
 
 
 
 
 
推しだから?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
推しだから
 
 
 
 
 
 
 
推しだからです!!
(うるさい)
 
 
取り乱しました。「推し」だからという理由は2割なのでご安心ください。
 
で、なぜそのような予想をしたかっていうと、メンバーのMAYUが個人X(旧Twitter)でこのような呟きを残しているからなんですよね。
 
 
これが仕事に直結するならおかしくはないと思うし、他のメンバーも12月初旬頃にレコーディングを匂わせているんですよね。(ちなみにリトグリが映画主題歌を担当する場合、数ヶ月前に映画サイズ用のものを録っていると思います。あくまで推測ですが)
 
余談だけどMAYUは他のメンバーと比較してアニメを呟く頻度が高いから、それが故に仕事に直結することもあり得なくは無いんですわ。実際、『ヴァニタスの手記』は彼女がよく読んでいることから第2クールOPが来ているみたいですし。
 
(※余談程度で呟くけど、メンバーのかれんもアニメやドラマについても呟くことがあるにはある。実際、『七つの大罪』に最近ハマっていることを呟いた結果、『黙示録の四騎士』1クール目OPが来たみたいです)
 
追記(2024/01/06)
 
一応リトグリ以外にも挙げておくと、倉木麻衣氏かなと思う。
何故かというと、彼女が過去に担当していた作品のうち大体は関西組がメインに登場しているからなんだよね。これに関してはファンも言及していたし、可能性としては幾分あるわけだけど、『ハロウィンの花嫁』から鑑みて彼女が担当する可能性は少し削れてくる。
 
まあ、B'zも倉木麻衣氏も担当していた回数が他のアーティストより多い訳だし、表向きはその作品「らしさ」を出そうと主題歌も選ばれているらしいので全く分からないです。正直言って。けど倉木麻衣氏が主題歌を担当する可能性は無くは無いです。あとB'zもね。
 
もしかしたらB'zが今回の作品主題歌に選ばれる可能性だって無くは無い話ですし、もしそうなったとしたら、完全に制作陣の選考の流れが変わったとも言える話。コロナ禍で何があったんや……。(本音)
 
とにかく追記で言いたいことは、全く予想が立てられないということです。どのアーティストが来てもおかしくはない、逆に言えば、どのアーティストが一番その作品の「らしさ」を追求することが出来るのかが試されている時代に入ってきている訳でもある。新時代ですね。