立教大学の同期会では毎月一人がスピーカーとなって、60分の講演をオンラインで行っている。
昨年、第1回のスピーカーを務めているが、同期会の会長から「もう1回やってくれよ~」とせがまれ、渋々引き受けた。
テーマをどうするか…。丁度3月で、高知では「土佐のおきゃく」というイベントが賑やかに開かれていた。そこで高知県に残る「おきゃく文化」をテーマと決めた。
図書館で資料に当たれば、すぐにまとめられると思っていた。
案外、資料がない。郷土史や高知県立大学のレポートを頼りに、あとは自身の記憶と経験で読み上げ原稿を書き、レジュメはパワポ18枚にまとめた。
オンラインの発表は、聴き手の反応が分からない。zoomの分割された画面に映る顔はごく一部だし、始まってから画面を閉じられると、誰に喋っているのか…と思う。
それでも60分、早口にならないよう気をつけながら喋り終えた。
質問や感想を聞いたところ、関心を持ってくれた人もかなりいたようだ。
終わってから、親しい友人からはLINEがたくさん届いた。
この「土佐のおきゃく」、4月に日テレのケンミンショーで採り上げられていた。現状を面白おかしく作っていて、その範囲では分かりやすい。
宴席の原型や歴史、今も引き継がれる背景など、一応大学の講演として耐えうるまで持っていったつもりだが、さて、どうだろうなあ…