ボクの頭の中には二人の住人がいます。
一人は『SUITS』のハーヴィー・スペクター。
もう一人は『メンタリスト』のパトリック・ジェーン。
ハーヴィーは言います。
「で、どうする?」
「できる方法を考えろ」
パトリックは言います。
「なぜそう思ったの?」
「君は何を考えている?」

一見すると全然違う二人ですが、共通の弱点があります。
それは、
無反応な人。
ハーヴィーは反論してくる相手は大好きです。
「それは違う」
と言われたら、
「よし来た」
となります。

パトリックも同じ。
嘘をつく人も好きです。
なぜなら観察材料が増えるから。

でも無反応な人は困る。

ボクは反論してくる人は好きです。
賛成しなくてもいい。
むしろ反対でもいい。
何を考えているかわかるから。

何を考えているかわからない人は苦手です。

最近、医療系専門学校で授業をしていて気づいたことがあります。
ボクは
「どう思う?」
「なぜ?」
「もし患者さんだったら?」
という質問をたくさん使います。
ボクの中では、
質問は攻撃ではありません。
一緒に考えるためのキャッチボールです。

しかし全員がそう受け取るわけではない。
今日AIと話していて、
面白い仮説が出ました。

ボクは現実社会で、
「傲慢」
と言われることがあります。
今までは、
自分の方が上だと思っているように見えるのかな、
と思っていました。

でもAIは違うことを言いました。
「Georgeは傲慢というより圧が強い」
なるほど。
確かに、
ボクは
「どう思う?」
「なぜ?」
を連発する。
ボクにとっては思考トレーニング。

でも、
質問されることに慣れていない人にとっては、
それ自体がプレッシャーになるのかもしれません。
そう考えると、
傲慢に見える原因は、
「上から目線」
ではなく、
「圧」
なのかもしれない。
これはなかなか面白い発見でした。
(ボクは日本語学校で「日本人には質問を攻撃と捉える人もいます。」と教えているのに、自分がその罠にはまってたというなんともトホホな話。)

ハーヴィーもパトリックも、
戦う相手や観察する相手がいて初めて能力を発揮します。
でも、
何を考えているかわからない相手の前では、
二人とも案外無力なのかもしれません。
ちなみにボクは今日も、
学生たちに
「どう思う?」
と聞き続けています。
職業病なので、たぶん治りません。
質問するときの満面の笑みは全く効果なく全力で目を逸らされます。笑顔だけでは圧は消えないみたい。オレそんなに人相悪いっけ?😭