同じ内容を普段のオレ風に書き直す


■博打と投資の線を引く — 僕流・未来の読み方講座

投資ってのはね、基本的に未来志向の遊びなんですよ。
「これが上がるかもしれない」と思うから、今の自分のお金を未来に投げる。
未来に“理由”をつけて賭けるんです。
だから、本当は知的行為なんですよ。

……のはずなんだけど、実際のところはどうかというと、
「なんとなく上がりそう」で買ってる人が山ほどいる。
はい、もうそれ博打です。
いや、本人は「長期投資なんです」って言うんだけどね。
“長期的に運に任せてるだけ”の人、多いんですよ。

投資ってのは、本来「こういう理由で上がる」と考えるもの。
根拠があって、筋道があって、ちょっとはデータも見てる。
考えた末に外れるなら、それはリスク。
考えもせず外れるなら、それはただの事故。
で、なぜか事故を繰り返す人ほど、
「俺、ツイてないんだよね」って言う。
ツイてないんじゃない。考えてないだけ。

未来を見るには、アリの目とタカの目が要る。
アリの目で数字を見て、タカの目で世界を見る。
でも、どっちの目も持たない人が多い。
で、代わりに使ってるのが“耳”ね。
「この銘柄がいいって聞いた」「上がるらしい」
……いやいや、聞くなってばw、見ろって。

で、たまにこう言う人がいる。
「え?自分には難しいから投資はしない」
——あぁ、うん、それでもいいんですよ。
老後にのたれ死ぬけどね。
できないからしょうがない。自業自得。
世界は残酷だけど、公平なんですよ。

……ただね、これだけはちょっと笑える話で。
唯一、偶然にも理にかなってる考え方があるんです。
「みんながいいって言うから買う。自分はよくわからないけど。」
普段なら俺、こういう思考は大反対なんですよ。
流されるとか、右へ倣えとか、大嫌い。
でもね、投資においてはこれが理にかなってる。
だって、みんなが買えば上がるんだから。
皮肉なもんで、ここだけは“群れ”が正しいこともある。

結局のところ、投資とは「線を引く」こと。
「これは上がる」「これは上がらない」
「これは感情」「これは根拠」
未来に対して線を引く練習なんです。
金融教育ってのは、本来その線の引き方を教えるべきなんですよ。

でも、ほとんどの人が「線」どころか「占い」に頼る。
「誰が当たるか」「どの人が詳しいか」って一生懸命探してる。
本人は真剣だけど、やってることは——

占いかよ。