週末の5コマを通じて、いろいろと考えて、段々と成果物のイメージが湧いてきた

 

 

 

 

勝ち組と負け組と表現するか、AIHとAWHとするか、チョモランマアタック隊と深海魚か

あぁそうだ

白鳥とアヒル でいいや

 

若者のリクエストに応えて、「生活に使えるMBA理論」(仮称、タイトル募集中、あっ!今思いついた「蜘蛛の糸」にしようかな。でも他の候補も募集します)のミニ・セミナーシリーズをYouTubeでやる遊びを始めようと思う

 

第一回

摂理: 幸せとは個人個人の価値判断で決めるもの

白鳥は個人の価値基準がある

アヒルには無い。誰かが決めた価値基準で、他人と比較して優劣を判断するのが散見される

‐‐教育の問題(いいから覚えろ!言うことを聞け!の記憶教育)「自分で考えない」問題

--知識がなければ考えられない。「勉強は収入か、費用か?」問題

--周りに実際の選択肢がなければ選ぶに選べない。「豊かさとは何か?」問題

--経済的余裕がなければ判断を行使できない。「価値と価格」問題 財布と相談は価値判断ではない(budget constraintsって日本語では予算制約って言うのか....)

--その結果としてなんでもかんでもランキングがあって上位には列ができる。

週末の軽井沢で会った信頼の同僚(今後ちょくちょく出てくる予感がするのでコーネル君と命名 = 白鳥)はそういえば石川さゆりのファンクラブに入っていたり、時計はSinnなんか使っていたり、青山じゃなくて渋谷に購入したマンションを改修してまるまる一部屋防音室にしてチェンバロを買っちゃったり(マンション購入直後に急遽ニューヨークに長期出張することになって、チェンバロは湿度に敏感だからと、赤坂に住んでるオレが六本木通りを電動自転車でちゃちゃっと換気をしに行ったことを思い出した)、彼は情報は見るけどランキングは信じないとよく言っている。オレもだ。特に田舎の食べログにはよく騙されるし。

 

第二回

経済学理論: 人類でいっちばん大切な方程式(だとオレが思っているヤツ)

(収益) = (収入) - (費用)

--これは企業活動だけでなく、人間の判断はこの計算に基づいて行われているはず。アホほどコスパとか言ってるし。ちゃんと計算できているのかは甚だ疑問w

‐‐生活で言えば、(幸せ) = (満足) - (苦労)と置き換えられる

 

(幸せ)を極大化するにはどうしたらいいか?

‐‐方法は3つある(ポーターの競争戦略)

‐‐Ⅰ. 収入を増やす

--Ⅱ. 費用を減らす

--Ⅲ. たくさんやる

 

--白鳥はⅠ~Ⅲのどの戦略も取れる

--アヒルはⅡのコスト戦略しか選択肢がない

 

知は力なり: K = P ...①

時は金なり: T = M ...②

物理の法則: (仕事)=(力) x (時間) ⇒ W = PT ...③

 

③に①、②を代入すると

W = KM ...④

つまり

M = W/K ...⑤

(価値とお金の回でやる)幸せとはお金で置き換えられるので、「幸せになりたい!」とは

⑤のMを極大化するということ

つまりWを増やす(Ⅰ.Ⅲ.戦略)か、Kを低く抑える(Ⅱ.戦略)ということ

 

「勉強は収益か費用か?」問題で解説するように、アヒルにとっては勉強は費用

勉強量=知識・思考力とすると、

何も知らなければ知らないほど、幸せということになる。

 

一見不合理に見える結論ではあるが

 

現実に当て嵌めてみると意外としっくりくる。

知らないければ欲しくない、今あるこれが一番と思えば幸せである

知ってしまったのに手に入らないと不幸せになる (マーケティングの3つの壁)

 

そもそも地方には都会のような選択肢が無い

そしてアヒルには欲しいものがあっても買うお金がない

 

卑近な例で言えば、まさに、オレの目にはしょっぼいありふれたイベントだったり名物だったりに大喜びする、あの現象。

エベレストや富士山を見たことがなければ地元の山が一番高い山。

東大の次にすごいのは地元の駅弁大学、みたいなこと。知らないからそれで幸せなんだから、現実は知らない方がいい。

テレビの中は全部空想の世界と思ったほうが幸せ。

ディズニーランドなんて本当は存在しないんだよ、そうすれば(ちょくちょく)行けなくても不幸じゃない。

 

であれば、閉じた空間で、新しい知識を一切吸収せず、同じことを繰り返すのがアヒルの幸せ戦略ということになる

もっと具体的に言えば

--勉強は「しない」

--学校で教わったことは最低限覚えるとしても、その意味は理解しない(「学校で習ったことは社会では使えない!」が正しい教育の受け方。社会で使えるまで理解してしまったら逆に不幸になる。飽くまで表面上だけ「聞いたことがある」程度でよい)

--新規参入者は徹底的に排除する(新しい知識をもたらすのはよそ者)

--金太郎飴教育の維持(みんな一緒なら新しいものは生まれない)

--同じことの繰り返し、つまりコモディティ消費は期待値の分散が小さい

--割引率が高い(re: 金融理論)(=忘れっぽい)のも好都合

‐‐半径10キロ、登場人物30人、同じことの繰り返しという地方モデルは正解ということ

 

 

ということになる

今までの日本って正しかったのかw

じゃぁ地方創生なんてやっちゃダメなんじゃないか?という疑問は残る(ここまでだと)

 

「こんな戦略はイヤだ!」という人のために、次回からは白鳥の戦略についてお話します。
覚悟してください。