未然・連用・終止・連体・仮定・命令
国語です
動詞の活用形
これを覚えるときの方法にはいくつかある
1 理屈から入る方法
未然=未だ然らず
連用=用言(動詞・形容詞)につくとき
終止=原形みたいなもの
連体=体言(名詞)につくとき
仮定=そのまま
命令=そのまま
これでピンと来るか?
ボクはピンと来ない。特に連用形と連体形
全体としてしっくりこないから覚えづらい感、ストレスがある
2 一段噛み砕く方法
未然=ない がつく
連用=て がつく
終止=原形
連体=とき がつく
仮定=ば がつく
命令=そのまま
これでイメージは湧く
覚えやすいか?
うー--ん、ボクはいまいち
どの形とは何がつくのかの繋がりがスムーズでない
まだストレスがある
3 具体的に当て嵌める方法
ここに都合のいい動詞「来る」がある
カ行変格活用
未然=こ
連用=き
終止=くる
連体=くる
仮定=くれ
命令=こ
こ・き・くる・くる・くれ・こ
これは3回くらい唱えれば覚えられる
こ と言われればその後につくのは ない=こない しかない だから未然は「ない」
き と言われたらその後につくのは て=きて しかない だから連用は「て」
くる 原形だからそのまま
くる と言われて続くのは とき=くるとき しかない だから連体は「とき」
くれ と言われた続くのは ば=くれば しかない だから仮定は「ば」
こい これは命令だ
ボクにはこれが一番簡単に覚えられる方法だった
ストレスフリー
未然・連用・終止・連体・仮定・命令の順はどの方法にせよ別途覚えないといけない
まぁこれは3回唱えれば語呂で覚えられる範囲
道順的には、1で覚えるのが最短距離
でも何回読んでも覚えられない
というか思い出すためのフックがない
というかストレスがある
記憶作業のイヤなところ
3は道順的には3⇒2⇒1と辿らないといけないので遠回りになっている
でも「こ・き・くる・くる・くれ・こ」は3回で覚えられる
思い出しやすい
記憶作業のイヤなところがない(ボク的には)
地図で見ると最短距離だけれど高い山を越えるルート
遠回りして平坦な道を行くルート
どちらを選ぶかは本人の能力次第ということです
ボクは軟弱なので平坦な道を選びます
ランダム記憶については
実際、今もボクはまず3を思い出し、そこから3⇒2⇒1の順で再構築していった
1の形では覚えていない
フックとはこういうことです
覚えやすく、それだけでなく「思い出しやすい」形で覚えるということです
必ずしも完成形で覚える必要はないわけで、思い出しやすい形で思い出して、
それをきれいに再構築する力があればいいだけです(これは論理的思考の範囲)
ランダム記憶という苦痛を和らげる方法です
ちなみにこれは今週の中1の国語の授業でやったんですが
これって中学でやるんだっけ?
フォノグラフィックメモリー(音記憶)があるボクは
文法の授業が倉持先生(小学校の担任)の声で再生されるんだけど....
タケトラやツクイ(中学校の国語の先生)の声じゃ絶対ない
だからボクはこ・き・くる・くる・くれ・こ は小学校でやってるはず
まぁこれを知っていると何がいいのかって、授業以外でこれを使ったことはないけど
従ってこれを思い出したのはほぼ40年ぶりだけれど、すぐ出て来たw