ないんです
というか、ボクは知りません
日本語だと、なんでもかんでもすごいで表せるじゃないですか
足が速くてすごい
頭がよくてすごい
かっこよくてすごい
おいしくてすごい
なんでもすごいんです
足がすごく早い
頭がすごく良い
すごくかっこいい
すごくおいしい
これとは意味が違うでしょ?
上のグループは、すごいのはその人、モノを指しています
下のグループは、速さ、良さなどの度合いが非常に強いことを表しているわけです
英語には上に相当する言葉は無いんです
下しか無いんです
英語では、というより西洋の文化ではと言い換えた方がいいのかもしれません
感覚がないから言葉として存在しないんです
ボクは、これを日本が線を引かない文化ということの一つの表れであると感じています
「それとこれとは別」であれば、足が速いことが意味するのは足が速いことだけ、ピリオド
それが、足が速いという一つの特徴が、その人全体を表すすごいになってしまうのが日本の特徴だなぁと感じています
何かがすごいとその人全体がすごいんでしょ?
思ってない?まぁ思ってないんでしょうけど、だとすると文字通りの意味で言ってませんよね
ますます日本語むずかしい~
ってなってます
英語にもね、それっぽい言葉はいくつもありますよ
あるんだけど、ボクの感じている日本語の「すごい」の意味に相当するオールマイティな言葉は存在しません
He is great because he runs fast.
こんな言い方したらちんぷんかんぷんなんです
(いや、まぁボクの日本語解釈が間違っているのかもしれませんけど)