昨日は発音とスペルの話になっちゃたけれど、
本当は文法のことを書こうと思ってた
どちらもボクはビジネス理論からアプローチしていて、その表面的な内容以上に、社会で生きていく上での示唆に富む内容だと思っている。
何年も勉強しているのに全然英語が話せない
ってのはよく聞く
実際みんな下手くそで何言ってるかわかりゃしない
文法からやるからいけないんだ という人がいる
浅い
文法を文法「だけ」やってるからだよ
記憶するけど思い出し方を考えてない と以前に書いたけれど、同じこと
これを手段の目的化と言う
第一文型 SV
第二文型 SVC
第三文型 SVO
第四文型 SVOO
第五文型 SVOC
これを、「この文章は第何文型だぁ?」とやってるから身につかないんじゃないの?
だって解読することしかやらないんだもん
で、最終的な出来上がりの答は イチ!とかゴ! なんだもん
本来やるべきは、差分分析だと思う
ボクは若くから世界に出た
世界にはいろいろな人がいて、いろいろなことが違う
キンタロー飴のみんな同じ・みんな仲良くなんて幻想は木っ端微塵に砕ける
日本の学校で教えてることは嘘だ
みんな仲良く
これは目的
だけどみんな違うとなると、そこで目的達成するためには、どんな差があるのかをまず知らないといけない
【線を引く】
言語には語順言語と、格助詞言語というのがある(呼び方はいま俺がつけたので正式にはなんていうか知らない。そんなのはどうでもいい。
一般的にはSVO言語とSOV言語とか言うらしい。はじめて知った。)
日本語は格助詞言語
「は」とか「を」とか格助詞をつけてその単語の格を表す。(そもそもだから格助詞っつーわけで)
だから語順によって意味は変わらない(強調とかニュアンスは変わるけどさ)
ア わたしはあなたにペンをあげる
イ あなたにわたしはペンをあげる
ウ わたしはペンをあなたにあげる
エ ペンをわたしはあなたにあげる
全部一緒の意味(強調したいものは違う)
格助詞言語はウラル・アルタイ語族の言語に多いんだそうだ
つまり大雑把に非中華アジア人種のことば
インド、ハンガリー、フィンランドとかがあげられる
(一応言っとくとハンガリーとかフィンランドは欧州にあるアジア民族国家ね。中学の知識のはず。社会の先生が正しく脱線していれば。
教科書には載ってないかもだけど。)
英語は語順言語
単語の順番で格を表す。(ここが重要なんだけど、ボクの学校ではそうやって教えてなかった。英語を使ってて自分で気づいた。
そんで、中学生に教えるようになって、自分の経験を帰納して得た法則を調べてみて、Eureka!となった。)
ア I give you a pen
イ You give me a pen
ウ I give a pen you(* 文法的には第2目的語には代名詞は来ないんだってさ。そう言われてみればそうだけど、知らんがな)
エ A pen gives me you
全部意味が違う
I give you a pen これ、第四文型
主語は最初に来る。1番目の目的語に2番目の目的語をするというのが英語のルール
知っておくべきはこっちじゃないの?
I give you a penは第四文型なぁ
これを第三文型にするときは前置詞入れるんだぞぉ
I give a pen TO youなぁ
とかやられても「センセー何言ってるの?」と中学時代のボクは感じた
結果、文型なんてこの前教えるために覚えたw
文型なんてものは、体系立てて考えた結果(帰納)できたもので、その結果を覚えさせても使えなければ意味がない
つまりは、文型はセンセーのアンチョコであって、アンチョコを生徒に覚えさせてもテストの点は取れても実際には使えるようになってない
演繹のトレーニングができてないから
第何文型ってわかるだけじゃ古文書の解読と変わらない
I give you a penとYou give me a penでは意味が違うということを実感させた方が意味があるんじゃないの?
ボク、文型なんて全然興味がなかったので今まで覚えなかったけど、英語ペラペラだもん
誰かがまとめてくれた法則をタダ乗りして法則だけ覚えても実際使えないっしょ
非ネイティブとして言語を習得するためには体系立てて理解することから「はじめる」のはやむを得ないことだと思う
でも今の日本の英語教育って、「はじめる」んじゃなくて、それで「全部」でしょ
演繹しなよ
因みに文型って未だに教えてるのって日本だけなんだって
文型はイギリスで整理されて、一時は世界で教えられてたんだけど、みんなちんぷんかんぶんだから教えるのやめたんだってさ