デンマークの夏休み その3 | 日刊「きのこ」 skipのブログ

デンマークの夏休み その3




北欧の冬は太陽が少ない。
いやほとんどないという感じだ。
それだけに北欧の人々の
太陽を待ち望む気持ちは強い。




デンマークの夏休みは6月の終わりに始まる。
7月いっぱいは夏休みで、
8月の第一週ぐらいに新学年が始まる。




夏休みの基本的な考え方は、
一年中で一番いい季節、
つまり、太陽の長い季節は、
大いに楽しもうという発想だ。




そして、日本の夏休みと大きく違う点は、
夏休みは学年末の休みであることだ。
つまり、学年末には
宿題も出さないのが普通なのである。
日本では最近春休みの宿題なんかも
増えたようだが、昔は基本的になかった。



デンマーク人の考え方は、
夏休みにはそのときにすべきことをする
というものだ。
つまり、一番季節のいいときに、
その自然を一番楽しむということだ。



ドイツとそんなに気候が違うわけではないが、
ドイツの夏休みは7月終わりから
8月いっぱい、つまり日本と同じである。



デンマーク人は、お隣りの
ドイツよりひと月夏休みを先取りして、
ドイツ人の休むハイシーズンをさけて、
一足お先に、旅行なんかも

楽しめるようにできている。


デンマーク人の教育思想は、
人生は楽しいもの、今を楽しむもの」である。
子供は人間形成の非常に重要なときであり、
将来のためにコツコツと」ではなく、
子供は子供のときにしかできないことを、
しっかりと経験しておくこと

それが人生を豊かにするというものである。



いわば、「性善説」が
デンマーク教育の基本であるといえる。

子供らしい子供時代をおくることが大切
とされ、子供に早く大人になることを強要しない。



また、大人もその子供たちにつきあって、
一緒に遊んでくれているようだ。


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デンマークはライエ・ゴッツの国なのだ。
ライエ・ゴッツ(lege godt)とは、
デンマーク語で「よく遊べ」の意味。

子供たちが遊んでいると、
大人たちが、しばしばかけることばである。

お母さん、
イェンスの家に遊びに行ってくるよ

そうかい。よく遊びなさいよ
って感じでよく使っている。



もちろん、もうお気づきの方も
いらっしゃるだろうが、
このライエ・ゴッツの頭文字がとられて、
デンマークの天才的おもちゃ、
LEGOの名前になっているのだ。


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デンマークの夏休みのキーワード、
それは、大人も子供も、
ライエ・ゴッツ(よく遊べ)
なのに違いない。



次回は日本の夏休みについて少し考える。