うれしいルシアの日
聖女ルシアの日です。
もともとスウェーデンのお祭りだったものが、
デンマークでも同じように
お祝いするようになってきました。
古くは、やはり冬至祭だったと思われます。
クリスマス12月25日は冬至に限りなく近いのですが、
冬至に先立つこと10日ほど。
この日を迎えると、
いよいよクリスマス(冬至)も間近という気持ちに。
まぁ、クリスマスの前祝いみたいな感じでしょうか。
北欧の暗い冬を、楽しく彩ってくれる
大切なお祭りのひとつになっています。
聖女ルシアについての解説は、
いろいろな人が書いているので
ここでは省略いたします。
お盆の上に目玉を載せているのが特徴です。
お祭りの日には、
聖女ルシアに扮した若い女性が、
たくさんのお供の女性をつれて、
歌を歌いながら行進します。
聖女ルシアは頭に、
火のついた本物のロウソクが
ならんだ冠をかぶっています。
(八墓村を思い出す日本人も多いです)
それにしても
「本物のロウソクなんて大丈夫?」
と思うのですが、
北欧ではロウソクは日常生活でよく使います。
わが家でも夜はたいていロウソクを灯していました。
それだけにロウソクの質は非常にすぐれています。
ダラダラと溶けたロウが流れ落ちているのは、
とってもダメなロウソクです。
いいロウソクは溶けたロウが流れ出ることはなく、
キレイに灯りつづけます。
とにかく顔にロウが流れてくるなんてことはありません。
デンマークでは驚くことに、
クリスマス・ツリーにも、
本物のロウソクを灯すことがあります。
これって、火事にならないか心配なんですけどネ。
話を戻します。
このルシア祭のときに歌われる歌が、
「サンタルチア」です。
デンマーク語の歌詞と日本語訳をつけた
動画をyoutubeにアップしておきました。
youtubeを開くのがめんどうな方のために、
歌詞と訳を載せておきます。
Nu bæres lyset frem さあともしびをかかげて
stolt på din krone 堂々とあなたの冠に
rundt om i hus og hjem 家じゅうに
sangen skal tone うたごえはひびくでしょう
Her ved vor ønskefest 待ちに待ったお祭りよ
sangen skal klinge 歌はひびきわたり
gaver til hver en gæst 贈り物をどのお客さまにも
glad vil du bringe 幸せを届けましょう
nu på Lucia-dag 今日はルシアの日
hilser vort vennelag おともだちにあいさつを
Santa Lucia, Santa Lucia 聖ルシア! 聖ルシア!
skænk os af lykkens væld 幸多き富をもたらしますように
lige til livets kvæld 命の前夜ももうすぐ
Santa Lucia, Santa Lucia 聖ルシア! 聖ルシア!
(日本語訳:skip)
もとの曲はイタリア語だと思います。
こちらの歌詞と意味は次のとおり。
Sul mare luccica, l'astro d'argento
輝く海 輝く星空
Placida e` l'onda prospero il vento
波は穏やかに、風は軽やかに
Venite all'agile barchetta mia
私の小舟よ 軽快に進め
Santa Lucia! Santa Lucia!
聖ルチア! 聖ルチア!
(h ttp://www.worldfolksong.com/songbook/others/santalucia.htmより)
目をえぐられた聖女ルシアは、
光を失った象徴でしょう。
それでも彼女は信仰の中に
光を見出していったのです。
長くて暗い北欧の冬で、
信仰の中に光を求めるお祭り、
ルシア祭は、明日です。
娘のいる家庭では、ルシア祭の朝は
娘が父親を起こしにいくとか、
娘が父親にコーヒーをサーブするとか、
聞いたこともあります。
このブログを読んでくださった
みなさまにもいい聖日でありますように。