「糸まきまき」の原曲:本邦初公開 | 日刊「きのこ」 skipのブログ

「糸まきまき」の原曲:本邦初公開

この夏デンマークで調べてきたことの一つ、
ようやくアップすることができます。


日本で一番知られているデンマークの歌は、
実は「糸まきまき」の歌なんです。

デンマークがオリジナルなのは、
けっこう知られているのですが、
では、何というどんな曲かというのは
ずっと日本でも報告されたことのない事実です。
本邦初公開の情報」です!

このためにユーチューブ動画を作って、
sengoku38という名で)投稿しましたので、
ここにご紹介します。




動画を見るのが
面倒くさい人のために、
歌詞と訳を載せておきます。


"Først den ene vej" (最初はこっちむき
またの名を
"Skomagerstykket" (靴屋のうた
作者は不明です。


Først den ene vej   最初はこっち
og så den anden vej それから反対
og tju og tju      シュッシュッシューと
og skomagersdreng  靴屋の小僧
(gentage)   (くりかえし)

Skomagerdrengen er et svin 靴屋の小僧はブタだもん
for han drikker brændevin  キツいお酒を飲むからさ
(gentage)  (くりかえし)
(日本語訳:skip)


動画にも解説を載せておきましたが、
デンマークでいうsvin(ブタ)には、
貪欲だとか卑劣なヤツという意味もありますが、
それよりもっと普通に使います。
たとえば、子供がいたずら書きをして
部屋の壁にクレヨンで絵を描いてしまったり、
食事をするときに、やたらと周りにこぼしたり、
そういう散らかした状態なんかも
「ブタだね」などと表現します。

「で、チュ、で、チュ」という擬態語は
「シュッシュッシュー」と訳しましたが、
ひょっとしたら、「チマチマチマと」
ぐらいのほうがいいのかもしれません。


アメリカではこの歌は
"Wind the bobbin up"
という名で、なんだか長くなって
いるようですが、
幼児英語教育の定番
"Head, shoulders, knees and toes"
と変わらないような感じになってしまってますね。


では、最後におまけ、
初音ミクさんの
「糸まきのうた」で、
みなさんも手遊びをどうぞ。