当麻寺というと子供が麻薬のことかと言いました。
先週の日曜日、
仕事がちょっと速く片付いたので、
竹之内峠(たけのうちとうげ)をこえて、
二上山のふもと、
当麻寺(たいまでら)にお参りしてきました。
竹之内街道は、古く、
聖徳太子や小野妹子も通った道です。
そのふもと当麻といえば、
垂仁天皇の御代、
当麻蹴速(たいまのけはや)が
野見宿祢(のみのすくね)と争ったという
日本相撲の発祥の地でもあります。
中将姫です。
天平期の伝説のお姫さまなんですが、
女性の信仰を集めてきました。
津村順天堂は、中将湯という婦人薬を
明治26年から作り続けています。
美しいイラストですね。
さて、この中将姫が
若くして出家したのが、
この当麻寺です。
奈良のことだけにやっぱり国宝だらけ。
国宝では驚かなくなってしまいます。
苔むした土塀も、あはれにいとをかし。
池に映る塔の九輪も美しく、おちついた感じ。
このお寺には三重塔が東西両塔のこっていて、
それでいて伽藍全体は西にむかって奥まっていく
ちょっと変わった配置になっています。
こちらが本堂。
この本堂には、
中将姫が一夜にして織り上げたという
曼荼羅がかかっています。
もちろん、伝説にすぎませんが、
古くから信仰を集めてきたことは事実です。
昔は、お坊さんによる、解説(説教)も
聞かれたそうです。
その一節が紹介された動画がありましたので、
最後の部分だけ文字化してみますと、
「上は上品上生(じょうぼんじょうしょう)より、
中品中生(ちゅうぼんちゅうじょう)、
下品下生(げぼんげしょう)に至るまで、
三福九品(さんぷくくぼん)の曼荼羅も、
一目に拝ましくださるも、
これひとえに中将法如(ちゅうじょうほうにょう)の
ごおん徳なれば、
おのおの慎んでご拝礼を~」
思わず合掌したくなる名調子でした。
こちらが本堂より奥手にある西塔。
築地塀もくずれてたりするところが
いかにも奈良らしいです。
おや、ポツポツ雨が降ってきました。
雨に濡れる屋根もまた風情があります。
今日はここらで帰りましょう。







