さらばデンマーク
長々と綴ってまいりました
デンマーク旅日記ですが、
レゴランドも終わって
あとは駆け足に、
綴ってしまいましょう。
レゴランドのあるビルンBillundを離れて、
南ユラン方面を旅します。
まずはリーベRibeの街です。
この街は前にご紹介した
ダウマー姫
ゆかりの古い街です。
夜には、「夜警の歌」の
夜警とともに街をまわる
観光ツアーもあります。
ところどころでガイドしてくれます。
参加無料です。
ドイツ国境近く、
ガレフースGallehusという小さな村の
なんにもないところに、
黄金の角杯Guldhorneneが
発見された場所があります。
この話は、長くなるので
今回は、割愛しますが、
旅行の目的地のひとつでありました。
トゥナTønderの街角で、
サイクリングの旅人を撮りました。
そこから国境をこえて、
ドイツのフレンスブルクFlensburgまで
行って、またデンマークに戻ります。
国境を越えるといっても、
検問も何もありません。
ぼくが最初に来たときには
パスポートコントロールがあったんですがねぇ。
今となっては昔のことです。
かつてドイツと国境問題で
戦争をした地。
デュブルDybbøl要塞にも立ち寄りました。
スナボーSønderborgのお城は、
「ストックホルムの血浴」で有名な
クリスチャン2世が
17年にわたり幽閉されたところです。
そこから大急ぎで南シェランの
ホームタウンまで帰りました。
それからは比較的ゆっくりとして、
またコペンハーゲンに行って、
国立美術館に行ったりしました。
この国立美術館は、
ものすごくたくさんの絵が
かかっていて、
マチスやモジリアーニや、
ピカソやレジェなどもいっぱいです。
だけど、入館無料なんです。
またかつての同僚カイ先生の家に
およばれして、
先生の若い頃の写真をみせてもらったり、
(王室の衛兵をなさってたんです)
ヴァイキング時代の遺跡
トラレボーTrælleborgで、
復元されたロングハウスを見たり、
とにかくのんびり、
懐かしい想い出の地をまわりました。
デンマーク最終日の夜、
昔お世話になっていたおむかいさん
のおうちで、みんないっしょに
ドイツ・デンマーク戦を観ました。
もちろん、みんなデンマークの応援です。
2点先取されて、窮地だったのですが、
そこから、なんと2点とりかえして、
2対2の引き分けでした。
名残つきない
デンマークのふるさとを、
とぼとぼ夜の散歩しながら、
泊まっているアパートまで帰ります。
これが最後の夜でした。
翌日、おむかいさんに
もう一度あいさつに行って、
涙・涙の別れをして、
コペンハーゲン空港へ
向かったのでした。
日本に帰ってから、しばらくして…
デンマークで手配した
グロントヴィ全集が
届きました。
ともあれ、これでデンマークの旅日記はおしまいです。
最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。
旅も終盤となると淋しさばかりがこみあげて、
綴る力も落ちてしまいますね。
「蛤のふたみにわかれゆく秋ぞ」
芭蕉も「おくのほそ道」を江戸に戻るまでを書かなかったのは、
「野ざらし」の旅と同様に、旅への意気込みの高い前半が、
書いていても面白かったからではないかと思いました。


